2026年5月23日

春の輝き(3) 望羊の丘へ

5月6日。
洞爺湖を後にして、北上。
もう帰るだけなのだが、中山峠を回避して、北回りで帰ろう。

中山峠は最短ルートなのだが、峠区間に回避路がなく、事故が起こると、足止めを喰らう。
昨年、通過した直後に事故があって大渋滞したとニュースで見たことがあった。



ここは喜茂別町、国道276号線。
ここに初めて来たのは、1987年のことだった。
もう、39年も経つのか。

その時に比べると
道はそのままだが、道の両側の白樺と落葉松は、大きくなった。
来るたびに止まって、羊蹄山を眺めてしまう。

今は、ここから200m先に、「ビュースポット」として小さな駐車スペースが確保されている。



喜茂別町、国道276から一本山側に入った農道で。
ここからはまっすぐふもとから山頂まで見通すことができる。
写真ではこの空気感が表現できていなくて、もどかしい思いがする。



さて、望羊の丘へやってきた。
ここへ初めて来たのも、1987年だったと思う。
まだ、「望羊の丘」という名前もついていなかったころだ。
そして、たしか、その頃はまだ、牛の放牧がされていたような気がする。
記憶が定かでないが…。

いつ行っても、誰にも会うことなく、
ひとりで1時間ほど、風に吹かれて、それから帰る…みたいなことを何年もしていて
僕はこの場所を「秘密の場所」としていたのだ。

有名になったのは、ツーリングマップル北海道版の表紙になってからだろうか。
それでもここ10年ほどだったと思う。

さらにここのところ、桜の一本木に注目が行き、
桜の花の頃には、写真好きな人が訪れるようになってきた。

この2年ほどは、行くと誰かが来ていることが多くなってきたように思う。

この日も、ちょうど咲いていた桜と羊蹄山を一緒に写真に収めようと、のべ10人ほどの人が来ていた。




僕はその桜から1㎞ほどさらに坂を上って、
見晴らしのいい場所へ。

ここは、誰もいない。

深呼吸して、10分ほど、風に吹かれてから帰ることにしよう。




丘から平地に降りる、最後の坂の途中から羊蹄山を見る。
人の暮らしと、山がきれいにつながっていくところが見えた。

羊蹄山の北麓を、もう少し走って帰ろう。(つづく)

2 件のコメント:

  1. 樹生さん、こんばんは
    自分をそっとしていたいひととき、
    そんな場所が道の上にはありますね
    ひとの居る風景は好きですが、そっとさせて欲しい時間はあったりです
    ひとりのその時間って、見え方感じ方そして聞こえ方、
    すこしだけ研ぎ澄まされてる気もします
    ぼくが好きな海と空の見える丘も、ある日カタカナの名前が付き
    とくに夕暮れ時にはいつの間にか、大勢が集まるようになっていたり、、
    ちょっと寂しいような、、
    でも受け入れてまた自分の居心地良い居場所を
    どこかの道の上に探し求ていたり
    きっと変化しながら移動しながら、自分が求めてることを求める
    意外と、芯のところはずっと変わらないのかもですね

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    1. selenさん、
      「selenさんの樹」がある、海岸段丘の崖の上の展望台も、だんだん人が増えてきていますね。
      「selenさんの田んぼ」「selenさんのベンチ」、私の心の中に、selenさんの「秘密の場所」が、いくつか浮かびます。
      それらもまた、他の人たちは他の名で呼び、巡り巡って有名になったりすると、また違う空気をまとうようになっていくのかもしれません。
      変化そのものを感じながら、走り続ける。
      それが、私たちライダーというものかもしれませんね。

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