昼下がりのひと時、ちょっと走ってきました。
…と、言っても、いつものルートなんですが。
それでもこのルートは4月20日以来。
まだ道の両脇には雪がところどころ残っていた20日から、2週間。
風景は変わっていました。
札幌市、南区と中央区の間、市街地を大きく迂回して藻岩山の裏側を回って西区方向へ抜ける道。
その道の峠は小林峠と呼ばれています。
その中腹にあるのがコブシの樹。コブシは山の中で生えることが多いので、周りの樹の影響を受けてこんなふうに枝を広げないで上へ上へと伸びることが多いのですが、この樹は、広々としたところで成長したようです。白い花が満開でした。
山の中では、コブシと自生の山桜がほぼ同時に咲き出します。若干コブシが早いでしょうか。
陽射しが出て、暖かい昼下がりでした。
いつもの休憩スポットで。この道もかなり整備され、交通量が増えました。国道230号の抜け道として地元ではもうメジャー。バスやトラックも通ります。
薪や農作業で柱にする丸太等を入れる小屋。いいですね。その向こうにある樹は、おそらくは林檎の樹だと思います。
これも人様の畑を勝手に撮っていることには違いないので(美瑛の丘の写真などもすべてそうですが)、少しこそこそとして、あまり長時間いないようにして出発します。あんまりお邪魔しないようにします。
そこから少し進んだところに八剣山という山があります。(上の写真の右端に少し写っています。)
その西側の麓、道のすぐそばに、きれいな桜の木が一本立っていました。
ちょっと失礼してゆきかぜ号を近くに停め(ちゃんと道路のアスファルトの上です)、写真を撮りました。
いろいろトライするも、なかなかうまく撮れず、「まあ、いいか、写真が趣味でもないんだし…」とあきらめて立ち上がると、メーターの縁のメッキがピンク色に見えました。
あ、映る…。と気が付くと、ライトケースにも映っていました。
…てことは、テールランプのプラスチックボディにも映ってるかも…と思ってみると、やはり映ってました。
じゃあ、自分も入れて撮っちゃえ。
アライのヘルメット。懸賞で当たった、カワサキの防寒ブルゾン。マクレガーのブラックジーン。
クシタニのロングゴートグローブ。足元はメーカー忘れた、軽登山靴。
ああ、やれやれの51歳。
帰り道、ちょっとだけ寄り道。例の抜け道から一本、行き止まりの脇道に入ってみると、土手の上に一本、桜の木が植えてありました。
根方にブルーシートを重ねて置いたり、ドラム缶をドカッと置いていたりするのは、個人の植えた桜の樹ならではの風景。
樹のことだけを考えれば、そんな根方のすぐそばにドラム缶は…と、なりがちですが、それは本当には樹のことを考えたのではなく、絵になる風景が欲しかっただけの、都会人のエゴイズム。
カンチガイしてはいけない。驕ってはいけない。
坂を下った谷の下には豊平川が流れ、その向こうには街が広がる。
札幌市の発展と拡大を知らしめる、南側の風景です。
反対側、北の方角を見れば、桜の樹は順光で明るいピンク。道の行き止まりも近い。
山はもえぎ色。
電信柱が立ち、電線が走り、ブル―シートにドラム缶、波トタンの小屋。
暖かな太陽の光。少し埃っぽい風。
春の里。
こんな風景が、少年の頃から好きでした。
樹生さん おはようございます。
返信削除お花見のショートツーリング。
桜とゆきかぜがとても美しい。
写真構成をアングルの美しさは
樹とバイクが本当にお好きで、ライディングも奥深く、
走り、長くたくさんのシーンを観て撮って心に描ける域に達した樹生さんならでわです。
そして、いつものとおりダート道に普通に入っていく。
これはちょっとやそっとではできない走りです。
kaoriさん、こんにちは。
削除士別までのW3との一泊ツーリング、いかがでしたか?
この半年くらいの間、あまりに仕事仕事できりきりしていたので、
この連休は、差し迫った仕事はあるのですが、あえてのんびり過ごそうとしています。
4日は予想以上に晴れて暖かく、気持ちのいい一日となりました。
樹とバイク…自分でも、好きなんだなあ…と思います。
でも、バイク好きと樹が好きが同居してるってやっぱり少し変な感じもしますね。はははのは。
ことしは少~し、ゆきかぜを自分仕様にカスタムしてみようかな…とも考え始めているところです。
メッキパーツに映る樹生さんが良いですね。
返信削除私のバイクはメッキパーツがフォークくらいなので、ある意味羨ましいです。
仕事の合間にバイクに乗るようにしてるのは精神上、大事ですよね?
かなりV7もこなれてきたのじゃないですか?そろそろタペット調整でしょう。
ガソリンのダダ漏れはポンプのはりつきじゃないかと思っているのですが?
症状が出ないところを見ると初期トラブルなのかなー。
いちさん、こんにちは。
削除去年からはなかなか走る時間が取れなくて、
1回に片道1時間くらいしか走れない時が多いです。
すると市街地を避けてだいたい走るコースが限られてしまうのですが、
それでも走りたくなるのは、V7で走ることが楽しいからだと思います。
ガソリン漏れの症状、その後全く出ず。何の異常も再現せず。
不思議です。