無料高速道路、日高自動車道を、終点、日高門別で降りる。
高速道走行55km。今日は道が空いていたが、V7の高速道路走行は、何の不足感もない。
北海道の高速道路なら、速い方の流れに乗っても、十分に走行し続けられるし、追い越し加速も不足は感じない。進路がよれることもないし、車体の剛性不足を感じることも、高速道路の通常走行なら、ない。
もちろん、50ps。時100kmからの、状態がのけぞるような、まるでゼロ発進のような加速…というのは望めない。
だが、通常の「速い走り」なら、十分にこなすことは可能だ。
それは分かっていた。
今日はライダーの方のチェックだったのだ。
風圧は、100km/hまでならネイキッドバイクのV7でもそんなにきつくは感じない。
しかし、80km/h区間になると、「おお!なんて平和なんだ…」と思うから、100km/hだとやはり風圧の疲労は来るだろう。今日くらいの時間、距離なら問題ない。
途中、新冠のセイコーマートで、肉まんとアンまんを一個ずつ買って食べた。
今日の朝食だ。
新ひだか町の国道沿いの街灯は、けっこう前からこのデザイン。
他にもいろいろ馬をモチーフとした特徴的な街灯が、日高地方にはあるらしい。
バイクも、もともと鉄馬と呼ばれていたし、ライダーとは、元々馬に乗る人のことを指す言葉だ。
サラブレッドは、レースでは平均で60km/h以上で走るから、相当に速い。
生き物の上でその速度を、生き物の鼓動と同時に感じるのは、すごい経験だろうと思う。
ちょっと前が満開で、半分以上散った状態…というところか。
この二十間道路の桜並木の人気はすさまじく、満開と休日が重なった日などは、50km以上の大渋滞が起こる。今日も、散ったとはいえ、GW、混雑を覚悟してきてみたのだが、がらがら。葉っぱが出た桜には、もう誰も用はないというところか。
花びらが散った後の、
桜がとても冷たくされるように
誰にも心の片隅に
誰にも心の片隅に
見せたくはないものがあるよね
中学校時代に聴いた、「風」の「ささやかなこの人生」の歌詞を思い出す。
桜並木から国道に帰るのに、ちょっと丘の上の農道を通ってみる。
中学校時代に聴いた、「風」の「ささやかなこの人生」の歌詞を思い出す。
2023/5/3 7:50 新ひだか町 静内 真歌 |
桜並木から国道に帰るのに、ちょっと丘の上の農道を通ってみる。
毎回、大きくて立派な市街地に、失礼ながら驚くのだ。
コンビニでトイレを借りる。
今回、トイレはすべてコンビニで借りた。
道の駅は混んでいることが多く、人が多くてにぎやかなところが苦手な僕は、ちょっと遠慮したい感じ。
コンビニでトイレを借り、その際に何か食べ物か飲み物を購入する…という作戦に出た。
今回は、長時間、長距離を走る予定なので、じっくり、ゆっくりの食事はとらないつもり。
おやつ程度のものを、3時間おきくらいの感覚で食べ、エネルギー切れを起こさない程度に、胃に負担をかけないで走って行けたらと思ってこういう感じにした。
コンビニからまもなく、国道か235から236,天馬街道へ入り、少し走ると、「優駿さくらロード」だ。
2023/5/3 9:10 浦河町 優駿さくらロード |
コンビニからまもなく、国道か235から236,天馬街道へ入り、少し走ると、「優駿さくらロード」だ。
こちらは、二十間道路に比べるとかわいい並木。
桜は散り始めと言った感じ。
小学校低学年のように見える子供たちのサッカー教室のようなものが、よこの芝生の運動場で行われていた。
こちらでは写真撮影に来たと思われる自家用車が数台、停めて写真を撮っていた。
こちらでは写真撮影に来たと思われる自家用車が数台、停めて写真を撮っていた。
僕も…と思ったが、ところどころに「駐停車禁止」の看板。
ここの桜も満開の時までは大いににぎわったのだろう。
まあ、いいか…とも思ったが、看板がまだ撤去されていないので、停車しての写真撮影は遠慮した。
さて、国道235,海岸線に帰ろう。
親子と思しき、馬の写真を失礼。
ゆきかぜのエンジンは止め、僕はヘルメットを脱ぎ、いかにも興味なさげに、存在を消してる感じで遠くから300㎜の望遠で狙ったのだが、仔馬は僕をしっかり見ていた。
別に警戒する様子でもなく、母馬のまわりをまわりながら、甘えた感じでいたのだが、
母馬は、常に視界のうちに僕とゆきかぜを捉え、油断なく見ている感じだった。
それにしても、馬は美しい。
そして、5月の仔馬は、生まれて数か月。
いたいけで、頼りなく、しかし、生命力を感じ、美しく感じる。
草を食み、遠くの斜面の牧場に動物が4頭、見えているが、あれはたぶん、馬ではなく、野生の鹿ではないだろうか。
山から下りてきて、草を食べているか。
気づけば、10分ほど、ぼーっと馬を見ていた。
気づけば、10分ほど、ぼーっと馬を見ていた。
さて、気を取り直して、出発しよう。
襟裳岬をめざす。(つづく)
サラブレッド、
返信削除疾走する馬の姿はとても綺麗。
TVに映るとただ見惚れてしまっていたりです。
馬、本当にきれいですよね。
削除日高は馬、十勝は牛。襟裳岬を超えると、世界が変わる感じです。
この日は、両方見れました。
久しぶりのツーリングらしいツーリングでした。