馴らし中のV7スペシャル、購入元のバイクショップZOOM(ズーム)さんがパンク(?)修理のために引き取りに来てくれて、現在はドックインである。チューブ化ではなく、シールの見直しの方向での修理となる。
写真は6月中旬に赤井川へ行った時のもの。 |
どんどん手を加えて行って楽しむ人もいれば、ノーマルのままを楽しむ人もいる。
僕はどちらかと言えば、中間的、中途半端的だ。
必ずやるのは、左右のレバーやブレーキ、シフトのペダルなどの位置調整。これは調整だから改造にはならない。
出荷時の角度にはメーカーの考え方が込められているから、買ってすぐには変えずに、まずは体を慣らそうとするが、ある程度乗ったところで必ず自分の体に合ったように調整してしまう。
適切なレバーの位置は、身長、腕の長さ、乗り方などでことなるが、僕の場合はいつも出荷時よりも少し高めに落ち着く。
左右ペダルは、ブレーキ・シフトともに出荷時よりも少しだけ低めに落ち着く。
ある程度の間隔を置いて、ちょっとずつ上げたり下げたりしながらベストポジションを探していくのだが、数か月で落ち着くことが多い。
今のところ、僕のV7は、レバーはそれぞれ上に上げたが、ペダルの位置は出荷時のままだ。
ペダルに関しては違和感を感じないからだが、こだわれば、微細に上下することになるかもしれない。とりあえず現状でも問題はない。
レバーは遠さを調整できる機構のついたものも多いが、V7は非調整式。しかし、これも今のところ、調整の必要を感じない。僕の手の大きさが設計とあっているためだろう。
サスペンション調整は、前は非調整式。後ろはスプリングプリロードのみ調整できる。
馴らしの途中なので、ここもあまりいじっていない。左右のプリロードを揃えたのみだ。
現在のプリロードは左右16.5mm。
馴らしが終わったら、『バイカーズステーション』誌でスポーツ度が高まるという、23mmを一度試してみようと思っている。
これは7月頭。洞爺湖に走りにいったときのもの。 |
改造してみたいところ…というと、いくつかないわけではない。
外見的には、
1 クリアのウィンカーレンズが好みでない。最初からオレンジレンズがいいと思う。
2 ヘッドライトはカットレンズが好みだ。
それくらいだ。
性能に関することでは、
3 サスペンションは、上質なものに換装してみたい。乗り心地とスポーツ性の両立ができるはずだ。
4 ステップ位置が今の僕の感覚では前過ぎる。適切な位置に変えてみたい。
5 ハンドルバーを少しだけ幅狭く、あと少し手前に絞っておきたい。
くらいが、現在の願望だ。
しかし、スタッフ、開発ライダーが実際に乗り込んで、考えて作り上げたマシンにはそうなる理由がある。それがコストとの兼ね合いの妥協だとしても、理由ある設定がなされている。
それをまずが味わいたい気持ちもある。
マヨネーズ味が好きな人が何でもマヨネーズをかけるのは、健康にさえ気をつけていれば勝手だろう。バイクも然り。危険性が増さない範囲の中で、かつ、合法の範囲の中で好きに改造したらよい。それが好きな人もいれば嫌いな人もいるかもしれないが、安全と法規に従っているなら、各人の好みは尊重されるべきだ。
前の愛車、GPZ1100も、ハンドルを換えてからずっと乗りやすくなり、疲れなくなり、性能も引き出せるようになった。手の短い僕には、ノーマルのハンドルでは遠すぎたのだった。
V7も、まずはイタリアの技術者たちの考えを、体で感じで乗って行きたい。
そして、それと僕自身の体や運転スキルとのバランスから、少しでもV7に近づけるように、いじるところはいじって行きたいと思う。
でも、まずはもっと走らないと、理解も進まない。
8月頭までの怒涛の仕事が少し一段落したら、8月は走りたいと思っている。
樹生さん、こんにちは。
返信削除「ゆきかぜ」、美しいですね。
ネーミングもステキです。
僕は最初第二次大戦を生き残り、後に台湾(でしたっけ?)に接収された
駆逐艦を連想しました。ミリタリーマニアじゃないですけど。
カスタムは、僕も結果的に中途半端、なのかなw
基本ノーマルが好きなのでそのイメージを崩さないように
だけど自分の体型に合わせてハンドルなんかを変えてます。
作り手の狙い、このバイクに込めた思いなんかをも感じて
それから自分にあわせてゆく、折り合いをつけてゆく・・・
なんてできたら最高なのですが・・・
先日、ふと思ってリアサスのプリロードを今までのなかで
一番強くしてみたら、あらら、何かよく曲がる感じ・・・
僕は体重が軽いほうだと思うので基準より今まで若干弱くしていました。
雑誌か何かで仕入れた「セッティング・ノウハウ」の受け売りですね。
僕のバイクの基準値より弱めの方向でイロイロ試していたのでした。
いやあ、自分で感じて、考えてカスタムもセッティングもやらなきゃな
と、20年以上経って改めて教えられた次第です。
ソロさん、こんにちは。
削除「ゆきかぜ」車体の白さと、北海道の風景を思い浮かべ、できるだけ「和語」でつけようと思っていて、ふと浮かんだ言葉でした。調べてみたら、駆逐艦に「雪風」があり、激戦に出かけても出かけても沈まずに必ず生還していた船でした。
各部の調整は一度違和感なく収まると、もうあまりいじらなくてもよくなることが多いですが、合っていない場合、長距離、長時間走り続けると、身体のどこかが痛くなったり、どこか違和感を感じたりすることが多いです。
でも、もともとそれしか知らないと、そんなものなのか、それともこれが「違和感」というものなのか、わからなくなることも多いですね。私もちょっとずつ試しながら、自分とバイクとの接点の改善をしていきたいと思います。
ノーマルセッティングの「声」を聴けたらいいのですが、これもまずは標準値で走りつつ、試して行きたいと思います。
そういうのも含めて、バイク趣味ってなかなか楽しいものだと思います。
早く仕事の段落をつけて、少しずつでも走りたいと思います。