それは基本的な僕のスタイル。別にポリシーではないが、結果的にそうなっている。
でも、グループツーリングも楽しい。ひとりのツーリングとは別の楽しみがある。
2台か、3台くらいまでで、走りも、ツーリングも、合間の語り合いも楽しめたら、
これは、願ってもない、邂逅のようなツーリングになるだろう。
以前も紹介した、若き日、1980年代のの根本健氏と、片山敬済氏の走り。
『ライダースクラブ』の特集企画として実施されたこのツーリングだが、
本当に楽しそうだ。
そして、当時のイタリアや南フランスなどでの撮影だが、かなり飛ばして走っている。
それでも、「ローリング族」のような走りではなく、公道の走りに徹して見えるのは、
二人ともプロとしてサーキットで散々走ってきたからこそ、
タイムを削り、相手を差すようなレースの走りとは、完全にモードを切り替えているからか。
上の動画は、ビモータdb1で走り回る二人だが、
VFR750Fと、XL600とで走っている動画もあって、こちらも大変に面白い。
なにより、圧倒的に片山氏にやられている根本健氏と、その後の二人の会話が、
それにしても、ふたりとも上手いなあ。
いまさら言うまでもないのだが。
その後、二人ともXLに乗り換えて走る動画と、語りもまた、いい。
db1で走った日と、VFR750、XL600と走った日は違うけれど、
走りのツーリングの楽しさが、存分に記録されていると思う。
公道での走りの楽しさの動画としては、僕の中ではこれが今でもベスト1なのだ。
本当に楽しそうに走り、語る二人。
大人と、やんちゃの同居の仕方が、素敵で、こういう意味での「オトナ」が
最近めっきり減ってしまったように思える。
ああ、走りたい。
安全に、楽しく、思い切り。
それは、恐らく、、
返信削除スゴく速くても「6割程度」の全快(←誤字ではなく)走行だからでしょう。
後の4割は安全のための余裕。。とか、何度もコメしてたかな?w
4割あれども、事故や転倒はあり得る。
されど、死や大怪我を避け得る。そんな気がします。
tkjさんこんにちは。
削除そうなんですよね。必死で攻めているときのオーラ(緊張感)が全然出てなくて、
程よい感じで遊んでいる(真剣に)、って感じです。
特に片山氏は、db1でも上体を低く構えることもしていなくて、
リラックスモード。試合前のアップ見てるみたいな感じで、
ずーっと走っていくのが、いいですね。
ラインも真面目な根本氏のラインに比べると、相当に「遊んで」るラインで。
>4割あれども、事故や転倒はあり得る。
>されど、死や大怪我を避け得る。そんな気がします。
これって、とっても大事なことだと思います。
絶対安全なんてあり得ない前提で、その上で安全を確保しようとし、
同時に走りの楽しさも得る…。
このバランスは、ネットの上ではわかりにくい…
ライブで、一緒に走らないとわからない「感覚」(=もの)なのかもしれません。
追伸
返信削除背景画像は、白き羊蹄山 でしょうか?
CBRさんと一緒に観るのは不可能でしょうが、観てみたいです。
tkjさん、そうです。雪の羊蹄山ですが、5月の連休の頃は、道はもうドライですが、羊蹄山には結構雪が残っているので、CBRさんと見ることは可能です。(^^)
削除僕は富士山をゆきかぜに見せてやりたいです。
おっきいぞーって。
あまりにも気持ち良く、あまりにも楽しそうで、
返信削除思わず書き込みしてしまいました。
走ることの純粋な楽しさ。
根本氏と片山氏に、樹生さんの走りを想像し重ねながら見入っていました。
そうか、そうだったんだ・・・
いつも気付いていましたが・・・
樹生さんの想うモ-タ-サイクルライフは、
ここにあったんだと、そんな気がします。
とても素敵なモ-タ-サイクルライフの映像に感謝です!
selenさん、こんにちは。
削除ありがとうございます。
XL2台で走るシーンで、片山氏がごろんと転ぶシーンがあるのですが、これもまた、いいですよね。
アルプス山系の端の方のこんな高いところまで、バイクの乗り入れがOKになっている。
(80年代でも、乗り入れ禁止の山は多く、そのあたりは当時の日本よりも断然厳しくて、
でもそうした自然保護の運動の中でも、一部をバイク乗り入れ可能として残しているあたりが
当時のヨーロッパ(南フランス)のモータリゼーションの洗練を感じます。
もちろん圧倒的に乗り入れ禁止のところが多く…というよりも積極的にここはいいよ、と言って、それ以外は絶対にダメ、ということだったらしいですが)
VFRの動画では冒頭で根本氏の「向き変え」が見られますね。片山氏もdb1で駆使していて、公道を走るうえでの「向き変え」の効能は、言葉を重ねるよりもこの動画で一目瞭然だと思います。
思い切り走り、語らい、また走り…。
互いの走りで会話し、その会話について、休憩時に言葉でまた会話し…。
最高ですね。
これに、どしゃぶりの中をずっと走り続ける苦行みたいなシーンと、早朝や夜間の、
慎重に、疲労と集中力を測りながら距離を伸ばしていくシーンが加わると、ほぼ、
僕の考えるツーリングシーンになります。
やんちゃなのに、荒くなく、遠慮ないのに、偉そうでない。
とても素敵な生意気さが溢れている(実力も世界級だから生意気はおかしいですが)
そんなあり方が、とても好きで、ずっと前から、憧れています。
今からの僕はもっとマージンを大きく、もっとゆっくりゆっくり走ることになると
思いますが、「30kmでも、200kmでも、楽しみは同じ。」
というのは、本当にそうだなあ…と、改めて思ったのでした。
ネモケンさんは昨年の培俱人祭りに来てましたね~。もう頭が真っ白でした。
返信削除画像で片山敬済との走りを久しぶりに見ましたが、スムーズで水が流れるかの様。
㏈1は今見てもカッコイイね。レーサーに近い。ドカの強心臓と軽さをスッポリと包んだカウルの
美しさは、これぞイタリアンと思えるモノでした。今でも憧れです。
二人の走りは上手いよね~。なんて云うか速いのに余裕があって、バイクの走りを愉しんでいます。
古城が在る丘を走るシーンは羨ましいね~。カフェにバイクを乗り付けてマッタリなんて今なら
有りそうだけど、ヨーロッパでは既に当たり前だったし、文化になっています。
カルチャーショックを当時、受けましたね~。
いちさん、こんにちは。
削除根本健氏は今年70歳。山田純氏もたしか69歳になると思います。
加曾利氏も70歳を越えました。
先輩たちが元気に、素晴らしく、走り回っているのを知ると、
励みになりますし、まだ時間はあるんだと、少しほっとしたりもします。
ひとりひとり、バイクライフの時間は、違っているものなのですけれど。
50代後半のバイクライフを送り、それから60代、70代と、
できればバイクとともに生きて行きたいと思っています。
カフェにバイクで走っていく話、昔ですが、広島県の羅漢峡(今も定番のワインディングコースですが)に喫茶店があって、その前にバイクがずらっと並んで、コーヒーを飲み、そこからまた走り出す…というのがありました。80年代後半から90年代くらいだったでしょうか。
今はどうなんだろう…。
また、広島県の太田川沿いに「休日の家」っていうログハウスの喫茶店があって、そこに走っていって珈琲いただいて帰ってくる…というのが、大学の仲間内でひそかに流行っていました。
素敵な喫茶店、多くのライダーが集まるのでなくても、そういう店を見つけて、そこに走りに行くっていうのも、楽しいですよね。