お帰りゆきかぜ。

昨年11月17日にお世話になっているバイクショップズームさんに冬季預かりと、スピードメータの針が無秩序に動いたり動かなかったりする件の修理をお願いしていたのですが、今日、3月30日、ズームさんへ引き取りにいって、我が家に帰ってきました。
ズームさんの修理は、今回も丁寧なもので、感嘆することになりました。

冬季預かりとしては、バッテリーのチェックとフル充電が入っているのですが、今回その他にお願いしたスピードメーターの修理が予想以上に大変だったようです。

まず、原因の調査になるのですが、これが断線なのか、リヤタイヤ近くにある速度センサーの故障なのか、メーター本体なのかを調べなくてはならない。
ここでマニュアルの登場になるのですが、このサービスマニュアル、そこまではあてにならず、ズームさんはイタリア語のサービスマニュアルを入手、それを自力で翻訳して、いろいろ調査。ところが最終的には悪いところを交換せよという趣旨のことが書いてあったそうで……、薄くて紛らわしい配線図を見ながら、ズームさんはゆきかぜの配線系をすべてチェック。
買った当初から初めにメインスイッチをオンにしたときだけ点灯しないニュートラルランプが影響しているのかいないのかもわからないため、とにかく、すべてチェックしてくれたそうです。
ニュートラルスイッチを外すには、タンク、エアクリーナー、エアクリーナーからヘッドまでの長いY字型のホースなども外さねばならず、また、スピードセンサーの着脱にはリアホイールを外さねばならず、どんどんばらしていきながら、配線のすべてをチェックし、ニュートラルスイッチはスイッチ部に戻りの悪い部分を発見し、これを交換。
いろいろ試験してみたところ、やはりセンサーの不良が疑われるということで、スピードセンサーを発注。これが、国内に在庫切れでなかなか届かない。（3週間かかったそうです）
センサーを交換したところ、メーターが正常に動くことを確認。
この確認までも、配線を戻し、リヤタイヤを着け、実際にエンジンをかけてリヤタイヤを回し（ゆきかぜ号にはセンタースタンドが後付けしてある）、それでチェックしています。
もちろんバッテリーもチェック。
全部チェック後、再び組み上げて元の形にし、再度チェックして私へ修理終了の連絡をくれました。
修理代はその手間を考えると、信じられないくらい安いものでした。

これでスピードメーターも正常に動き、合法的に公道走行可能。
今日、4か月半ぶりに再会して、引き取ってきました。

ズームさんから我が家まで、市街地の中の走行。
不具合はなく、メーターの動きも正常。
私の身体の感覚の方も、しっかりゆきかぜを走らせる感覚を覚えていました。

今日はあわただしい中、家へ帰ってきただけのライドになりました。
エンジンを冷やしてからカバーをかけて。

さあ、2019シーズンも、今日からスタートになりました。
今朝の札幌は氷点下3度。乾いていないところは凍っていました。
最高気温は5度くらいでした。
ズームさんに行ったころは4度くらい。晴れて、通り道の路面はすべてドライ。

走り快調。

とてもいい気分でした。

おかえり、ゆきかぜ。
今年も、よろしく。