9月24日。
秋分の日を過ぎた。
今年は、5月末に腰部脊柱管狭窄症を発症してから、痛みで連続で1分以上立っていられない状態になり、おまけに仕事と家族の事情から忙しくなり、時間に追われて気も休まらない日々が続いている間に、初夏が過ぎ、暑い夏が過ぎ、秋も真ん中になった。
今日は休み。
昼に自分のリハビリ。午後は母親のケアマネージャーさんとの三者面談。
脊柱管狭窄症の痛みの不快さ、痛さは、何と言えばいいか、例えようがないなあ…と思っていたら
思い当たることがあった。虫歯の痛み、虫歯治療で麻酔をかけずに少し深く削って、神経に触れた時の痛みだったのだ。
神経痛なのだから、似ているわけだ。
幸い、座っているときは痛みはなく、寝ている時は姿勢に気を付ければ痛みは弱い。
リハビリの効果か、9月に入ってから、徐々に痛みの領域と激しさが減少してきているような気がする。
幸い、CTでも、僕の症状はまだ軽症の方。
リハビリ、痛み止め、休養。
足りないのは、休養。
そしてもう一歩のリハビリ。
治していくぞ。
札幌市簾舞の、いつもの場所。
稲刈りは終わり、今年の耕作は終了していた。
この小さな谷の田んぼ。美しい風景が好きで、20年以上訪ねているが、今年は半分くらいが休耕となっていた。
小屋の隣のサクランボ(?)の木も、主幹が枯死して若い枝に葉と花をつける。
時は、誰にでも、流れている。
湖面が鏡のように静かだったが、やがて風が吹き始めて、さざ波が湖面に映った景色を揺らしていた。
真夏なら、もう昼の光線になっているこの時刻。
空きが進んで、まだ朝の気配がする。
気温は8℃。
いよいよ一桁になってきた。
13年目、6万6千kmを超えて、元気で走る。
先日、驚き、うれしいことに、四国から北海道ツーリングに来ていた、トライアンフのライダーの方に、「これは、ゆきかぜですか?」と声をかけていただいた。
僕のチャンネルを見ていて、道で見かけて、追いかけてきて声をかけてくれたのだ。
はじめてのことだったが、やはりうれしいものだった。
その日は一日、うれしさに身体が暖かい感じがした。
13年経っても、まったく飽きるということがない。
だいぶ小傷だらけにしてしまったが、
それでも、ゆきかぜはうつくしい。
石狩湾方面を望む。
今日はとてもよく晴れていた。
ここまで、狭窄症の痛みもなく、走ってこれた。
さて、
今日はこれで引き返す。
帰って、リハビリの準備だ。
これは野生の木ではないかと思う。
植えたにしては、大きすぎるからだ。
毎年、初夏に花を咲かせ、秋に実をつける。
そして毎年、網をもって実を捕っていく(ホントに虫捕りみたいに)人たちが
複数来て、きれいになくなっていくのだが、
自然に落ちた実が舗道の縁に残り、枝には、色を変え始めた実が、たわわに実っていた。
北海道の秋は、駆け足で過ぎてく。
よく見ると二重になっている。
この写真を撮った時、僕の背中側では雨が降っていて、雲の切れ間から陽が射していた。
虹は英語で rainbow
本当の語源は知らないし、調べてもいないが、
rain は 雨
bow には、挨拶という意味もある。
雨のあいさつ
雨は行ってしまい、
虹をひと時、残す。
僕は何かを、残すだろうか。
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