その製造過程を詳しく動画で上げています。
アライの工場内での作業の様子をここまで詳しく上げた動画は、寡聞にして他に知りません。アライがいかにヘルメットを作っているかがよくわかる動画になっています。
外国のジャーナリストを集めたアライの工場見学ツアーは、ホンダの協力で東京からさいたま市のアライ工場まで、ホンダバイクで移動し、アライの製造過程を順に追って、詳しく見学、工場内の撮影もされています。
代表取締役の荒井理夫氏の英語でのビリーフィング、それぞれの過程を映像で見ると、最先端のマシンによるところもありながら、いかに多くの過程が人の手による作業で行われているかがよくわかります。
意外なほどの手工業製作品。それがアライヘルメットなのでした。
見学の後は、ツーリングをしています。
その過程も動画で上げていますが、走行動画のアングルがかなり面白いです。
タンデムでカメラを操りながらの撮影や、ドローンからの映像など、編集もさすがにプロの仕事という感じがします。
BGMが「日本風」のところがあり、外国人の日本らしさ表現って、こうなるのか……、と、そのあたりも面白かったりするのですが。
ちなみに、アライ自身が作った世界向けのアライ紹介動画は下のものです。
2017年の東京モータサイクルショーのために制作したビデオで、
ここでもアライの工場内部の映像もあり、アライの企業態勢(外部株主を持たない完全独立起業)等、説明されています。こちらは企業としてのPRビデオですので、企業としてのアライがアピールしたいことがわかります。
私は、20代の頃はアライ、ショーエイ、セタ(クノー工業)などをかぶっていましたが、30代からはアライヘルメット一辺倒になりました。
昔はよく、「アライ頭」「ショーエイ頭」などといい、頭の形と、ヘルメットとの相性があると言ったりしましたが、どうやら私の頭は「アライ頭」らしく、アライの方がぴったりくるのでした。
現在では、内装が進化し、きちんとフィッティングすれば「○○頭」は関係なくなったと聞きます。
例えばアライかショーエイかは、好みで選んで間違いないということらしいですね。
私の好みを言えば、グラフィックデザインやカラーリングはショーエイの方がセンスがいいと感じることが多いです。
アライはどこか、「垢抜けない」感じがある。はっきり言えば、ダサいものが多い。
80年代、90年代初頭のデザインの方が、センスがあったような気がします。
(あくまで、自分自身は美的センスのない個人の無責任な感想です。)
でも、トータルではアライが好きです。
帽体の形なんか、断然アライが好みです。
モトジオのジェイミー・ロビンソン氏は、元からアライユーザーです。
彼は今年、クラッシュしてアライのおかげで命が助かった経験もしていますので(上記動画にもその転倒シーンが出てきますし、別動画で、転倒による怪我、アライに助けられたことなどを語っています。Vlog #9 / Oh No / MotoGeo)
より信頼が増しているのかと思います。
むろん、ショーエイも安全性に関しては世界最高レベルで、須貝義行氏が、やはり転倒時にショーエイの高いプロテクション能力で命が守られ、また、契約していることから、ショーエイのスタッフがレース活動でもヘルメットの面でサポート(ただ製品を提供するとかではなく、安全性やレースでの視界確保、かぶり心地など多岐にわたる)をしっかりしてくれることをバイカーズステーション誌の記事の中で書いていました。
それにしても、あれだけハンドメイドで、しかも全点検査をダブルでやり、あらゆる工程が丁寧に、厳格になされていれば、ヘルメットの価格が高めなのも納得がいきます。
買う側としては、安い方が助かるのですが、もっと大切なのは安全性。
そこに妥協しない会社の製品を応援していきたい気持ちは、昔から変わりません。
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