2021年8月5日

リヤ・ニュータイヤ

限界を超えていたリヤタイヤ。

新しいタイヤが入荷し、お世話になっているバイクショップ、ZOOMさんで交換してもらいました。

ニュータイヤはダンロップのバイアスタイヤ、K505です。

前にメッツラー、後ろにダンロップと、前後で違うメーカーのタイヤになりましたが、注文しようとしたメッツラーのタイヤの在庫がなく、入手困難とのことでしたので、やむを得ない状況でもありました。

もちろん、ダンロップタイヤが嫌だというわけではありません。前後は同じ銘柄で揃えることによって、そのタイヤメーカーの考える乗り心地や、グリップパフォーマンスなどが理解できると思うので、できれば揃えたいというだけで。

今回入手できなかったのは、COVIT-19による、物流の滞りが原因のようです。
早く治まってほしいと思います。

さて、



ダンロップは若かりし頃、GPz400F-Ⅱにアローマックスを履いていたことがあります。
たぶん、それ以来ですので、もう何十年ぶりでしょうか。


タイヤは、ダンロップのK505銘柄、バイアスで、
「130/80-17 M/C 65S」です。

このタイヤの諸元は、
     130        タイヤ幅 130mm
      80         扁平率  80
      17         ホイール径 17インチ
     M/C        モーターサイクル用タイヤ、
      65         ロードインデックス(負荷能力)290㎏
       S          スピードレンジ 180km/h

と言うわけで、V7には適切、やや余裕のある能力といえるでしょう。

トレッドパターンは、やや昔懐かしい感じ。
バイアスタイヤは、昔のトレッドパターンを守っていたり、イメージを踏襲したりしているものが多くあります。
それは、ネオクラシックと言われる、70年代頃の外観に似せた最近のバイクのイメージに合わせるためということもあるでしょう。

しかし、和歌山俊宏氏やバイカーズステーション誌、根本健氏などによると、タイヤのこの10数年の進歩は著しく、カーカス、コードの性能、精製技術から、コンパウンドまで、外観とサイズは昔通りでも、以前とは全く別物になっているものが多いと言います。

今回もタイヤに触って驚いたのは、そのコンパウンドの柔らかさです。

空気圧はV7の指定通り、フロント、リヤともに、2.5kgf/㎠
にしてあります。

結構硬めに入っているのですが、そのタイヤの成形部分の上に乗っている接地面を作る合成ゴム(=コンパウンド)が、とてもしなやかで手で押しても柔らかに感じます。

そして昔ながらのトレッドパターン(1980年代中頃のイメージ)に見えますが、溝の鋭角に交わる部分の角は、三角に面取りされ、「めくれ」や片減りを防ぐようになっています。

また、同じ130サイズだったのですが、メッツラーのタイヤよりも幅が若干広いようでした。

どうしてわかるかというと、V7のスイングアームは、基本昔のままの設計で、幅広のタイヤに適応していないのです。
それでもリヤも110幅の頃に比べれば、広さが確保されているのですが、この130幅は、脱着でも結構限界。
ハブダンパーやら、いろんな設計上の制約の中で、ややオーバーですが、知恵の輪を通すようにタイヤを外し、入れないと交換できないのです。
今回は、その脱着時にメッツラーよりも苦労。ギリギリの作業になりました。
履いてしまえば、もちろんどこに擦れることもなく、余裕で治まっているのですが、設計上、140幅のようなオーバーサイズのタイヤは無理でしょう。
(新しいV7は設計変更して、150幅のタイヤを履いていますね。)

さて、このニュータイヤ、走ってのインプレッションは、また、改めてご報告したいと思います。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    私は、前にリッターバイクに乗っていたからか、それともV7が縦置きエンジンだからか、
    一般道をのんびり走っている時に、もう少し直進安定性が欲しいなと思う時があります。
    だから、今のタイヤが減ったらもう1サイズ太いタイヤが履ければと思っていたのですが、
    ダメそうなのですね。残念。
    タイヤと言えば、リアのドライブケースからオイル漏れが起きたのでディーラーに出したら、
    修理時にリアホイールに傷を付けられていました。(そのまま返されました)
    苦情を言ってホイールを交換してもらうことになったのですが、
    なんとタイヤごと本国に注文してアセンブリーで交換するということでした。
    履いてるタイヤは、国内では販売していないアローマックス・ストリートスマートでした。
    リアだけ新品になりますが、何だかダメなディーラーです。

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    1. ガタパシャさん、こんにちは。
      V7は、バイクにゆだねて、ゆったりクルージングは難しいですよね。
      もちろん、ゆったりクルージングはできるのですが、バイクにゆだねているのではなく、
      ちゃんとバイクを操作しているという感覚が、どんな時でもゼロにならない。
      そういう特徴があるように思います。
      それが、運転する楽しさでもありますが、いつもどこか意識していなければならない、
      気が抜けない、という側面もややあるように思います。

      それにしても、そのディーラーさん、ちょっと酷いですね。
      とりあえず、交換してもらえることになってよかったですが…。

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