2017年1月25日

ゆきかぜの春(2016)

雪が降り、ゆきかぜは眠りの中。
僕の仕事は、冬になっても、全然楽にはならず。
夜なべと、病院通いを交互にしてるような状態で。
でも、少しずつ、働き方を変えて、眠るようにしてる。
ゆきかぜと走る春を待ちながら。

早春、大好きな赤井川村へ走ったのは、2016年の4月24日。



5月1日、羊蹄山を見に。
中山峠で。
まだまだ雪が残っていた。




羊蹄山、きれいでした。
きもちいい。
冷たい空気も。
暖かい日差しも。
変な力が抜けて、必要な力だけが入ってくる。
ゆきかぜと走るのが、大好きだ。
そう思うんだ。走るたびに。



5月15日。
春の丘を見に行きたくて。
ゆきかぜと走った。
富良野の丘へ。

一人で走る。
一人で止まる。
一人で風に吹かれる。

あ、ゆきかぜとふたりとも言えるか。
でも、もちろん、ゆきかぜはバイク、機械だから、
ふたりと言っても、それは自分の投影。
モノローグのダイアローグ。



畑の中の、さくらの木。一本。

なんてことないさくらの木。なんてことない畑の中の。
それでも気になって、停まってしまう。

たぶん、それは、春だからだろう。



富良野・美瑛の盆地の西側。
盆地の向こうに大雪の山々が見えて。
牧草地は広く広く。
気持ちよくて、とまってしまう。

似た景色は日本中にいろいろあるけれど、それぞれに、その場所にしかない空気があって、
富良野には、富良野にしかない風が吹いている。
他のどことも、空気が違う。
富良野だけの空気。
富良野だけの風。



旅の道具。
タンクバッグ。
GPZ1100の頃から、ずっと使い続けている、タンクバッグ。
まだまだ使うことになるだろう。
MOTOFIZZの合皮(PVC)だけど、なかなか丈夫で、なかなか壊れない。



五陵の丘。
美瑛の有名な丘群からもう少し西へ。



5月29日。
積丹半島へ。
GW、函館から咲き始めた桜は、ひと月かけて北海道を北へ。東へ。
5月の末には、暖かくなって、夏の輝きが近づいていることを感じる。

綿のジャケットを潜り抜ける風が冷たくなくなり、さわやかに感じ始めると、
こころもまた、軽くなる。
でも夏の暑さは、もうそこまで来ている。

汗と、冷たい飲み物が待ち遠しい、5月の末。

2 件のコメント:

  1. う~んイイね!早く春にならないかな~!
    写真を見ているとバイクに乗りたくなります。
    眼の毒だな~(笑)
    羊蹄山の写真は実にいいね~!

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    1. いちさん、こんにちは。
      自分が走った風景なんですが、時間が経ってから写真を見ると、
      また違った気持ちになります。
      走っている時の気持ちはその時だけのもの…ということでもあるかもしれません。

      結構いいバイクライフじゃないか…と、思ったりしながら、
      春が待ち遠しいです。

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