2017年6月4日

どろどろのゆきかぜ洗車。

6月3日(土曜日)曇り時々雨。
実は先週末の雨のツーリングから帰着後、「ゆきかぜ」を洗っていなかった。
少しの間とは家、海沿いも走ったし、塩分を洗い流さないと錆が怖い。
また、泥やらなにやらいろんな汚れも時間がたつほどに落ちにくくなる。
今日はぱらぱらと雨の落ちる中だが、洗車することにした。




それにしても、まあ汚れている。
イタリアンバイクをこんなに汚して放置しているのは、僕くらいのものかもしれないとも思ったりもする。


シート上面まで汚れがひどいのは、きっと車の撥ね水を浴びたからだ。
マフラー、ドライブシャフトもひどいものだ。


雨が落ちてきている。
ああ、どろどろだ。
スイングアームピボットは水が入っていないだろうか。
明日でも給脂してやらねばならないかも。

エンジン下、オイルパンは一番汚れるところだ。前輪の跳ね上げるものをすべて受ける形になるから。
幸いなことに、(…と言っては失礼だろう。イタリヤ本国の組み立てや、納車整備の「ズーム」さんの丁寧でしっかりした仕事のおかげで)オイルパンを含めてエンジンからのオイルにじみは今まで全くない。

ファイナルケースのフィンの谷間に、泥や虫の死骸などが挟まり、たまりやすい。
掃除すればいいだけの話だが。
リヤサスペンションのダンパーボディ、ダストシールってどれくらい強いのだろう…などと考えても仕方ない。ここもオイルにじみなど全くないから、今のところ完璧にシーリングしてくれているということだろう。心配するより、ロッドの汚れを落とす方がずっとサスには有難い。


















フロントフォークの右と左だが、汚れの跡がストロークセンサーの役割を果たしている。
かなりハードなブレーキングをテストした今回は、汚れの筋を見ても、ほぼフルボトムまでストロークしたようだ。
しかし、一度も底付きのような衝撃は感じなかったから、ダンパーがいい仕事をしているのだろう。そうとうに深く沈むものだと少し驚きだった。

さて、我が家には高圧水洗機などはない。
園芸用の散水ホースをつないで、先に取り付けた散水蛇口をjet(^^;)にしたり、showerにしたりしながら、水をかけていく。

全体的にやさしく上から雨のように(今雨降ってるけど)かけて、汚れを浮かす。
強めに掛けるときには、そこに可動部のシール類とか、ピボットなどがないかを確認しながら、汚れを水圧で飛ばすようにかけていく。
…と言っても、水道の水をホースでかけてるだけだから、そんなに力は出ない。
むしろ、それくらいでいいのだ。

一通り流したら、こんどは水を流しながら大型のスポンジで汚れを流しとるように拭いていく。傷つけないように、あくまで軽く。

スイングアームやファイナルドライブなどはなかなか落ちない。
ナイロンの柔らかい小型の洗車用ブラシで、水をかけながらやさしくこすっていく。
最後にホイールも。

『バイカーズステーション』誌で中野氏がバケツ1杯分の水でバイクをきれいにするという記事をだいぶ前に書いていたが、今日の洗車はちょう贅沢というか、水を何だと心得るというような洗車だ。

ひととおり洗うと、30分が過ぎていた。


ひと風呂浴びたって感じかな。


ゆきかぜのシート。
なんてことないシートなのだが、結構いい。
お尻が痛くならないし。前後、左右に移動もしやすい。
タンデム側とのあいだに、ちょっと段差があるが、それもポジションの目安になる。
純正オプションで、コンフォートジェルシートというものもあるらしいが、今のところ
やや硬質で分かりやすく、かつ尻が痛くならないこのシートは相当に気に入っている。


クランクケース下部とオイルパンには冷却のためのフィンがあり、それに汚れが挟まり、こびりついてなかなかしつこくなる。
だいぶきれいになった。次に走る前に、ここに耐熱ワックスを吹いておくと、汚れがこびりつきにくくなってとてもいい。
水洗いだけでするっと落ちるようになるからだ。

左右に突き出したシリンダーのフィンもかなり汚れている。
ここも水をかけながら、ブラシで洗った。


タンクはバイクの顔だと思う。
カウリング付きマシンの場合は、フロントカウルが顔になることが多いし、ノンカウルでも最近がヘッドライトが丸目の一灯とは限らないから、ライトあたりが顔になることも大いのだけれど。
ゆきかぜの名の由来の、白いタンクの色。
結構細かい傷が表面についている。
4年も普段使いにしていれば仕方のないことだと思うし、
あまり気にせずにどんどん使うことにしているのだが、
明日はワックスをかけよう。

最後に水気を軽く拭きとっていく。
そのまま自然乾燥させると、水玉のシミができることも多いので。
忙しく、体力も足りずに、今日はこのくらいしかできないけれど。


ゆるしてね、ゆきかぜ。

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