ニッキーヘイデン選手が、交通事故で亡くなりました。
2017年5月22日。35歳でした。
ニッキーヘイデン選手の経歴は、ウィキペディアでも見られます。
(ウィキペディア 「ニッキー・ヘイデン」)
私が彼を知ったのは、2003年、彼がMotoGPに参戦してきてからでした。
レプソルホンダのワークスチーム。チームメイトはバレンティーノロッシ選手。
2006年、最終戦、大逆転で年間チャンピオンに。
その前戦、チームメイト、ダニペドロサの転倒に巻き込まれて転倒リタイヤ。
守ってきたポイントリーダーの座をヤマハのバレンティーノロッシに明け渡します。
その時の彼の表情を今も覚えています。
最終戦でバレンティーノが転倒、3位フィニッシュでニッキーは5ポイント逆転し、年間チャンピオンに。
2009年からはドカティ・ワークスに。
勝てない時期でも、いつでも全力で、いつでも気持ちのいい若者だった。
バレンティーノがチームメイトとなり、一度も勝てないまま、ヤマハへ帰っていった。
その頃のドカティは、本当に難しいマシンだった。
ヘイデンはドカティで走り続けた。
レースに真摯で、走りに誠実で、人間としても、とても誠実な人だった。
2014年からホンダサテライト、チームアスパーで走った。
マシンはオープン仕様。チャンピオンを狙えるマシンではない。
いつでも、真剣、いつでも全力で走り続けていた。
2016年からはスーパーバイク選手権に参戦。
カワサキが強く、ホンダは苦戦するスーパーバイクで、第6ラウンド、セパンの第2レース、ホンダにシーズン初勝利をもたらした。
2017年もスーパーバイクで参戦中だった。
ヘイデン。
あなたの真摯さ、あなたの暖かさ、あなたのピュアな精神。
そして不屈の闘志。やさしさ。
正直で、誰に対してもフェアで、ライディングとレースを愛して、
走り続けたあなた。
苦しいときでも、笑顔を見せて、走り続けていたあなた。
うれしい時にはあたりをはばからず、大声で泣いていたあなた。
あなたが大好きだった。
とても寂しいです。
ニッキー。
走り続けるあなたを、もっと見たかった。
樹生様こんにちは、ST4です。
返信削除気になっていたのですが、
レースに詳しくない者がコメントするのはどうかと躊躇しておりましたが、
やはり書き込みさせて頂きました。
私が今よりもまだまだ運転が未熟な時に、
氏がドカティハイパーモタードでサーキットを走る動画を見ていたことがありました。
あのように自由に自在にバイクは走るものなのだと感動した事、
当時、私は乾式のクラッチワークがよくわからず、
その動画ではクラッチ側の手元をクローズアップして長い時間映していたこともあり、
繰り返しみておりました。
烏滸がましい話ですが、私のクラッチワークの礎は氏から勝手に学んだものです。
又、手前勝手で主観的な話なのですが、
個人的に同じ日本人として嬉しかったノリック氏、
前述のように尊敬しているヘイデン氏、
普通の人よりも死に近い仕事をされている方の、
本業ではない所でのアクシデントは、
余りに唐突で呆然としてしまいます。
とりとめのない話で申し訳りません。
ST4さん、コメントありがとうございます。
削除その動画、見たことがありませんが、基本に忠実で、
かつアグレッシヴなニッキーヘイデン選手ですので、
すばらしい動画だっただろうと思います。
レースでの事故やサーキットでの事故もつらいですが、
それ以外の場所でのアクシデントによるものも、
なにか胸をえぐられるようなものがありますね。
日曜日、雨の中を走っていましたが、走りながらずっと
ヘイデン選手のことが頭の中にありました。
とてもやるせなく、切ない気持ちになります。
一度も会ったことのない人、直接見たこともない人のことで、
こんなふうに思うのは、おかしいのかもしれませんけれど。
予想以上に、私の胸に、きてしまっているようです…。