2021年3月28日

motoGP2021開幕。予選バレンティーノ・ロッシのオンボード。

北海道も各地で積雪ゼロの便りが届き、バイクシーズンが到来しています。
そしてmotoGPも今夜、第1戦がカタールで開幕。
いよいよ2021シーズン開始の機運が、札幌在住の私の胸の中で高まってきました。
昨夜行われた予選では、ドゥカティのフランチェスコ・バグナイア選手がポールポジションを獲得、2位にはヤマハのファビオ・クワルタラロ選手、3位、マーベリック・ビニャーレス選手。フロントロー3台は、ドゥカティ、ヤマハ、ヤマハになりました。
そして驚くべきは4位のポジション。なんと、ヴァレンティーノ・ロッシ選手がゲット。
そのオンボード映像が、motoGPのオフィシャルサイトから無料でYouTubeにUPされています。

動画のはめ込みからの再生ができないように設定されているようです。上記リンクからYouTubeでご覧ください。

このオンボード映像。非常に見ごたえあり、驚きの連続なのですが、
いろいろすっ飛ばし、省略して、大きく2つだけ言いますと、
まず、非常に滑らかな走りということ。
表示されるバンク角、速度、ギヤポジション、回転数などから、こんなバンク角でこんなに加速するのか、とか、ブレーキングから旋回へのシームレスな展開など、驚くことだらけですが、とにかく非常にスムーズ。無駄を排してスムーズに走ることが、タイム短縮にも非常に重要になっていることを、改めて思い知らされます。
もう一つは、エンジンの回転数をすごく下から使っているということ。
こんなに下まで回転を落として走るのか…、と、これは想像以上。
もちろん、エンジン開発により、最高馬力を維持しながら低回転域もトルクとパワーをしっかり出していることもありますが、低速、限界バンクから240ps以上をいきなりくらわしても、バイクはどこかへ吹っ飛ぶか、完全にタイヤが空回りしてしまうだけ。電子制御でパワーを削るとしても、そんな高回転域から削りまくるのは、効率も悪いし、エンジンの燃焼にもよくない。もはや、100㎞/hを切る低速コーナーでは、motoGPマシンの高回転域どころか、中速域も使えないほど、パワフルになっていて、もっとも効率がいいのが、動画でもわかる通り、こんなに下から開けるのか!?というくらいの低回転域から開けていく走りになっています。
それにしても、カタール、ロッシ選手の動きを見ても、忙しく、しかも低速で旋回するコーナーが多く、ライダーにはストレスのかかるサーキットのようですね。いかに低速コーナーを処理して、高速域でスピードを乗せるか。かなりのクレバーさが要求されるように見えました。

カタールでは、ヤマハが例年いいですね。
「ハンドリングのヤマハ」、この低速域の旋回と繋ぎに長けたマシン特性は、今年も健在ということでしょうか。

ホンダの最高位は中上貴晶選手。
今年はチャンピオンも期待できます。

さあ、開幕戦、どうなるのか、今夜の生中継が明日午前2時レーススタートと、いきなりヘビーな日程(観る私にとってですが)。
しかし、今日は頑張って観戦したいと思います。

私とゆきかぜとの初ランは、4月2日以降になりそうですが、まずはmotoGPから今年のシーズンが始まりました。

2021年シーズン、今年も素敵なシーズンになりますように!!

2 件のコメント:

  1. ロッシ、予選ではクワルタラロに引っ張ってもらったからか速かったのですが、本戦ではダメでガッカリでしたね。またタイヤが悪いと言っていましたが、何だか昨年からずっとタイヤタイヤと言っています。ライディングスタイルが合わないのかな。その分、久しぶりにビニャーレスのぶっちぎりを見ることが出来ました。今年のヤマハは長い直線でも然程置いて行かれていないので面白いレースになりそうです。私は前はスズキに乗っていたこともありリンスやミルも応援しているのですが、ミル、最終コーナーで無理し過ぎたようですね。残念。昨年速かったKTMはどうした?

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    1. がたぱしゃさん、こんにちは。
      ロッシ、じりじりと後退していって残念でしたが、
      スズキはさすがの追い上げでした。
      今週末もカタールで、同じサーキット2連戦。
      さて、どうなるか、楽しみです。
      いずれにしても、今年も混戦模様。
      どうなるかわからない、観る側としては
      とても面白いレースが続きそうです。

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