2017年11月26日

カワサキ、「Z900RS」諸元表と写真から。1

写真引用はカワサキのHPから。
火の玉カラーは憧れだが、この黒の方が僕の好みだ。
12月1日からもう販売が開始される、「Z900RS」。
カワサキの4発で育ち、「ゼファー900」を
期待していた僕としては、無視できないモデルです。
今日はスペックから少し考えてみます。




Z900RS 諸元表
(引用はカワサキのHPから)
名(通称名) Z900RS
型式 2BL-ZR900C
全長×全幅×全高 2,100mm×865mm×1,150mm
軸間距離 1,470mm
最低地上高 130mm
シート高 800mm
キャスター/トレール 25.0°/98mm
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク並列4筒/
DOHC4バルブ
総排気量 948cm³
内径×行程/圧縮比 73.4mm×56.0mm/10.8:1
最高出力 82kW(111PS)/8,500rpm
最大トルク 98N・m(10.0kgf・)/6,500rpm
始動方式 セルフスターター
点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式 ウエットサンプ
エンジンオイル容量 4.2L
燃料供給方式 フューエルインジェクション
トランスミッション形式 常噛6段リターン
ギヤ・レシオ 1速 2.916(35/12)
2速 2.058(35/17)
3速 1.650(33/20)
4速 1.409(31/22)
5速 1.222(33/27)
6速 0.966(29/30)
一次減速比/二次減速比 1.627(83/51) / 2.800(42/15)
フレーム形式 ダイヤモンド
懸架方式 テレスコピック(インナーチューブ径 41mm)
スイングアーム
ホイールトラベル 120mm
140mm
タイヤサイズ 120/70 ZR17M/C(58W)
180/55 ZR17M/C(73W)
ホイールサイズ 17M/C×MT3.50
17M/C×MT5.50
ブレーキ形式 デュアルディスク300mm(外径)
シングルディスク250mm(外径)
ステアリングアングル(左/右) 35°/ 35°
車両重量 215kg
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク容量 17L
乗車定員 2名
燃費 28.5km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)※2
20.0㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3
最小回転半径 2.9m
カラー キャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジ
メタリックスパークブラック
メーカー希望小売価格 (キャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジ)
1,328,400円
(本体価格1,230,000円、消費税98,400円)
(メタリックスパークブラック)
1,296,000円
(本体価格1,200,000円、消費税96,000円)
 
まず、注目すべきは、価格でしょう。
税込約130万円。
これは、900~1100ccクラスの日常的パフォーマンス重視のバイクとしては、標準的な価格帯の感覚に入っていると思います。ただ、国産メーカーで比べると、少し高め。
ホンダのCB1100は約115万(税込)、CB1100EX約135万(税込)
ヤマハのXSR900の税込約104万には価格競争力で負ける。デザインもXSRの勝利でしょう。
スズキのGSXーS1000 約113万円(税込)。
そして、こられの性能を、「日常的パフォーマンス重視」と言っていいものかどうかは、また別として…ですけれど。レーサーレプリカや、超弩級スポーツではないですから。

さて、サイズと重量ですが、
ホイールベースが1470mmと、これは少し長め。
車両重量の215kgは、ちょっと前までなら相当に軽い部類ですが、XSRの195kgを見てしまうと、軽くもない…か。
CB1100が250kgクラスだと考えると、まあ軽いですね。
GSX-Sは209kg。これよりちょっと重いですが、まあ、同じ感じですね。
かつてのゼファー750は、乾燥重量で公称199kgでしたが、実際の重量では、Z900RSの方が軽いでしょう。

写真出典は『MORTORCYCLE COM. First Look Z900RS』より。
ライディングポジションはこんな感じ。
シート高800mmですからこのライダー、結構身長ありますね。
ステップはつま先立ち。
シッティングポジションは走るときはこれくらいが標準的かというところ。
上半身を覆いかぶさるように、肘を張るのは、モタードやストリートファイター的な乗り方。ヨーロッパの流行りですね。

ラインは水平に前から後ろに流れ、前のめり感は少なく、後ろがちょっと短めになっているのも今日的。
しかし、極端に短い最近のトレンドの中では、まあ、「普通」な方か。

写真出典は『MORTORCYCLE COM. First Look Z900RS』より。
でもこれ、やっぱりストリートファイター的な乗り方ですね。
ハンドルが広い。

写真出典は『MORTORCYCLE COM. First Look Z900RS』より。
二人乗りの画像。こちらはステップに土踏まずを載せています。
推測すると、
前のライダー、男性、身長185~190cm
後ろのライダー、女性、身長175cm
くらいでしょうか。前のライダー、手が長い!
まあ、アップライトな自然なポジション。僕(176㎝)にはハンドルが広いか。
写真出典は「こちら」。
真上からのショットだと、パイプハンドルはだいぶ引かれていて、絞り角もまあまああるようですが、ちょっと大柄かな。カワサキは昔からそういうところがありますね。


さて、エンジンの
 総排気量948cm³
 内径×行程/圧縮比73.4mm×56.0mm/10.8:1
 最高出力82kW(111PS)/8,500rpm
 最大トルク98N・m(10.0kgf・)/6,500rpm

というスペックを見ると、圧縮比を低めにして、最高出力も8,500rpmで発揮と、最近のマルチとしては低めの回転で発生。最大トルク10.0kgf/6,500rpmは力強くて、低い回転で、パワーバンドが広く、低中速を捨てない、リニアなパワー特性が想像されます。

倒立フォークはハンドル切れ角が少なくなる傾向にありますが、左右35°を確保。
最小回転半径が2.9mなのは、あと少し頑張って2.7mだとUターンが楽にできるのですが、でも実用上大丈夫な値でしょう。

写真出典は『MORTORCYCLE COM. First Look Z900RS』より。
左に深くバンクした写真からは、排気管の集合部の後ろ、サイレンサーの前にあるチャンバーが見て取れます。
リヤショックを水平に近く、スイングアームよりも上部に置くことで可能としたスペースにチャンバーを置いています。
このサウンドは相当に研究し、作り込んだようで、サイレンサー内部の消音材(グラスウール)の密度を変えることまでして「調音」しているようです。
写真出典は『MORTORCYCLE COM. First Look Z900RS』より。
カワサキのHPの説明を見ると、エンジン内部にも相当に新技術が投入されているようです。
また、各社ともここ数年のエレクトロニクスの進歩は、本当に著しいですね。
トラクションコントロール、ABSなども、どんどん進歩し、安全性能を高めているようです。

長くなってきました。続きは次回にしましょう。

忙しい日々が続き、ブログアップできないまま、「ゆきかぜ」とも走れないままに
北海道は積雪して、どうやら2017シーズンは完全に終わったようです。
年末に向けて、忙しさは続くので、あまりアップできないと思われますが、
ぼちぼち、記事をあげていきたいと思います。
夏の「約束」ツーリングレポートもまだ途中ですし。

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