2003年初版で買った、和歌山俊宏著、『タイヤの科学とライディングの極意』
先日、書店で新装版の本を見つけ、再び買った。
この2冊は、何度も何度も読んだ。
若干の改訂があるのではないかと思ってもう一度買ったのだが、『ベストライディングの探求』は1989の改訂版(それも買って読んだ)を新装したもの、
『タイヤの科学とライディングの極意』は2003年版とほとんど同じだった。
でも、買うべき本を買えたという満足感は大きい。
もう一度、何度も読み直して、また掴み直していこうと思う。
僕がDT50でバイクに初めて乗り、それから一年半後にGPz400F-Ⅱに乗り、
走ること、走りそのものに、夢中になっていた日々。
その中で、僕の生き方を支えてくれたのは、こうした本たちだった。
当時の「ライダースクラブ」、小川ヨーコ訳キースコード著『ハイスピードライディング』
そして、『ベストライディングの探求』は、ぼろぼろになるまで読んだ。
和歌山氏の本も何冊か読んだが、この『タイヤの科学とライディングの極意』は、2000年頃までの和歌山市のライディング理論の到達点とも言うべきもの。(その後、和歌山氏は別の理論へと昇華させていくが)
2020年代の今読んでも、やはり当時の本は有効だ。
いや、非常に重要だと言っていいと思う。
しばらくは、ライテクの原点をもう一度、確認してみよう。
これらの本については、また機会を改めて、徐々に書いていきたい。
最近は、細切れの、直ぐ真似できるかのような、「ライテク」が多いが、本当に大事なのは、そういう細切れではない。もちろん、細切れも大事だが、それだけではないことを、細切れの技術が忘れさせてしまう傾向があるように思う。
そんなに簡単で、軽薄なものではないだろう。何事も。
ネット検索、動画でぱぱっと学ぶ。そうした「お手軽に効率よく」では到達できない醍醐味が、これらの本の中にある。
お久しぶりです。
返信削除和歌山さんの本は買ってませんが、辻司さんの「ベストライディングの探究」は、改訂版も併せて樹生さんと同じようなタイミングで入手しています。
ライディングを「ただ乗る」ではなくて、時に「考えながら乗る」ことの奥深さを教えてくれた1冊です。
ネモケンさん時代のRIDERSCLUBやこうした書籍は、今でもバイクを楽しめている「おかげ」の一つになっていますね。
これらの本をリアルタイムで読んでいた頃のライディングが自分の原点ですから、、、
あぁ読みたくなってきましたよ。
HiroshiMutoさん、こんにちは。
削除あ、やっぱりHiroshiMutoさんも、リアルタイムで読まれていましたか。
本当に、一過性のはやりでなく、一生の趣味になったのには、ただのレジャーでない
ライディングの奥深さ、面白さに出会わせてくれたものの「おかげ」は大きい気がします。
今読み返していますが、
当時結構違うこと言ってたような辻さんと根本さんですが、辻さんの本読むと、用語は使ってないけど「向き変え」の重要さと方法論をかなりのスペース使って書いていたり、変えていないといいつつ、イラストが差し替えられていたり、と、発見が多くて、とても面白いです。
まだまだ、楽しめる、やらなきゃいけないことが多い、「ライディング」です。