ひとりで走ることがほとんどの私ですので、走っているときの写真は、ほとんどありません。
でも、時に仲間と一緒に走った時など、写真を撮ってくれて、送ってくれる時があります。
それは、とても大切な思い出になります。
そして、ひとりで走ることと、だれかと走ることと、その.経験はだいぶ違うこと、そのどちらも、とても好きだということに気が付きます。
写真を見つけました。
数年前、GPZ1100に乗っていた頃、仲間と札幌―開陽台日帰り約900kmのツーリングをしたことがありました。その道の途中で、撮ってくれた写真には、とても幸せそうな私が写っていました。
……わらってる。
霧が濃く、合羽を出して着る。
それだけで楽しい。
「いや~濡れたね。」とかいいながら。
いえ~い。なんて、ひとりのときはしないよ。
信号が青に変わり、発進するだけでも、数台一緒だと、胸が躍り、わくわくする。
前方とタイミングを合わせて発進し、スピードの上昇と合わせて、車間距離をその速度にとって適切な距離になるように、次第に開いていく。
その調整を美しく。
次の信号までの直線でさえ、とても楽しい。
発進から1m以内で両足をステップに乗せる。なんか習慣化してしまったけれど、別に正しいわけでも、決めてるわけでもない。きっかけはなんだったっけ?
この写真を見ると、やはり私はB2タイプですね。
グリップを深く、斜めに握り、肘が外に出るのですが、それで力んでしまわないように、背を少し丸めて肩を落とす。外に出る肘を心なし下へ折る感じで、脱力します。
驚くなかれ、私の前を行くFJR1300はタンデムです。見えてるヘルメットと赤いウェアは、タンデマーの奥様の姿。
気をつけて見ないと、ひとり乗りにしか見えない。
このお二人のタンデムライディングは、最高でした。奥様がご自分で運転しないのが信じられないくらい、二人で、ライディングしているのでした。ワインディングのペースも、一人乗りの人と変わらないのです。
これ、実は前の車が遅くて、40km/hくらいしか出てないのに、後ろの樹生くん、気持ちはコーナリングだね。この時点で車越しにS字の次の左コ―ナーの立ち上がりラインを想定して、にやついているという、気持ちわるい状態です。
そしてその左の次はきっと回り込んだ右だぞ…なんて、山の稜線みながら予想してます。
でも、その予想、けっこう外れるんですよ…(^^;)。
旅立ちの朝。
いいですね。落ち着いた、静かな高揚感。好きです。
走り続けて900km。
最後の休憩地。高速のPAです。
一日走ったバイクは、とても逞しく、頼もしく見えます。
あと一息、気を引き締めて、安全運転で。
楽しかった今日のツーリングを振り返りながら、残りの行程に気を引き締める。
名残惜しさと、快い緊張感。
旅はまだ、終わらない。
基本的に、バイクにふれていれば、上機嫌な私。
走ることは、やっぱり楽しい。
ひとりで走っても、みんなで走っても。
さて、冬の間は走れない北海道。
来年こそ、たくさん走ってやる!…と、ここ数年、毎年思っていますが、それもまた、しあわせのしるしか。
来年の走りのことを、あれこれ、考えるシーズン。それが北海道のライダーの冬です。
来年こそ、ゆきかぜを少しカスタマイズ。
そして、たくさん、走りたいですね。
あの日(2012年7月17日)、ともに走ってくれた、さんにーさん、ひでGさん、ぷるぷるさん、かねしんさん(いずれも当時のハンドルネーム)に感謝します。
写真は、ぷるぷるさん、かねしんさんが撮ってくださいました。ありがとうございます。
仲間と同じ時間を共有するのでしょうね。
返信削除そこが嬉しいですよね♪
この日帰り開陽台ツーリングとは驚きでしたね♪
900キロなんて強い気持ちが無いと敢行出来ません。
ソロなら挫けてしまうところですが
仲間が要れば可能にしてしまうのでしょう。
そこがグループ走行の良いところです。
ソロなら少し寂しく感じる事も無い。
プラス効果が多いかも。
但し、旅スタイルがある程度、似通って無いと
ストレスを覚えるでしょうね。
いちさん、こんにちは。
削除とても楽しいツーリングでした。
やはり、信頼できる人と走るのが一番疲れないですね。
無理しないで「待ってくれ」と言えるし、相手を待てるし、相手に合わせられる。
自分一人の時とは違うリズム、その時のメンバーならではの、固有のリズムを走りながら作って行き、
それを一日のツーリングの中でさらに磨き上げていく、そしてシンクロしていくそのよろこびや楽しさがあります。
メンバーに恵まれて、とても有意義な、楽しいツーリングでした。
写真を見て懐かしく思いました。
返信削除あのころはどんなことを考えていたかなーなんて、派手なオレンジのバイクを見て思いました。
樹生さんの、国道240号線から阿寒横断道路に入る時の左折でちょっと失敗してた時のお茶目なリアクションと、阿寒横断道路でのヘアピンを嬉々として曲がっていく背中が印象的でした(笑)
洗車しないまま行ったり雨でシールドが曇りっぱなしだったり変なカスタムしてテールのバルブ切れたり安いチェーンがダルダルになってしまったり恥をかいて勉強させてもらいました^^;
今思うととっても恥ずかしいです。
また一緒に走りたいです。
金田慎さん、こんにちは。
削除楽しかったですね!
あの日、雨でシールドが曇ったのは、金田さんと僕だけ。
さんにーさんもひでGさんもプルプルさんも、曇らなかったのは、
ものではなく、ヘルメットの手入れの差でした。
これってなかなか恥ずかしいですよね。
こういうところに、正体が出るものですよね。
それでもその恥かしさも含めて楽しさとしてとらえて、
学ぶべきことを学んで(っていっても学校で習うみたいなものでなく)いくのが、
充実した長いバイクライフに繋がって行くと思っています。
子どもが生まれると、自分の命の重さに改めて気づきますよね。
命の大切さをかみしめながら、また一緒に走りましょう。