2021年12月31日

2021シーズンを振り返る(3)雑感など。



2021年も、もう数時間で終わろうとしています。
今年は、個人的に3月いっぱいで仕事を辞め、施設で暮らす母の介護の補助を生活の優先順位の上位に据えつつ、パート勤務で過ごした1年でした。

そうは言ってもフル勤務から下りたことで、昨年までに比べればだいぶ暇になるだろうと踏んでいたのですが、ちょっと見通しは甘かった。

やはり生活のためには微々たるものでも稼がねばならないわけですし、
そうは言っても昨年度までのブラックな労働環境からは解放されたわけですが、この4年ほどの超過勤務、過労の蓄積は、なかなかすぐに治るものではなかったようでした。
さらにコロナ禍によるリモート勤務。それに向けてPC周辺の環境を整え、やり方を勉強するだけでも、かなりのストレスなのに、実際の業務で使うとなると、このノウハウのなさや、そのリモートの場でのコミュニケーションのあり方などをつかみ、修正し、問題ない範囲までフォローを入れていくと、結局かなりの時間が取られてしまって、日々睡眠不足になってしまうという、なかなかよろしくない状況でもありました。

それでも、少しずつ、慣れ、なんとか仕事としてはこなせてきたのは、ありがたいことでした。


この神経的な疲れは、精神的なコンディションによろしくなく、なんとか心の調整のために走り出そうとするのですが、ここでコロナ禍との重なりなどもあり、なかなか自由気ままに走りに行く…と言うわけにもいかなかった今年でした。

それでも、走りに出られた日は、心が洗われるような感覚を、毎回味わうことができました。
やっぱり、走るのが好き。
路上にいることが好きで、その時の自分が、一番好きなんだと、
改めて感じた1年でもありました。



また、今年感じ、考えたことに、自分の年齢と体力の衰えがありました。
まだ59歳ではありますが、5年前と比べると、かなり老化が進んだことが感じられます。
疲労回復の速度、老眼の進行、筋力の低下。
これらは、今後、フル勤務も終えたこともありますし、意識して付き合って行かなくてはなりますまい。

また、いつか来る自分の人生の終わりや、自分のバイクライフの終わりについて、
今までよりも具体的に考え始めた年でもありました。
…といっても、まだまだ先のこととして、漠然としたままではありますし、
事細かに予想・予定したところで、必ず予想外のことは起こり、その通りにはならないのですから、現状、現実をみながら、ぼちぼちとやって行こうと思っているのですが。


70を過ぎても大型バイクに颯爽と、元気一杯に乗り、走っている人たちもいます。
私の父は、生涯自動車の免許を取らない人でしたが、70を過ぎてから原付免許を取り、
スーパーカブを買って、90手前まで走っていました。買い物から、散歩、遠乗り。

私のバイクライフは、どうなっていくだろう。
いつまで、今と同じようなツーリングができるだろう。
そう思ったとき、初めて、終わりが日々迫ってくることを感じたのでした。
この時は、永遠ではない。いつまでも繰り返しはできない。
当たり前のことなのですが、来年も、来年も、という思考が、無限に先延ばしできる時期は去ってしまったことに気づかされた感じでした。
いつか来る終わり。
それに向かい、悔いのないバイクライフを作っていきたい。

60代は、攻めのバイクライフにしようと思ったのです。


できなくなった時に、悔いを残したくない。
できたはずだったのに、しなかった…という後悔は、残したくない。
できなかったこと、しなかったことにも、納得していきたい。

そんなことを考えた、2021年でした。

じゃあ、何をする?
そして、どのようにする?

それは、また、この冬の間に、考えて行きたいと思います。

特別なことをするわけではなく、淡々と、していくと思うのですが、
還暦を迎える2022年は、そこから先10年に向けた1年になるような気がします。
70歳の時に、80までのバイクライフが考えられているような、そんな10年間にしたい。
その最初の1年になっていくことでしょう。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    あと数分で2021年も終わろうとしています。
    僕は樹生さんより数歳下なのですが、似た様なことを考えることが多かった年でした。
    残りのバイクライフの事、自身のそして家族とのこれからの生活(とバイク)との折り合い、
    sport1000に飽きた訳ではありませんが、これからの自分にBEST(or BETTER)なバイクは?なども含めて。
    先輩のありようを参考に、自分なりに楽しんでいければと、そんな年になればよいなと思っています。
    今年一年、ありがとうございました。
    よい新年をお迎えくださいませ。

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    1. HiroshiMutoさん、こんにちは。
      私も、ゆきかぜとの来シーズンを考えつつも、60代の走り方、バイクライフを考えた時の
      ベストマッチなマシンとは…、最近、考え始めています。
      走ることが人生とともにあるのなら、人生のステージとともに、走り自体も変わっていくもの
      しかし、私には、「走り」を放棄してただ移動手段としてバイクに乗ることは
      どうもできそうにありません。
      走り続けるために。どのようなバイクライフになり、どのようなバイクライディングになっていくのか、
      60代を迎える今年、考えつつ、走っていきたいと思います。
      また、そういう新しいチャレンジが、楽しみでもあります。
      朝が来て、年が明けました。
      HiroshiMutoさん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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