2024年2月20日

新しい春を待ちながら(1)仕事をスリム化する。


ゆきかぜと僕の旅も、今年で12年目を迎える。
51歳だった僕は還暦を過ぎ、今年62歳になる。

この12年間、秋田の実家の父が死去し、パーキンソン病を患う母の元へ毎月飛んでいく生活が始まり、母の病状進行と老化のため、秋田の実家を売り払って札幌の介護施設に迎え、病院や生活のちょっとしたことなどをこまごまとサポートする生活になった。
広島にいる妻の母はその間、癌を患って半年ほど札幌の北大病院で治療をし、今は実家に戻っているが、今年の夏には札幌に来る予定だ。

僕はと言えば、53歳で頚椎ヘルニアを発症し、男性更年期障害にも悩まされることになった。医者によれば、長期にわたる過度のストレスと過労の蓄積の影響が大きいとのことで、それでも働き続けてきたのだが、58歳で早期退職を決意。このまま働き続けると命の危険を感じたからだった。

パート勤務としてライフワークバランスを考えた生活に切り替えたのだが、そうするとやはり収入が少ない。
気がつけば、仕事を増やしてまた疲労が溜まってきていた。


さらに、昨年は過労から一時仕事を離れるという事態も発生。
ずっと安定して模範的だった血圧も生涯で初めて上昇傾向を示し出した。
健康のため…というよりも、自分として生き抜いていくために、
また仕事の内容と量を改善する必要が出てきたのだ。

そこで、膨らみ過ぎた仕事の分量を減らすべく、2つのことを実行した。

1 勤務先の変更
 これは4月からになる。決めたのは昨年末。
 今の職場は人間関係もいいし、給与もパート勤務として標準的なのだが、
 多忙に過ぎた。
 4月からの職場の仕事内容の詳細はまだ決まっていないが、
 一応、分野的に幅狭くなるはずだ。勤務時間も実質減少して、楽になるはず。
 給与はまた下がってしまうが。

2 手帳サイズを小さく
 なんだそんなこと、と笑われそうだが、僕は自分の予定管理を
 未だ手書きの手帳でやっている。
 そのサイズをB5版から約半分の大きさの手帳に変えることで、
 予定が入り過ぎないように限界点を決めようという作戦だ。
 かかりつけの歯科医院の受付の方には、
 「字が小さくなるだけじゃないんですか?」と笑われてしまったが…。

仕事をスリム化して、その分を。家族や趣味に使いたい。
そういう思いで、2024年度を迎える準備を始めている。 
しかし、収入が減る分、支出も増やせない。
さらに広島の母が札幌に来るとなると、そちらのケアも始まり、
何かと物入りとなるだろう。

それでも、2024年から2032年までの60代は、バイクライフを大切に生きることにした。
(つづく)

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    バイクライフと云うよりも道の上に、
    僕たちの色々が、
    居場所としてずっと有るかもですね。

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    1. selenさん、こんばんは。
      そうですね。どんな時でも個人としての自分に還れる場所、自分を見出す場所は、道の上でした。たぶん、現在もこれからも、僕にはそれが必要なんだと思います。特に、今年は、それを大切にしないといけないな…と、考えている所です。

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