2013年7月28日

V7スペシャル燃費報告1




我が家のモトグッチV7スペシャル(2012) 「ゆきかぜ」号の今の所の燃費を見てみよう。
新車で受け取ってから、まだ慣らし運転中のデータだ。
今までの給油回数は6回。7月はほとんど走れていないことがわかる。

回数日付給油値段走行距離総走行距離L単価区間燃費
12013/5/2615.93246914155
22013/5/318.511345205.7220.315824.17156
32013/6/212.11912287.8508.115823.78512
42013/6/914.782335381.588915825.81191
52013/6/228.31311200.8109915824.19277
62013/7/2614.982412375.3147416125.0534

セルフスタンドでの自分で入れる満タン法の計測なので、誤差は大きめだと思う。
初回はタンクが空に近かったので、14キロの時点で入れている。これは受け取って10km走ってすぐの給油だ。
実はこの時の給油量が一番多かった。
総走行距離での総合燃費を計算するときには、ここの部分は除外して計算しなければならないだろう。14km走行で15.93ℓ消費したわけではないのだから。
ナラシであることからそんなに走行条件は大きく変わっていないが、だいたい24km/ℓから25km/ℓ程度と見ればいいか。

V7はハイオク指定。単価がレギュラに比べ、リッター10円くらい高い。
それでも25km/ℓ行くなら、まあまあといったところか。

タンクのリップまでという説明書を無視してもう少し上まで入れれば、ワンタンクの航続距離もまだ伸びるだろう。(するかどうかはまた別だ。)
25km/ℓ行くと仮定して、22ℓのタンクをすべて使いきれば、計算上550km走れることになるが、それはさすがに無理だろう。

2000kmのオイル交換まで、もう少しだ。
 

2013年7月27日

修理完了。

今日、V7がズームさんから家に帰ってきた。
フロントタイヤの空気が抜ける症状の修理が終わり、今日の夕方、ズームさんに赴き、受け取って乗ってきたのだ。
パンク原因は、フロントホイールに施したシールテープが一部はがれたこと。
スポークホイールのリムにチューブレスタイヤを履くための加工だ。
修理自体は一週間前に終わっていたが、またはがれたり、漏れたりすることが起きないかどうか、具合を見てくれていた。
今回の修理費用は、保障修理と言うことで無料。
しかし、シールをやり直すためにホイールを外し、丹念に、徹底的にリムを磨き、脱脂し、シーリングテープを貼り、また組んで空気圧を計測しながら一週間診ていてくれた。漏れはなし。
それでも万一のことを考えて、何度もチェックしてくれたのだった。


久しぶりの半屋内車庫。
お帰り。

帰りがけに給油した。
6月22日以来、一か月ぶりの給油だ。
375.3km走って、14.98ℓ給油。区間燃費は25.1km/ℓだ。
今回も320kmほど走ったところで燃料警告灯が点灯した。
給油時は取扱い説明書に従い、給油口の中にあるリップまでしか入れていない。
給油してすぐに走り続ける場合などはもう少し入れてもよさそうだ。
ワンタンク400kmは行こうと思えば問題なく行けそうな感じだ。
無理なく行くなら、300kmを越えたらそろそろ給油所を探し始める…というのがいいだろう。



フロントホイールは着脱し、磨いてリムの裏側にシーリングテープを貼っている。
アルミの地肌で、アルマイト処理していないので、テープの接着性にもしかしたら若干の弱さがあったのか、または、問題ないのか。
今までにこの加工で空気が漏れたことはないという。現にリヤタイヤは問題ない。
それにしてもホイールはきれいになった。

また、走れるね。



今週、妻が花を買ってきて、庭の縁に植えていた。
宿根草が並んだ。

ズームさんからの帰り、風がにわかに強くなり、雨の降る前の匂いがし始めた。
少しぼた、ぼたと雨滴を受けながら帰宅。
直後にざーっと降ってきた。

夏だ。

明日の日曜日も仕事である。

2013年7月19日

ノーマル?カスタム?


馴らし中のV7スペシャル、購入元のバイクショップZOOM(ズーム)さんがパンク(?)修理のために引き取りに来てくれて、現在はドックインである。チューブ化ではなく、シールの見直しの方向での修理となる。

写真は6月中旬に赤井川へ行った時のもの。
バイクの楽しみの一つに、自分に合うように改造していくことがある。
どんどん手を加えて行って楽しむ人もいれば、ノーマルのままを楽しむ人もいる。

僕はどちらかと言えば、中間的、中途半端的だ。
必ずやるのは、左右のレバーやブレーキ、シフトのペダルなどの位置調整。これは調整だから改造にはならない。
出荷時の角度にはメーカーの考え方が込められているから、買ってすぐには変えずに、まずは体を慣らそうとするが、ある程度乗ったところで必ず自分の体に合ったように調整してしまう。
適切なレバーの位置は、身長、腕の長さ、乗り方などでことなるが、僕の場合はいつも出荷時よりも少し高めに落ち着く。
左右ペダルは、ブレーキ・シフトともに出荷時よりも少しだけ低めに落ち着く。

ある程度の間隔を置いて、ちょっとずつ上げたり下げたりしながらベストポジションを探していくのだが、数か月で落ち着くことが多い。

今のところ、僕のV7は、レバーはそれぞれ上に上げたが、ペダルの位置は出荷時のままだ。
ペダルに関しては違和感を感じないからだが、こだわれば、微細に上下することになるかもしれない。とりあえず現状でも問題はない。
レバーは遠さを調整できる機構のついたものも多いが、V7は非調整式。しかし、これも今のところ、調整の必要を感じない。僕の手の大きさが設計とあっているためだろう。

サスペンション調整は、前は非調整式。後ろはスプリングプリロードのみ調整できる。
馴らしの途中なので、ここもあまりいじっていない。左右のプリロードを揃えたのみだ。
現在のプリロードは左右16.5mm。
馴らしが終わったら、『バイカーズステーション』誌でスポーツ度が高まるという、23mmを一度試してみようと思っている。


これは7月頭。洞爺湖に走りにいったときのもの。
さて、これらはすべて調整であって改造ではない。

改造してみたいところ…というと、いくつかないわけではない。

外見的には、
1 クリアのウィンカーレンズが好みでない。最初からオレンジレンズがいいと思う。
2 ヘッドライトはカットレンズが好みだ。

それくらいだ。
性能に関することでは、

3 サスペンションは、上質なものに換装してみたい。乗り心地とスポーツ性の両立ができるはずだ。
4 ステップ位置が今の僕の感覚では前過ぎる。適切な位置に変えてみたい。
5 ハンドルバーを少しだけ幅狭く、あと少し手前に絞っておきたい。

くらいが、現在の願望だ。

しかし、スタッフ、開発ライダーが実際に乗り込んで、考えて作り上げたマシンにはそうなる理由がある。それがコストとの兼ね合いの妥協だとしても、理由ある設定がなされている。
それをまずが味わいたい気持ちもある。

マヨネーズ味が好きな人が何でもマヨネーズをかけるのは、健康にさえ気をつけていれば勝手だろう。バイクも然り。危険性が増さない範囲の中で、かつ、合法の範囲の中で好きに改造したらよい。それが好きな人もいれば嫌いな人もいるかもしれないが、安全と法規に従っているなら、各人の好みは尊重されるべきだ。

前の愛車、GPZ1100も、ハンドルを換えてからずっと乗りやすくなり、疲れなくなり、性能も引き出せるようになった。手の短い僕には、ノーマルのハンドルでは遠すぎたのだった。

V7も、まずはイタリアの技術者たちの考えを、体で感じで乗って行きたい。
そして、それと僕自身の体や運転スキルとのバランスから、少しでもV7に近づけるように、いじるところはいじって行きたいと思う。

でも、まずはもっと走らないと、理解も進まない。
8月頭までの怒涛の仕事が少し一段落したら、8月は走りたいと思っている。

2013年7月16日

V7のリヤは固いのか?

僕のV7はフロントのパンク(?)のため、今は乗れない。
仕事もまた忙しい時期に入った。8月の4日まで、丸1日休める日はない。
本当にやれやれだ。

さて、
僕はブログをやる以外、ほとんどネットは見ないし、利用もしない。
しかし、この間、たまたまV7、V7クラシック関連のブログなどを見てみて、複数の記事でV7の「リヤが硬い」、「バネレートが高い」、などの意見を見た。

確かに僕の「ゆきかぜ」号では、リヤサスの貧弱さというか、「安さ」は感じていた。
路面のちょっとした段差や凸凹などの吸収性が低く、どうもバタバタする感じなのだ。
シャフトドライブゆえのバネ下の重さや、構造上のアンチスクワットからくるツッパリ感のせいか、単にリヤショックにコストがかかっていないせいだと、僕は思っていた。

乗っていて、少しの乗り心地の悪さ、路面追従性の少しの悪さは感じるものの、バネが硬いとは思っていなかったのである。

しかし、どうもV7のリヤは固い、と思っている人が多いらしい。
そういえば、僕のV7はリヤサスのバネは単一のレートでなく、2段レートになっているが、V7クラシックの時は単バネだったように思う。

ちょっと以前の画像を見てみたのだが、


確かにサスの下部がダブルナットになっているクラシックのスプリングは、シングルレートである。


一方、「ゆきかぜ」はダブルレートだと思うのだが、バネの下の方がピッチが細かくなっている。



横からみた写真でもそれは読み取れる。


一方、V7スペシャルの、日本に来る前に発表された欧州版の早い時期の写真を見ると、エンジンは新しくなっているが、リヤのバネはシングルレートである。サスの下も部分もダブルナットだ。


さて、そして最近でも雑誌に見かけることも多いV7スペシャルの写真を見ると、リヤはダブルレートだ。そしてナットはシングル。

モトグッチはこの車体にしてからリヤサスの変更を行ったらしい。
おそらく乗り心地の固さについての指摘が多かったためだろう。
欧州のモデルは、特にアナウンスをしないで細かいところをちょくちょく直してくると聞くが、これもそうした「改善」の一環なのかもしれない。

だが、ちょっと解せないのは、確かに足はバタバタするし、ギャップで少々撥ねたりもするように思うが、それはバネが固いからではなく、減衰装置が安いからではないか…と僕には思えたことだ。
V7の足そのものは固いとは思わなかった。
固くで縮まないから撥ねるのではなく、伸びる方向にしなやかにすっと伸びてくれないために路面追従が遅れて結果的に撥ねているのではないかと思っていた。

リヤの二段バネ化は初期の動きを多くして固さを感じないようにしたものだと思うから、その恩恵で固く感じなくなったのかもしれないが、伸び側の減衰の問題ではないか…という感覚は、まだ消えない。

V7の「取扱書」には、サスも馴らしが必要と書いてある。
初期の固さが取れると、乗り心地も改善されるのかもしれない。

また、リヤが硬いと書いてあった記事の一つにはフロントサスが柔らかすぎるというような趣旨のことも書いてあったように思う。
ブレ―キングでフロントが入りすぎてフルブレーキができないというのだ。

これも驚いた。
僕はまだ本当のフルブレーキを試していないが、少々きつめの減速は何回も行っている。
その時に、フロントが入りすぎる感覚は一度も味わっていないからだ。
もしかしたら、フロントも内部が変更になったのか?

V7のブレーキはフロントシングルだが、今のところ、制動力の不足は感じたことがない。
ブレンボのブレーキシステムは、初心者をターゲットにしたこのモデルにふさわしく、初期からガツン!!と効くセッティングではなく、強いブレーキングには相応にレバーを引きこむことを要求する設定だ。しかし、扱いやすい。力を込めただけ、きちんと比例して制動力が高まるから、安心してかけることができる。

最近のSSは前輪の受け持つ荷重が増え、停止状態でも50パーセントを超える例もある。それに強烈なタイヤのグリップと高剛性のフレームで、掛け方を雑にしなければ、スリップする前に後輪が浮き上がってくるほどの制動力を発揮する。
対してV7スペシャルは後輪の荷重が大きく、フロントフォーク径も40φ、フォーククランプ部も華奢でフレームもしなやかだ。ブレーキングには後輪も同時に使うのがどうもこの車体の本来の姿だ。

GPZ1100の時はあまりコントーラブルでない後輪ブブレーキを併用するよりも、ハードブレーキの時は前輪だけに集中する方が有効だった。(ゆるいブレーキングの時は後輪も姿勢制御に使えた。)
しかし、V7は後輪もブレーキングに使うようだ。
これも本当のフルブレーキをしていないから断定できないが、おそらくはかなり広範囲で後輪ブレーキを積極的にコントロールした方が楽しく、安全な車体になっているようだ。

もう2か月になろうというのに、まだまだまだまだV7の「感じ」がつかみきれていない。
しかし、乗る度に発見がある。
パンク(?)を直してもらったら、2000kmまで、高回転域の馴らしもして、
車体の理解も、進めておきたい。
休みはないが、少しの隙間時間を見つけて、安全第一で、体を慣らしていきたいと思う。

2013年7月13日

フロントパンク。


今日は3連休の一日目だったが、午前中は朝早くに職場に行って、帰ってきて少し家の庭の整理をし、午後からは夕方までまた職場で仕事をしてきた。

夜、明日に向けてバイクに給油しようと思ってカバーを開けて引き出したら、押し引きが少し重い。
注意して見てみると、フロントタイヤの空気が抜けていた。
パンクだ。
前回乗った7月1日には全く気付かなかった。

(写真は7月1日夕方に洗車した時のもの。この時は気づかなかった。)

タイヤを見てみても、刺さった異物を発見できない。
手押しの自転車用空気入れで空気を入れてみた。
けっこうスムーズに入る。
しかし、かすかに空気の漏れるシューという音がする。
音の出場所を探すと、リムとスポークの接続部分からだった。

本来このスポークホイールはチューブを入れる前提である。
しかし、リムの裏側にシールテープを貼り、空気が漏れないようにして、
チューブレス化してある。

6月1日の朝、リヤタイヤに釘が刺さっているのを発見した時は、このチューブレス化加工のおかげで自走できた。

しかし、今晩は前輪のリムとスポークの間から漏れているようだ。
とにかくは、購入先でもあり、GPZ1100でずっとお世話になったZOOMさんに診てもらわなければなるまい。

明日は久しぶりに走るつもりでいたが、3連休明けまではお預けだ。
休日もほとんどつぶれてしまう今年の僕の仕事状況からいえば、走れる日が一日潰れるのは、精神的にけっこう痛い。

自分で思ったよりも走れないことにがっくりきているけれども、まあ、仕方ない。
残念さを抱いて、直る日が来るのを待つ楽しみに換えよう。

それにしても、仕事が忙しくて、仕事疲れと走れないストレスが、思ったよりも溜まっていたんだなあ…、と改めて自覚したのであった。

2013年7月10日

雨の代休日

土日はびっしり仕事で、その代休が火、水のこの2日間になった。
でも、今日水曜日は午後から仕事だ。代休も何もない。

朝、昨夜からの雨が上がっていた。
7年半前の冬、この小さな家を建て、7年前、庭に夏椿と原種のヤマボウシを植えた。
その夏椿が背を伸ばし、二階の窓から花が見えるようになった。

我が家の土地は雛段造成地で、土は非常に貧しい。庭を作るにあたっては業者が土を持ち込んで植えている家も多い。栄養分なし、スギナと白樺しか生えないような土地なのだ。

そこに夏椿とヤマボウシを植えた。
最初の穴を掘ったときだけ、穴の下や周りに腐葉土を入れたが、そのあとは何もせず。
根付くまでは水をやったが、そのあとは水もやらず。
夏椿は2年間ほど、葉に黒点が出来たり、ひどい土地に苦しんでいたが、3年目からはなんとか順応したのか、持ち直した。

客土をしないのは、家を設計してくれた人の考え方だ。
痩せた土地でもそこに順応して生きる植物はある。表面だけ客土して栄養一杯にしても、その土の中でだけ根を張って伸びても、その外へ行けなくなって、結局は早く枯れるか、風などで倒れるというのだ。
それが正しいか、まちがっているか、それは知らない。
例えば、花を愛でたくて、一年草を植えるなら、土も入れる。
どうしても植えたい樹があるなら、重機を使ってでも土を大きく入れ替えて植えたかもしれない。
僕ら夫婦の場合はそうではなかった。


家の周りに緑があればよかった。
あまり庭にも熱心になれない僕や妻だから、美しいけれど手がかかる園芸種よりも、原種やそれに近いものがよかった。

家を建ててから3年間で植えられたのは、
ナツツバキ、ハマナス、イタヤカエデ、ヤマモミジ、キタコブシ、ヒメウツギ、ヤマブドウ、ユキヤナギ、ライラックなどで、痩せた土地に順応しやすいものから元気になっている。

クロッカスとチューリップの球根も植えたけれど、植えっ放しなので年々小さくなる。
ラベンダーは2株。これは毎年切り戻している。
ライラックは元気だ。

放置している庭なので、放っておくとだらしなくなってしまう。
カエデ類は晩秋しか剪定できないが、今度の休日には、少し庭の整理をしようと思う。

今日は今から通院だ。月一回の通院も、もう5,6年になる。
午後からは仕事。今日は夕方までの4時間だ。
久しぶりに喉が痛い。ここのところの過労が祟ったか。
こんな日には、雨もいいものだ。

2013年7月9日

羊蹄・洞爺ふらり散歩(帰宅・洗車)


家に着いた。
午後3時からの仕事、2時過ぎに車で家を出て、一仕事終え、午後6時過ぎに帰宅した。

今日はダートも走り、一部濡れた路面の上も走ったので、ほこりまみれだ。
ゆきかぜを買った時、ズームさんに注意すべき点はなりますかと質問し、「きれいに乗ってください」と言われている。
前のGPZは通勤にも使い、雨の晩に走ったまま翌日朝通勤に乗る、ということもざらで、しかも18年間の通勤先の駐車場はすべて露天でなぜか土埃が風で舞うという状況が共通していたのである。
もう外装はドロドロ、擦り傷でがさがさ、ひど~い状態なのだった。

そこで今回、V7ゆきかぜは、せめて最初だけ(?)でも、通勤には使わず、雨天ツ―リングもせず、走ったら軽く洗車、というサイクルを守っている。
初期劣化を少しでも食い止めようとの思いからだ。


夕方、僕らしくなくも、今日の汚れを軽く落としてゆきかぜをさっぱりさせてやろうと、園芸用のホースとノズルを持ち出して、シャワーを浴びさせることにした。
前輪が跳ね上げた泥がついているエンジン下部。オイルパンは本当にトレーを下からボルト止めしている感じだ。腹打ちはしない方がいいな。




シートは水で埃を洗い流す以外、何もしていない。
今、一番新車から遠ざかった部分だ。
しかし、すわり心地はよく、長時間でも尻が痛くなったりはしにくいようだ。



リヤ周りはチェーンがないので、オイル汚れが飛び散らないのが新鮮だ。
こちらはドライブシャフトがある側。
走行による汚れがついている程度。





さて、水洗いである。ノズルを「シャワー」にしたり「ジェット」(^^;)にしたりしながら、汚れを浮かせて洗い流していく。エンジンには耐熱ワックスをスプレーし、ふき取ることをしていたせいか、水洗いだけで多くの汚れを流すことができた。



シートは車体で唯一ワックス等を何もかけていないところだ。
シャワーをかけると、側面は水をはじくが、座面は撥水しない。
シート専用のワックスでないと、滑りやすくなってライディングに支障がでるから、どうしようか思案中だ。



シリンダーヘッドはこのモデルから造形が変わった。プラグはカバーの中に収められ、軟質プラスチックのカバーが上からはめ込んである。これは本当にはめ込んでいるだけで、指で簡単に外せる。周囲のヘッドカバーは見たところ、硬質プラスチックに見える。耐熱ワックスを施しているので、埃は水だけで洗い流せる。




タンクやフェンダー、サイドカバーにはシュアラスター社のワックス『インパクト・マスター・フィニッシュ・ジュニア』(998円)を掛けている。高級ワックスではないが、水をはじき、被膜で保護する効果はあるようだ。
買ってから、3回、掛けている。たしかシュアラスターのHPによると、ワックスは一月に1回程度かけてくれとあったから、ぼちぼちかけなければならないだろう。



マフラーにはクロームメッキにもいいというプラスチックワックスをうすく伸ばして掛け、ふき取っているのみ。
ホイールははマザースの『マグ&アルミポリッシュ』、スポークはプラスチックワックスで拭いている。
が、これを丁寧にやると、2時間以上時間がかかってしまう。
僕には今のところ、磨き趣味はない。ピカピカになることにそんなに喜びを感じないタイプなのだ。

今日は水洗いで汚れが取れたから、水気をふき取って終了にした。
次回は改めてワックス掛けをしてやろう。



「煙草屋から日本一周まで。」
一台でなんにでも使う。それが僕の今までのバイクライフのコンセプトだ。(僕は煙草も吸わないし、日本一周もしたことがないが)
今のところ、V7ゆきかぜは通勤に使っていないが、日常的にもバイクに触れていたい僕のなので、そのうち、使いだすかもしれない。『バイカーズステーション』誌では以前、V7の元のモデルとなったブレバ750で、中野氏が通勤等街中の足として使っていると言っていたことがある。トラブルフリーなようで、かつての、「イタリヤ車は楽しいが故障も多い」ということは過去のものとなりつつあるらしい。
この土日は仕事で全く乗れなかった。
ゆきかぜの馴らしが終わるのはいつの日になることだろう。

2013年7月4日

羊蹄・洞爺ふらり散歩(4)

道の駅『230ルスツ』にやってきた。
北海道の道の駅では、近くの農家の作物を直売しているところが多く、人気となっている。
有名なのはニセコの道の駅だが、この『ルスツ230』も季節ごとに採れたての野菜が格安で買えることで人気だ。
ちなみに「230」とはこの道の駅の面している国道230号線のことだ。



ゆきかぜに乗って、まだ一度もタンクバッグを使っていない。
いずれ、使うつもりなのだが、さすがに馴らし中にタンクバッグの擦り傷をタンクに大量につけてしまうことは気が引けた。(僕はいろいろ対策しても、結局バンバンに擦り傷をつけてしまうのだ。)
初めてのバイクの時から、僕は走る時にはタンクバッグを付けていることが殆どだった。
バッグの上面に地図を入れ、それを見ながら、脇道や田舎道を探して初めての土地を行くのが大好きだった。
今は、馴らしということもあり、もう何回も通って地図の要らない道を走っている。
だから、安物のデイバッグを背負って、そこにタオルだの雨具だのを入れて走っている。
ほぼ空身だから、少しの野菜くらいは買って帰れるのだ。


さて、今日買ったのは、ジャガイモと、ゴボウと、朝もぎのアスパラガスだ。
合計380円は安い。しかもその味は、信じられないくらい旨いのだ。
凝った料理法がもったいなく感じてしまうほどに(そう思うことが凝った料理に対してもったいない感想なのだが)、うまい。
アスパラは切り口からも切って数時間以内なのが感じられた。
夜、妻がベーコンで巻いて焼いてくれたら、本当に旨かった。
ゴボウは味噌汁に、ジャガイモ(メークイン)はポテトサラダになった。
これも、とても美味しかった。

バイクで野菜を買いに行く。

そんなツーリングも、時々はいい。



尻別岳を西に見て。
ルスツ村には夏は遊園地。冬は大規模なスキー場があって賑わう。
山と伏流水と、寒暖差の激しい気候がおいしい野菜を育てる。
夏本番のトウキビなどは、もう言葉にできないほど旨い。

さあ、帰ろう。
朝通った中山峠を越え、簾舞を抜けて帰る。


約300km弱。朝6:00から昼12:30までのツーリング。
ふらふらと散歩したような感じで、飛ばさず、写真撮影のためによく停まった。
シートはこれくらいではお尻が痛くなることはない。
ステップは、慣れてくるに従って逆に違和感を感じだした。
どうしてこんなに前に、しかも高いところにあるのだろう。
ブレーキング時に下半身だけで体を支え、尻をリヤシートとの段差に軽く当たる程度に下げてコーナリングすれば比較的シャープに曲がれることもわかった。
でも。やはりこのステップ、もう少し後ろ、かつ下でいいように感じる。
もう少し、体を慣らしつつ、考えてみよう。
そしてハンドル幅をもう少しだけ狭くして絞り角をわずかに増せば、今の僕にとってはぴったりくるポジションになりそうなのだが…。
まずはスタンダードを理解するまで(できるかどうかはわからないが)、ノーマルでいろいろと走ってみようと思う。

さあ、我が家はもうすぐ、昨夜から(というよりもここのところずっと続いている)肩凝りと頭痛は、今も僕を痛めつける。バイクで悪化、なんてことにならないように、気を付けてあと少し、我が家へ走って行こう。(つづく)

2013年7月3日

羊蹄・洞爺ふらり散歩(3)

壮瞥公園から洞爺湖の南側を巡り、西側でが外輪山に登る。
洞爺湖も火山のカルデラ湖だ。
そのサイズを見れば、非常に大きな火口だったことがしのばれる。

外輪山の一番高いところは、見上げても雲に隠れていた。
今はその山頂に大きなゴルフ場とホテルが建っている。
洞爺湖サミットの会場にもなった大きなホテルだ。


外輪山を登れば、東側が洞爺湖、西側には噴火湾と呼ばれる海が広がっている。
海のある西側を見晴るかすと、雲海が広がっていた。
あの雲の海の向こう側に本当の海がある。


そこから少し山を下りると山裾のゆるやかな斜面は放牧地になっていた。
いろんな種類の牛がいるが、ここはジャージー牛かな。
牛たちはゆきかぜが止まると、一斉にこちらを向いたが、エンジンを止め、しばらくおとなしくしていると、また悠然と草を食み出した。


もう少し下る。牧草地は斜面の間で終わり、平らな所には畑が広がっている。
霞みの向こうにうっすらと羊蹄山が見えている。
それにしても広大な畑の風景だ。
このあたりは、アスパラ、ジャガイモ、ゴボウ、長芋、何でもおいしい。


国道を逸れて、道道へ(道道とは県道にあたる地方道)、それも逸れて村道へ。
晴れた空。
低い位置にかかった雲。
羊蹄山は単独峰で1998mと高いから、風が当たって雲になることが多い。
晴れた空が気持ちよく、風が爽やかに吹き抜けていく。


道の正面には尻別岳。
そのふもとの「道の駅」で野菜を買って帰るのが、今日のツーリングの一つの目的だ。
さて、この交通量皆無の道を気持ちよく流して、
道の駅に向かおう。(つづく)

2013年7月2日

羊蹄・洞爺ふらり散歩(2)

洞爺湖にやってきた。
湖畔を回る、快適な道路。
何回来ても、また来ようと思う、素敵な場所だ。


天気は晴れだが、海からの霧が湖を曇らせていた。


洞爺湖半にある少年自然の家への短いアプローチは、両岸が桜の並木。
今日は葉桜、さらさらと。


洞爺湖一周の道。北から東側の道は道幅も広い。この写真では右側がすぐ湖。
木漏れ日の道がずっと続く。


洞爺湖の南東端、外輪山に登る壮瞥公園。
下に見えているのは湖畔の道の南側。奥へ進むと、昭和新山、噴火の記憶も新しい有珠山、洞爺湖温泉郷へと続く。
少し一休みしたら、また走る。
昼過ぎまでには帰らなければならない。(つづく)

2013年7月1日

羊蹄・洞爺ふらり散歩。(1)

6月最後の土日も仕事だった。
その代休が今日(7月1日月曜日)だ。しかし、午後3時から仕事が入っている。
仕事が忙しすぎて顔の表情がなくなってきた。
全身がだるい。手足がむくんでいる。肩凝りと頭痛も激しい。
V7ゆきかぜの馴らしも進んでいない。

せめての休日、朝早く起きてぶっ飛ばす…こともできず、鉛のような体を起こしたのは、午前5時だった。
ゆるゆると支度して、朝6時に家を出た。
午前中だけ、少し走ることにした。
2013/7/1 6:50 中山峠
ゆきかぜを引きだしてエンジンを掛け、すぐに出発する。
今日は中山峠を越えて羊蹄山を眺め、洞爺湖へ行って、野菜を少し買って、
昼過ぎに帰るつもり。
馴らしの途中のV7ゆきかぜは、距離計が約1230km。
だんだんエンジンの回り方も軽くなってきた。
今日からは回転の上限を5000rpmに上げる。
.……と言っても、中山峠をゆっくりと登る。
2500rpm近辺で感じていた振動は角が次第に丸くなってきた。
これなら、そんなに気にならない。
低速で少し引っかかり気味のエンジンレスポンスも、だいぶなめらか。
ミッションも入りやすくなったような気がする。
後は、高速域の馴らしだが、今日は乗り手(=僕)に元気もなし、ゆっくり行くことにした。
中山峠途中で止まる。
夏の日差しが眩しかった。
2013/7/1 7:31 喜茂別
中山峠を下りて、尻別川沿いの白い砂利を敷いたダートを、少し走ってみた。
中山峠では厚い雲に覆われていた羊蹄山が、徐々に姿を見せ始めていた。
畑では作物がこの春の遅さを取り戻そうとしているかのように、すくすくと伸びていた。

2013/7/1 7:38 喜茂別
ダートを少行くと、右側に木材置き場があった。
樹の材の、いいにおいがする。
数kmのダート走行は、ゆきかぜには初めてとなった。
フロント18インチ、リヤ17インチの前後タイヤは、砂利のダートでもそれほど不安はない。
車重が軽い分、GPZ1100のよりは緊張を強いられずに済むが、もちろん用心は必要で、転倒だけでなく、前輪による撥ね石に用心した。
段差の通過時に不要に腹を売ってオイルパンが割れたりすると、オイルが全部出てしまって走行不能になる。
まあ、このくらいのダートなら、そんなことはまずないのだが、それでも急に足を取られての転倒は十分ありうるから、慎重に、ゆっくり走った。
ごめんよ、ゆきかぜ。君の乗り手は、田舎道が好きなんだ。ダート、舗装に限らずね。


2013/7/1 7:47 喜茂別 
約25年前、初めてこの場所に来たとき、やはり季節は夏だった。
僕は20代で、ここに来た相棒はカワサキのGPz400F-Ⅱだった。
今51歳になり、相棒はモトグッチV7スペシャルに代わり、
夏の日差しが大好きだったのに、今はその陽射しにあえいでいる。
ここのところの頭痛は仕事のせいだが、それにしても、自分も齢をとったものだ。
だけど、走っている。
新しい相棒にいまだ戸惑いを抱いたまま、走っている。
3時から仕事だ。そして明日からは日曜日までまた休みなしの怒涛のウィークが始まる。
だから、疲れすぎないように、そして3時の仕事に間に合うように…。
頭の中でめまぐるしく、仕事の算段をしている自分がいる。
いや、やめよう。
無理に頭から追い出すこともないが、今できることはない。
貴重な、この時を楽しもう。
そう思いながら、まずは洞爺湖畔を目指した。(つづく)