2024年2月21日

新しい春を待ちながら(2)SNS


昨年も、一昨年も、春を待ち焦がれていた気がします。
今年は、また、別の意味でも、春が待ち遠しい。
季節の訪れとは別の春を、世界中が待っている。
私にとって今年の2月は、そんな思いのぐるぐる回る2月です。

さて、ライダーとして、2024年シーズンの訪れを待っている。
これも個人として、譲れない、大切な思い。



今週になって、相次いで春に向けて注文していたものが届き出した。
クシタニのプロテクターは自分の装備だが、それ以外はバイクのSNSのための道具となるものだ。

一昨年あたりから、このブログとYoutubeの更新頻度が逆転し、僕の発信メディアは動画の方にシフトした感じになった。

しかし、初めての15年以上になるブログでは、写真と文章という組み合わせに、自分なりに納得がいっているのだが、動画の方は、2019年に始めて今年で6年目に突入するというのに、いまだに自分のやりたいこと、できあがった動画だけでなく、録っている最中も含めたバイクライフの自分のあり方として、しっくり感が来ていないのだ。

たぶん、僕がバイクライフについてSNSで表現したいものは、細かいことはいろいろあるにしても、大きく括れば基本的にはふたつ。

一つは、精神性。
…というか、バイクで走る。バイクとともにいることの、気持ちの部分。
それはたぶん、写真と文章の方が、自分自身としてはまだ表現できる感じ。
動画での表現は、かなり難しい。

もう一つはバイク走行の体感
これも、本当は実際に走らない限り、いや、一緒に走っても一人の人間の走行体験を丸ごと伝えることは不可能だ。
走っているときの、風景の流れ方。聞こえてくる音。疾走感。
たぶん、こっちを動画で表現したいのだと思う。

もちろん、それぞれに表現することが交差することもあるし、完全に別のことを発信することもある。

でも、基本はたぶんこの2つ。

もしも、動画作成がとてもうまくなれば、動画の方ですべてを表現できるようになるかもしれない。しかし、僕にはたぶん、その域まで届かない気がしている。

それでも動画を撮ることに、絶望感はない。
今回買った録音機とマイク、ケーブルは、走行時の音の強化のため。
全くの素人が、ハイアマチュア、場面によってはプロも使うような、機器を買ってしまった。(…といっても、その値段はプロ用に比べれば比較にならないくらい安い)


たぶん、僕が録りたいのは「映像作品」ではない。
「バズり」たいわけでもない。
自分の動画が多く見られると、すごくうれしい。この感情には驚いた。
…と、同時に、この感情に支配されると、本来の自分のやりたいことがどんどん見えなくなっていく危険性を自分の中に感じる。

今年はブログと、Youtube、表現部分を少しだけ、変えていこう。
基本を変えないために。

4 件のコメント:

  1. V7Yukikazeチャンネルも登録者数1,000人間近。
    ライディングの話、V7の話、北海道の自然と見所満載だと思ってます。
    ブログと動画、両方楽しませて貰ってます👍

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    1. かっちんさん、いつもご覧いただき、そして励ましていただいて、ありがとうございます。
      2024シーズンのYoutube、時々「音」もいいビデオが録れたらいいなあ…と思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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  2. 「精神性」、これは難しいですよね。精神、心、のありようで、バイクとの関わり方も大きく左右されますし。昨今、いろんな物事に「質」に対して疑問を感じることも増えてきました。
    「質」を感じるこちらのブログ&動画に、これからも期待しております!

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    1. Spiderさん、こんにちは。
      インターネットとスマートフォンなどの情報端末の普及、そちらへの情報とCMのシフトなどにより、個人のメディアとの関わり方、世界との接点などが大きく変わり、個人のあり方、その精神性も大きく変わったように思います。旧世代の私には、いいこともたくさん感じながらも、Spiderさんおっしゃるように、違和感を感じることも増えました。
      ご期待に応えられるか、全く自信はありませんが、自分が考えてきたこと、感じてきたことなどを発信していければと考えております。
      Spiderさん、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

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