2022年5月6日

ふらっと支笏湖へ。

今年のGWも少しずつだが仕事があり、どうも走れそうにない…はずだったのだが、
ちょこちょこっと、走ることはできている。
4日午後、ふらっと支笏湖まで往復してみた。


そもそも、午後から支笏湖へ行くこと自体、僕にとってはめずらしい
一つには、昼頃あたりが支笏湖が一番混む時間帯であり、人混みが苦手な僕は、それを避けるようになっていること。
もう一つは、当然、そうなると支笏湖までの道も混むわけで、できるだけ空いた道を走りたい僕は、混む時間帯は走りたくないということだった。

しかし、4日は朝、雨が降り、気温も低く、昼から晴れるという天気。
風も強く、今日の支笏湖は空いていると踏んだ。


行って見ると、GWの昼とは思えないほどに空いていた。
と、行ってもポロピナイの駐車場へ入ったわけでもないし、温泉街へ行ったわけでもない。

湖畔に一度、ゆきかぜをとめ、少し冷たい風に吹かれて、それから湖畔の北側を往復して帰ってきただけだ。



それでも、きりっと晴れた冷たい空気の中の深い青の支笏湖を望み、湖畔をゆきかぜと走るひと時は、とてもよかった。





帰りに常盤からいつもの森の中の小路を通り、
だいぶ下ったころ、道端にコブシと桜が咲き、庭先にこいのぼりが泳ぐ家があった。
軒先に年配の男性が腰かけ、お孫さんだろうか、男の子が小さな自転車で遊んでいた。

思わず止まり、桜の樹の写真を撮ってもいいかどうかお尋ねしたところ、
快く認めてくださった。




実は今年は、僕にとって桜の当たり年かもしれない。
何度も桜を見ている。

どれも、観光地の名のある桜ではないけれど。

時間の空いた午後、仕事を少し残したままでふらっと走りに出る余裕や元気は、この5年くらいなかった。

昨年仕事を辞めて、パート勤務にして約1年。
収入は6分の1以下になってしまったが、長年の溜まり切った疲労は、少しずつ抜けていったのかもしれない。





きれいな桜ですね。と声をかけると、男性は、この冬の雪で枝が何本も折れて、今年は花がずいぶん少ないのだという。

確かに、折れてぶら下がった枝や、切った跡のある枝が何本もあった。

それでも、

やはり桜はきれいだった。
今年も花をつけた。

老いても、雪に枝折られても、
春にまた花をつけた。



だから何だというわけではないが、
還暦で結構身体ボロボロの僕も、
何か元気づけられた気がしたというわけだ。

この週末は走れないだろう。
(今度こそ仕事で)

でも、10日の火曜日は休みなのだ。

もし、天気がよかったら、
またふらっと、走りに出ようかな。

そんなことを、考えた。

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