ゆきかぜ、車検終了、再会したのは…。

4月21日（土）一日晴れて暖かい日でした。
昨日の夜モトグッツィV7スペシャル（2013）、ゆきかぜ号を見てもらっているバイクショップ、ズームさんから、車検終わりましたと電話があり、今日の午後、受け取りに行ってきました。

ズームさんは札幌市にある小さな個人経営のバイクショップ。
でも、そこには、駆け込み寺のように、
他のバイクショップで何回見てもらっても調子の出なかったバイクを、
なんとかしたいというオーナーや、
口コミでその腕を知り、ぜひとも見てもらいたいというオーナーたちが、
バイクを持ち込み、すでにメーカーレスというか、
新旧さまざまなメーカー、さまざまな国籍のバイクが整備に訪れています。
この春もすごく忙しいズームさんです。

また、ズームさんは、これも何度も書いていますが、
フランスのバイク専門のオイルメーカーIPONE（イッポン）の日本総代理店。
よりよいオイルを求めて、ズームさん自らがフランスへ渡り、
日本への輸出を実現させ、その輸入代理店となっているのです。
このオイルの高性能ぶりは、もう何度も何度も書いてきています。
もちろん私はただの素人一オーナーにすぎません。
素人の個人の感想ということになるのですが、
このオイルに関しては、エンジンの保護能力、メカノイズの低減、
シフトショックの低減などに関しては、絶対的におすすめできると思っています。
以前の私の愛車、GPZ１１００は6万キロ過ぎからズームさんのお世話になり、
12万キロを越えて走りましたが、その間一度も、ヘッドすら開けたことなく、
快調に走り続けました。
ダートを走ったり、サーキットと走ったりとかなり酷使したのですが、
それに全くへこたれなかったのは、
新車時からお世話になった、
広島の「カワサキショップキティ」さん、
帯広でお世話になった「二輪研究所」さん、
そして「ズーム」さんの
確かな技術と心のこもった手の入れ方のおかげにほかなりません。
その上で、このオイル、ＩＰＯＮＥの力も相当にあったと、私は確信しています。

おやおや、また脱線してしまいました。
さて、ズームさん前に出されて私を待ってくれているゆきかぜ号。
その名前の由来ともなった赤白のカラーリングが見えて、よしと思った、その時、
そのゆきかぜの奥に青い単車が停まっているのにすぐに気づきました。
それは、

そう、前の愛車、ＧＰＺ１１００だったのです。

ＧＰＺくんは、2015年に次のオーナーの方に買われ、また第2の人生を歩み始めて、走りだしていた…というのは、2015年9月の記事、「前愛機ＧＰＺ１１００その後。」で、ご紹介しました。
そのＧＰＺ１１００が、並んで置いてあったのでした。
また車検を通ったのか、春の整備なのか、それはもう、現オーナーの方のことなので、ズームさんにもうかがうことはしませんでした。

ＧＰＺくんは、ハンドルバーがノーマルにもどっています。
リヤサスペンション、排気管、ステップなどは元のまま、カウルのオールペンもされずに、そのままのようでした。
私が貼ったＩＰＯＮＥのステッカーも、元のまま。

思わず、写真を撮ってしまいましたが、今は他の方のバイク。
あまりじろじろ見るのは、やめましょう。
それに隣のゆきかぜに悪いね。
追憶は、一時の感傷。
ひたるのは一人で。心の中だけで。

ズームさんから我が家まで、走り出すゆきかぜは、快調。
実は午前中行ったかかりつけのお医者さんに、生まれて初めて血圧が高めだと指摘され、
「緊張と疲労の蓄積で自分では限界も分からなくなっているはず。
ずる休みしてでもやすみなさい。」…と指導されたばかり。
鉛のような体を引きずり、這うようにして通勤していたここ4週間。
しかし、わずかな家までの1時間もかからないライドの中で、
自分の細胞が喜んで活性化しているような感じ（錯覚です＞＜！）を感じ、
ニコニコ顔で家に着いたのでした。

家についてから左右レバーとミラーステーを再調整。
ここのわずかな違いが、長距離、長時間になると、
疲労度の違いとなって効いてくるので、
何度も微調整を繰り返して、ここ、という位置に決めておきます。
しかし、これは停止状態での調整。
一日走りながら、さらに微調整すると、本来の位置に収まるでしょう。

今回の車検でゆきかぜに行った整備は、基本整備の他は、
ブレーキオイル交換（ＩＰＯＮＥ　ＤＯＴ４）
Ｆブレーキパッド交換。
ホーンボタン修理。
でした。

お帰り、ゆきかぜ。
今年も、走ろう。