2015年8月12日

夏空の下で。


日本列島猛暑の夏。
北海道では上空に寒気が居座る中、南から暖かい風が次々に吹き込み、大気は不安定。
各地で激しい雨やにわか雨がありました。

僕は今日は、休みをとり、午前中だけ、ほんのちょっといつものコースをひとり、走ってきました。

家を出たのは9:30
家に着いたのは12:30

家につくと同時に雷が鳴り始め、やがて激しい雨に。
夕立のような雨は、1時間で上がりましたが、午後は降ったり止んだりでした。



夏空の、下で。

ゆきかぜを走らせる、楽しさ。

溜まった疲れは取れるはずもなく、重い体と、だるい頭。
安全にはいつもよりも気をつけて。
慎重に、慎重に走りました。

それでも、ゆきかぜを走らせるのは楽しくて、徐々に感性が、覚醒してくるのがわかります。
新車からおろして2年が過ぎ、1万1千キロを越えて、我がゆきかぜ号(MOTOGUZZI V7Special 2013)は、新車の輝きや固さを失ったかわりに、こなれたいい味を出しつつあります。

特にいいのが、極低速、1stか2ndギアで、アクセルオフから開ける瞬間です。
ドンツキの類が全くなく、微細に開けると、ショックなく加速に移り、ぐいっと開けると、開けた分だけそれが正味前へ行く力として後輪が路面を蹴り、スイングアームを通して車体全体が前へ押される、その感覚。
開け方に比例して、表情を変え、期待通りの力を発揮する、そのエンジンとシャシーの性能が、ゆっくり走っても、本当に楽しい。

トップ5速、2000rpmで流せば、時速は55kmくらい。
時速60kmは、2300rpm。
この巡航は穏やかで、適度にダル。神経質に加減速しようとしないので、平和な巡航ができます。でも意志を込めてアクセルを開けると、その開度に応じて加速力を即座に発揮。
ツインのビートを刻みながら加速していきます。 

効き始めてからレバーストロークのあるブレンボのブレーキも、がむしゃらにハードブレーキをするよりも、減速度のコントロールを楽しめる設定。

日常域でもスポーツライディングを楽しめる、この感性は、なかなかのものです。

和歌山利宏氏や小澤R&Dの小澤氏に言わせると、V7は相当に速いバイク。
速い人が走らせれば、公道上で現実的な速度域までなら、かなり「やれる」ようです。

そのポテンシャル(潜在能力)を、やさしい外観に隠して、夏空の下、気合の抜けた僕を乗せてポクポクと走ることもできる、レディ=ゆきかぜ。
今日は甘えてしまいました。

頭痛も腰痛も、走ったら少し治ったよ。

これも昔からの僕のあり方。だいたい腰痛の80%は原因不明で一番疑われるのはストレスだというのだから、あながち医学的にもうそっぽくもない現象です。


午後からは、家事と、持ち帰りの仕事を少し。

夜になると涼しい風の吹く、札幌です。

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