2018年7月11日

札幌市八紘学園の菖蒲


札幌市の中心部、札幌ドームのすぐ近くに、『北海道農業専門学校』があります。
学校法人名で「八紘学園」と呼ばれることの多い学校。
花菖蒲園があり、7月中旬には花を咲かせます。

今日、7月11日は、前の土日の代休。6月24日以来、久々の休日です。
朝、少し仕事をしてから、朝食を摂り、妻と二人で八紘学園の花菖蒲園へ行ってみました。

到着したのは午前10時前でしたが、私たちの後からどんどん車が入ってきて、バスも来るし、なんだか混み合う予感大です。

10時開店の農産物特売所前にはすでに行列ができています。

とりあえず、妻と特売所前の駐車場に車をとめて、菖蒲園方向へ、てくてくと歩いていきました。
今朝までの雨で、足元は少しぬかるみ。

白樺とポプラの並木の中の歩道を歩き、そこから道路を横断すると、花菖蒲園です。
直接、花菖蒲園に車で乗り込むこともできます。

入園料は400円。

入って牧場の脇の道を少し歩いて坂を下っていくと、菖蒲園に到着です。北海道では花菖蒲に似た
ジャーマンアイリスをよく見かけます。そちらは乾いた土で育つ種類ですが、花菖蒲は乾いた土から湿地まで育つ花。しかし、そんなに乾燥したところは得意ではありません。
だからこの八紘学園の花菖蒲園も坂を下ったところにあるのでしょう。


ここは周囲から少し窪んだところ。
くぼ地の下の方は花菖蒲園、中は芝くぼ地のへりには並木や森。その向こうはなんと、市街地です。
…といっても、少し畑や牧草地が混じっているんですけど。
札幌って、不思議な街ですね。


一角にラベンダーの畑もありました。
その向こうは森。
小さな川も流れています。
ラベンダーは淡い紫の品種。
ラベンダーにもいろんな品種があるらしいのですが、ここのは淡くて、これも派手なジャーマンアイリスに対してやや繊細な花菖蒲にあっているような気がします。


今日はよく晴れて、風が少し吹いて、気温は20℃くらい。
花菖蒲には、少し曇っていたり、小雨が降っていたりする方が似合うような気もするのですが、こうして青空の下の花菖蒲園も、華やかでいいものですね。


ここの花菖蒲園は、同じ品種ごとにまとめて列になって植えられています。
そして品種の名前が小さな札にかかれているのですが、江戸時代に作られた品種がけっこう多いのです。

手前のむらさきの花は、「沢辺」肥後=熊本県で作られた品種のようです。これも江戸時代の園芸種のようですね。

右の白いのは「千代の春」。これは江戸で作られた品種なんですね。

他にもたくさんの品種が植えられていました。寒い北海道でも越冬できるんですね。意外な強さも併せ持つのが花菖蒲のようです。




菖蒲園を散歩したら、またぽくぽくと並木を歩いて帰って、農作物特売所へ戻ってきました。
そこで野菜を買って、「名物」のソフトクリームを妻と食べました。
ソフトクリームの奥に見えている並木を左手に歩いていくと、花菖蒲園につながります。

このソフトクリームが濃厚!でおいしくて、しかも後味がさっぱりしていてと、相当に高品位な味でした。
これはおすすめできる味です。
それにしても、札幌の街中に広がるこんな風景。
側には羊ヶ丘もありますから、緑多いエリアでもあるのですが、
195万都市札幌も、なかなかに味わい深いものだなあ…と改めて思ったのでした。

ここのところの疲れが来たのか、帰宅して昼ご飯を食べたら、午後はちょっと昼寝…のつもりが夕方までぐっすり眠りこけてしまいました。

ちょっとだけ走ろうか、とか、洗車とワックスがけを……とか、考えていたのですが、どちらもできず。
それでも、久しぶりに妻とゆっくりした休日でした。

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