2018年4月24日

早春のこいのぼり。2

2018/4/22 9:32 赤井川村 冷水峠
赤井川村へ、南からアプローチすると、冷水峠を越える。
……といっても、今はトンネルで越えていくのだが、旧道も残っていて、峠からの眺望が楽しめる。

雪深い赤井川のカルデラ盆地も、雪解けは進んでいるようだった。



2018/4/22 9:37 赤井川村 冷水峠
冷水峠から見下ろす赤井川のカルデラ。
例えば支笏湖や洞爺湖などと比べると、小さなカルデラということになるが、それでもこれだけの山が一気に崩れ落ちた時の噴煙や火砕流はどんなだったろうかと思うと、今がカルデラ噴火の連続期でないことに、感謝したくなる。
写真では霞んで、わずかにしか見えないが、南の外輪山の彼方に、羊蹄山が頭を出している。
肉眼でははっきり見えた。

2018/4/22 9:38 赤井川村 冷水峠
昨日、車検から帰って調整した左右レバーの角度、ミラーの角度は問題なさそうだ。
ここまで、違和感はない。
少し絞って幅を詰めたくて交換したハンドルバー。ゼファー750用の純正バーも、僕にはしっくりきている。
交換したベビーフェイスのバックステップも、黒アルマイトであまり目立たない。
どこもカスタムしていないかのような、僕のゆきかぜ号。
今後もできればこのスタイルで、ちょっとずつ手を入れていきたい。

村に下りていく道は、除雪されていないので、冷水峠は、余市側へまた少し戻って、改めてトンネルで南下し、カルデラ盆地に入った。


2018/4/22 9:51 赤井川村 
この季節、盆地の中で一軒、高々とこいのぼりをあげている家がある。
子どもの健やかな成長を願い、家々があげていたこいのぼり。
今では、集落単位や、自治体ぐるみで、谷をまたいだり、川を渡したりして何十、何百と連なる大規模なこいのぼりがあちこち名物のようになっている。それはそれで、その壮大さに感動し、人々の願いに心揺さぶられることも多い。

でも、昔のように、一軒一軒が、わが子の成長を願って、誠実に、でも誇らしげに上げるこいのぼりは、やはりいい。


春先は、風が強いことも多い。
その風に、こいのぼりが舞う。

風薫る五月。
みずみずしい命の輝き。

こいのぼりには、そんな、清冽で、微笑ましい、そんな思いが、感じられる。
真っ青に晴れ渡る空の下なら、なおさら美しく、気持ちよく泳いだことだろう。

明日は晴れ。
高く泳げ、こいのぼり。

僕は、今日、これを見に来たのだ。

(つづく)

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