5月。
GWは、札幌を離れ、まったく走れなかった。
その後もいろいろあり、やっと走れるこの週末。
朝早く出かけようかともくろんでいたのだが、そして早くに目が覚めたのだが、
走り出すことができず、朝食を摂って、出発したのは
起きてから4時間以上が経過した、午前8時だった。
今日は全道的に晴れ。
絶好のツーリング日和だ。
北へ向かおうと思っていたのだが、もう時間が遅い。
少し重い身体とこころをひきずりながら、支笏湖方面へ進むことにした。
良く晴れ、穏やかな支笏湖。
いつもよりも少し風景が霞んでいるような気がした。
午前9時半。
思ったよりもバイクも車も少ない。
せっかくの休日、みんなもっとゆっくり始動するのか。
それもいいなあと思った。
支笏湖北岸から時計回りに東岸、南岸を走って、美笛峠を越えた。
途中から4輪の数が増えだした。
大型トレーラートラックが何台か連なり、美笛峠の走行速度は完全にスロー。
でも今日は気がはやらない。
おだやかというよりは、生気に欠く感じだ。
めずらしく、走っていても体調が向上してこないのだ。
今日は早めに切り上げよう…。
そう思いながら。
美笛峠を越え、道の駅『大滝』でトイレ休憩を済ませ、
国道453号線と、276号線の分岐で、洞爺湖方面に行く予定を変更して、喜茂別方向へ北上、帰路にかかる。
途中、道道695号線に入った。
この道を通るのは、数年ぶり。このブログにコメント下さる緒崎さん推奨の道だ。
この区間の国道276号線もかなり「いい」のだが、道道695は交通量が少なく、大型トラックはまず通らない。平和な気分で季節を感じながら流すことができる。
今回走ってみて、やはりそうだった。
この道からは尻別岳と羊蹄山が重なって双子のように見える。
実際には尻別岳約1107m、羊蹄山約1898m、雪の残り方が、二つの山の実際の高さの違いを表している。
大きな山を見上げるのは、いつも気持ちがいい。
どうしてだろう。
新鮮な水や森、山菜、木の実、獣の皮や肉などを与えてくれる、大きな恵みを
身体の奥の記憶が感じるからだろうか。
276号線をそのまま進み、京極町方向へすすむ。
途中、道の向こうに羊蹄山が見える、いつものお気に入りのポイントでバイクを停めた。
ZZR1400が通過していく。
上手い!
定速で、穏やかに流していっただけだが、背中からオーラが出ている。
(頭文字Dか^^;)
大きな羊蹄山。
いつきても大きく、いつ来ても、美しい。
やはり少し霞んでいる。
そして、僕の体はやはり重いのだった。
安全運転で、帰ろう。
久々の走りで、タイヤテストもしたかったのだが、それは次の機会にまわして。
そのまま北上し、途中から道道97号線に入り、京極町から道道478号線や脇道を通って
国道393号線、「メープル街道」へ。
途中、いつもの裏道から今日の羊蹄山と、ゆきかぜ号、足元の黄色いタンポポを。
気温約20℃。
春の暖かさが心地よかった。
もう1枚。
脇道のそばの白い八重桜が、まだ咲いていた。
赤井川村の道の駅で朝採りのアスパラガスを購入し、
おとなしく、家路に。
自宅着は午後1時だった。
妻が作ってくれた昼食を摂った後、夕方までこんこんと眠りこけてしまった。
今日、帯広は30℃に至るという。
春の終わり。
もうすぐ初夏がやってくる。
明日は夕方から会議が入っている。
朝の内だけ、走れるだろうか…。
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