水無月、32℃。

 2024年7月16日(火）今日は平日だが、パート勤務の僕は、今日、休みだった。

ずっと、過労気味の日々が続いていて、久しぶりの休みも、どこか体が重く、気力がわかない。

でも、走りにでかけたかった。

国道275号線を北上しながら、時々1本、または2本、西側にずれて裏道を行く。

そうして北上し続けて、沼田町についた。

麦畑は刈り入れ直前だった。

咲いている野の花は、もう秋の色。

7月の半ばだというのに。

「萌の丘」に来たのは、何年ぶりだろうか。
久しぶり過ぎて、少し迷ってしまった。

気温32度。

平野は霞んで、空は白けた色をしている。

海へ。

海を見て、帰ろう。

留萌から、増毛へ

さらに海岸沿いの国道を南下していく。

僕が知っている限り、トンネル工事は途切れたことがない。

雄冬岬で、白銀の滝を見た。
この滝も、今はトンネルの間と間に顔をのぞかせるだけになった。

昭和56年まで国道も開通していなかった雄冬。

舟でしか到達できない地点に、この町と、滝はあったのだった。

見上げると、海まで迫る岩塊の迫力に圧倒される。

さあ、帰ろう。

明日は仕事だ。