2017年1月6日

ホンダが自分で立ち続けるバイクを発表。

それは、「ホンダ・ライディング・アシスト(Honda Riding Assist)」というテクノロジーで、まずは、動画をご覧いだたくのが一番早いと思う。

YouTubeHonda Riding Assist」から。(どうやら音声のない動画のようです。)


気になるバイクニュース』でも、いち早くこのニュースを取り上げている。

それは、「アスファルト&ラバー」というサイトの「ホンダがセルフバランスバイクコンセプトをデビューさせた」という記事を翻訳してくれたものだ。(それぞれ、もとは英語)

Honda Riding Assist(ホンダのHPから)
ホンダは自社HPのニュースリリースの中で、

CES 2017」Honda発表内容 〜生活の質を高める新価値提供に向け、AI・ビッグデータ・ロボティクス技術を活用したオープンイノベーションを加速」

という記事を上げ、その技術について、簡単に説明している。それによると、
ASIMOに代表されるヒューマノイドロボット研究で培ったHonda独自のバランス制御技術を二輪車に応用した、世界初公開の実験車です。ライダーが乗っていても、乗っていなくても自立することができ、ライダーが少しバランスを崩しても、バイク自体がバランスを保つことで、低速走行時や停止時のふらつき、取り回しの際の転倒リスクを軽減します。一方で、通常の走行時には、既存の二輪車と同等の操縦性を実現しています。ツーリングやバイクのある日常をより楽しいものにする提案です。

ということだ。
この技術はすごい。
これをどう評価するかは、むしろ、その評価によって、自分の方が評価されてしまう問題であるようにも思う。
しかし、この技術の進歩はすごいことだと、今日は素直に感動したい。

どう考えるか、実用に向けて、どのように進歩してくるか。

囲碁の世界でも、A.I.の強さがいよいよトッププロに肉薄しているようだ(将棋はもう周知のところだ。)、自動車メーカーの主な関心は今や「自動操縦」。将来の生き残りをかけて、熾烈な開発競争が進んでいる。

いろんなところで、押しとどめようもなく、電脳化が進んでいく。

そういう時代に、僕らは生きているらしい。


<追記>2017/1/7
迷走RIDERの眠れぬ日々―50代からのバイク選び―』で迷走さんも、
ほんの少し先の未来・自立のバイクHONDA Riding Assist」をUP.注目しています。

4 件のコメント:

  1. こんばんは^^
    最先端の技術には、いつもとてもワクワクします。
    そして最先端を使っていると、
    逆方向のアナログを心地良く思っている自分が居たりします。

    最先端を使うほどにアナログの良さに戻ったり(笑)
    仕事と趣味は真逆なので(^^;
    趣味の世界は面倒くさいことが好きなのかもですが(^^;

    趣味の世界・・・どこに心を置くかの問題もあるのでしょうが、
    私は突き詰めればシンプルに楽しめるところに戻っているようです。
    自分が機械に合わせる部分が少なからず有ることが楽しかったりします。

    対話ではないですが探りあいながら時間をかけ長年楽しめるような^^
    そんな事を思いました^^

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    1. selenさん、こんばんは。
      selenさんのカメラは、機械式フィルムカメラの名機CanonF-1。
      ガレージにはレコードのターンテーブル、スピーカーはなんとラジカセ。
      エンス―として「こだわり」をプレミアム化するのではなく、
      自分として心地よいことを、素直に、しなやかにされているのが、とてもすてきだと思います。

      確かに、世界や仕事がどんどん高度化、複雑化、ブラックボックス化していく中で
      趣味の世界では、シンプルなものが魅力を増してくる…というのはあるなあと思います。
      もちろん、人それぞれ、趣味の世界でこそ、最先端の技術を楽しむというのもありですが。

      長く楽しめるというのが、僕の場合も大事なポイントになってきているような気がします。

      石炭機関による第1次産業革命、石油化学による第2次産業革命を経て、
      電子・ネットによる第3次産業革命が猛烈な速度で進行しつつある現在、
      あらゆるものが高速で変わり、身の回りのものも、生き方も、
      人と人とのつながりも、変わらざるを得ない時期かと思います。

      そんな中で、やっぱり継承されていくもの、変わらないものもまた、現れてくる、
      明らかになってくるのではないかと思います。

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  2. 樹生さん、こんにちは。

    拙ログの紹介ありがとうございます。
    遅ればせながら、同エントリ内で
    こちらの記事もリンクさせていただきました。

    まだ連載中の"究極のツーリングバイクを考える"
    シリーズで毎回どんな内容にしようかで
    いつも頭を悩ませています。
    その中に、外せないものとして
    生きて帰って来るための安全性を
    いかにマシンで担保するか、と言うテーマは
    欠かせないと考えています。

    Riding Assistが将来自分にとって
    本当に必要かどうかはともかく、
    高齢化が叫ばれるライダー達にとっては
    やはりある種の安全を提供できる
    システムだと感じています。
    また小柄な女性にとっても、
    新たなカテゴリのモデルを選択したり
    チャレンジできる可能性を
    秘めているとも思います。

    こうした新たなアイデアや技術が
    今後、実際にどのような方向で煮詰められ
    どのように役立てられて行くのかは
    まだまだ未知数ですが、
    それでもモーターサイクルの明るい未来を信じて
    応援していきたいと思います。


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    1. 迷走さん、こんにちは。

      気になるバイクニュースで、このホンダのニュースを見て、
      慌ててエントリーしたのがこの記事です。
      一日に2つ記事をアップすることになってしまいました。
      すると、同じ晩に迷走さんも記事にしていたことを翌日知り、
      しかも、肯定的に技術を捉えられていて、その感じ方に
      失礼ながら私と似たものを感じてうれしくなりました。

      走行状態の動画、見ました。
      ここまで完成させていたとは、予想外でまた「やられた!」と喜んでいます。

      迷走さんがおっしゃるように、安全のための技術、
      命を守る手助けをしてくれる技術、
      ライディングの楽しさを、多くの人に広げてくれる技術…。
      大事なものだと思います。

      人間が扱える質量とスピードをはるかに超えてしまっているのが
      現代のモーターサイクルなのかもしれません。
      だから、こうした技術が必要になるかもしれません。

      そうして、人力で、生物としての人間が扱える質量と速度の
      自転車(多くはかなり大きな速度も出てしまいますが。)や、
      デバイスを使わない、普通の「道具」(スコップや、箸や、ナイフなど)の
      大切さ、扱う楽しさなども、またクローズアップされてくるのかもしれませんね。

      私は、バイクは自転車にはかなわないと思っている人間ですが、
      それでもエンジンで走る「モーターサイクル」と、それで疾走することを
      とても愛してしまったので、
      少しでも長く、この乗り物と生きて行きたいと思います。

      そんな思いもあり、ただ新しいことへのドキドキもあり、
      体の奥に少し残っている炎のようなものもあり、
      いろんな楽しみ、期待で、モーターサイクルや
      それを支える技術、レーシング、文化などを
      見つめ、楽しんでいきたいと思います。

      迷走さん、コメントありがとうございます。

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