その中に、「MOTO GUZZI V7 Special」のページ(10~11頁)があった。
現行モデル、一応国内では2014モデルと呼ぶのだろうか、そのSpecialモデルに、純正オプションの「クロームメッキラゲッジラック」(2万8035円)と「セミリジッドサイドバッグ」(7万5000円)を装着したのが、誌面を飾っていた写真だ。
車体カラーは往年のS1000を思い出させる、黒とオレンジ。
この色はかっこいい!
よりグッチらしく、精悍に見える。
モトグッチは去年の後半に円安による価格改定で日本円ではやや高くなっている。
僕の2013年モデルは104万円だったが、2014年モデルは112万円する。
同じく、V7レーサーは126万円、V7ストーンは99万8000円と価格が改定(値上げ)されている。
(BikeJIN 2014年4月号とじ込み付録、「銘品大図鑑P10~11より) |
上の写真のV7は、他にもセンタースタンドが付いているし、リヤのバッグを支える黒くて細いステーがリヤショックの外側を通っていたりするのだが、センタースタンドは僕も付けようと思っているパーツだ。
スポークとホイールも黒となって足元を引き締めているところも注目だ。
『BikeJIN』の評価は…それは本を手にとっていただくとして、高い評価でした。
対比用に僕のV7Special、ゆきかぜ号の写真を下に。外装のカラーリングでだいぶ印象が違う。
こちらのカラーリングは現在は廃止。
やさしい感じは、好みがわかれるところだろう。もともと、V7のエンジンとシャシーは、女性やエントリーユーザーの獲得を目指した、ブレバ750のもの。モトグッチでは、それにクラシカルな外装を与えて販売の拡大を狙ったのだろう。だから値段も押さえてやさしい外観で出したのではないだろうか。
ところが、V7クラシックはかなり好評価。V7ストーンとスペシャルに二分し、素のよさで勝負するストーンと、スペシャライズドな(^^;)スペシャルに分けたのだから、その次には当然、黄金のS1000シリーズの外観を求める「男」たちもターゲットになるのだった。
しかも、上の黒、オレンジは精悍であると同時に、ワルすぎず、今はやりの爬虫類系でもないので、これが女性にもいけるのであろう。
走らせての面白さは、各国のメディアも折り紙をつけているし、取り回しのしやすさ、扱いやすさは乗り手を選ばない。
乗り手を選ばないが、本当に走りきらせるためには、相応の技術が必要で、それも、力任せというよりは、細いタイヤのグリップ、車体の慣性、バンク角…、あらゆるバランスを測りつつの疾走でその意味では乗り手が試される……。そのあたりに魅力を感じるライダーも多いことだろう。
街乗り、通勤から、ツーリング、オプションを付ければ長距離長期間のサバイバルツーリングまで、何にでも使える、等身大の相棒的な存在。
着流しでさっと走ることもできるし、しっかり装備して本気で走るのもいい。
クラシカルにファッションを決めてプチコスプレ状態(…すみません)で気取るのも素敵だ。
見た目普通で、付き合っても普通で、でも、深く付き合うと、かなりディープな世界まで行ける。
でもそれは乗り手しだい。バイクの方から付き合い方を狭めてこない。
もしかして、結構いけるかもしれない。モトグッチ、V7シリーズ。
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