写真出典は MotoGPオフィシャルサイト、フォトギャラリー Andrea Dovizioso, Mission Winnow Ducati, VisitQatar Grand Prixより。 以下同。 |
去年よりもさらに混戦模様で、観ていて非常に面白いレースが展開されそうです。
それだけレギュレーションによって各チーム(特にホンダ、ヤマハ、スズキ、ドカティ4社)の力が接近してきていて、誰も独走で逃げられない、そんな状況にあるようです。
ライダーも非常に厳しい中での戦いを強いられ、強さと賢さ双方がまた高い次元で要求される、そんな戦いになっていきそうですね。
ところで、ドカティのマシン、シーズンプレテストの時からみても、また変わったようで、新しい空力トライをしているようです。
MotoGPオフィシャルサイトのニュースによれば、このドカティの空力について、アプリリア、スズキ、KTM、ホンダから抗議がMotoGP運営側へ寄せられたものの、スチュワートパネルは講義を却下、現在はその件はMotoGP控訴裁判所に付託することになった。ということです。(ドゥカティのエアロダイナイックスに関して抗議 スチュワートパネルが抗議を却下したが、控訴の手続きにより、MotoGP控訴裁判所に付託。Tags MotoGP, 2019, VisitQatar GRAND PRIX, RAC, #QatarGP)
写真出典は同上。 |
レース時の写真をもう一度下に出しましょう。
写真出典は MotoGPオフィシャルサイト、フォトギャラリー Andrea Dovizioso, Mission Winnow Ducati, VisitQatar Grand Prixより。 以下同。 |
皆がこぞってテールカウルを小さくしているところに、「サラダボックス」とあだ名をつけられる謎のデカい箱を搭載してみたり(一説にはこのサラダボックスは慣性コントロールをして、マシンの振れなどを抑える役割を果たしているとか……いろいろ言われていますね)、アッパーカウル、ミドルカウルの空力パーツにもいち早くトライ、レギュレーションで禁止されると、さらに改良型を出してきて、その形もどんどん変わっています。
写真出典は同上。 |
そんなこと言うと、ホンダファンは怒るかもしれませんね。初代MotoGPマシンに5気筒エンジンを持ってきたり、さらに遡ると、NR500(!!)や、パワーアップにしのぎを削っていた時代に3気筒のNS500を持ってきたり、真の独創性は、ホンダの十八番(おはこ)なんだと。
写真出典は同上。 |
ガンガン来ているそのエネルギーが、MotoGPを面白くしている一つの要素であることは間違いありません。
私の応援していたダニ・ペドロサ選手は引退してしまいましたが、苦しみながらも徐々に上位に詰めてきているヤマハ、ロレンソ選手を迎え、チャンピオンマルケスを擁するホンダ、ヨハン・ザルコを迎えたKTMはどこまで伸びてくるか、など、興味は尽きません。
それにしても、今年のマシンはもう決まってしまいましたが(レギュレーション上、シ―ズン中の大幅な変更はできません。もちろん、許される範囲での改良はどこまでもしてきますが)、例えば、ホンダさん、2020年にあっと驚くような新しいマシンの発表…なんてことは、ならないですか。
あるいは、カサワキがもう一度、SBKからMotoGPへ主戦場を変えてくるなんてことは…。
高度化してきているGPの中で、急に大変化は難しいのですが、なにか、おおっ!!っと胸踊るような確信的な変化を、見てみたいような気がします。
樹生さん、こんばんは。
返信削除勝つためにはなりふり構わない……
とまで言ってしまうと
語弊があるかもしれませんが、
ここ数年、新たなMotoGPマシンの
トレンドを生み出しているのは、
ほぼ全てDUCATIファクトリーから
であるように思います。
そこには、なんとしてでも勝ちたい、
チャンピオンを獲得したいと言う
明確なより強い意志が明確に存在しています。
端的に言うとわかり易いです。
そうしたモチベーションであり、
スピリッツはおおいに見習いたいものです。
その一方、どのメーカーの
開発陣もそそうした思いは共通なのはずですから、
劇的な変化だけではなく
私たちの目に見えない細かなところでも
確実に次世代の技術が
芽吹きだしているのかもしれませんね。
今後のMotoGPマシンの進化、
とても楽しみです。
迷走さん、こんばんは。
削除ドカティの元気さ、ロッシが在籍して苦しんでいた頃から見ると、まるで変ったように見えますが、
一貫して様々なチャレンジをし続けてきたのかもしれませんね。
余りに高度化すると、大幅な変更は却ってリスクが高いこともあり、
細部をじりじりと詰めていくやり方になるかと思います。
その積み重ねで高度化してきているのが、スズキだと思いますが、
とにかく各メーカー、見えるところ、見えないところで、必死のトライを
続けているんですね。
激戦のMotoGP、今シーズンも楽しみです。