はやり本当のようですね。
「Web!ke」ニュースに記事が載っていました。
また、ホンダのHPを見ると、
ニュースリリ―スの3月24日に、次のような記事が載っていました。
ちょっと長いですが、引用します。
日本郵便とHondaが社会インフラ整備に向けた協業の検討を開始
日本郵便株式会社
本田技研工業株式会社
日本郵便とHondaは、約半世紀にわたり二輪車の開発・運用を通じて、効率的な郵便配達業務の協力関係を築いてきました。
近年、地球環境への意識が高まる中、限りある資源を有効に活用する循環型社会への移行、強化される排出ガス規制への対応など、地球環境に配慮した企業活動が求められています。
こうした中、日本郵便とHondaは、郵便配達業務における地球環境に配慮した電動二輪車等や郵便局での充電ステーションの実証実験を行い、持続的な地球環境への貢献を行う社会インフラの整備に向けた協議を進めていきます。
また、郵便事業の永続的なユニバーサルサービスの確保に向け、保守体制の維持、保守品質の確保についても協議を進めていきます。
■協業に向けた主な検討内容
1 電動二輪車等の郵便配達での活用を展望した社会インフラの整備に向けた取り組み
(1)郵便配達業務での電動二輪車等を用いた実証実験
日本郵便は、Hondaの開発する電動二輪車等を用いた実証実験を行うことにより、郵便配達業務への電動二輪車等の導入の可能性を検討します。これにより、今後強化される排出ガス規制の中でも、永続的に郵便配達業務を続けられる体制づくりを目指します。
(2)郵便局への充電ステーション設置の実証実験
日本郵便が郵便配達業務で使用する電動二輪車等に関連して、郵便局への充電ステーション導入の実証実験を行います。
将来的には、充電ステーション機能を通じて郵便局が、より利便性の高い「人々の集う場所」として地域にさらに貢献できる存在となることも目指します。
2 効率的な車両運行・永続的なユニバーサルサービスの実現に向けた取り組み
(1)郵便配達業務へのテレマティクス・サービス「Honda Biz LINC」の活用
Hondaは、スマートフォンやタブレット端末の位置情報(GPS機能)を活用し、二輪車や軽自動車での近距離移動における業務効率向上を支援するクラウド型ソリューションサービス「Honda Biz LINC」を開発してきました。このたび、日本郵便は郵便配達業務の車両で「Honda Biz LINC」の実証実験を行います。車両の位置情報を把握できる機能等を活用することで、車両をより効率的で安全に運用することを目指します。
(2)日本郵便の郵便配達用二輪車に関する保守体制の構築
現在、Hondaが日本郵便に納入し配達業務に使用されている郵便配達用二輪車を、安心して業務に使用できることを目的とした保守体制を全国で強化します。保守による郵便配達用二輪車の最適なコンディション維持を通じて、安定、正確、安全な配達業務を支えることを目指します。
以上
ホンダの電動ビジネスバイク、EV-neo ホンダのHPから。 |
最初は、「郵政カブもとうとう電動化か…。電気バイク、合理的なのはすごくよくわかるけれど、なんだか寂しい気持ちになるのは、完全にノスタルジア、自分の若い頃への感傷かもな…」と思っていたのですが、ホンダのニュースリリースを読むと、このニュースの核心部分はカブの電動化ではなくて、配達業務全体の電脳化にあるようです。
「Honda Biz LINC」
=スマートフォンやタブレット端末の位置情報(GPS機能)を活用し、二輪車や軽自動車での近距離移動における業務効率向上を支援するクラウド型ソリューションサービス
これとても、今や物流の世界では珍しいものではないのかもしれませんが、通信販売の爆発的な増加、物流のオンタイム化が進み、あらゆるものの動きがすべて監視、管理される時代がもう来ている。
そういう超監視、管理社会の恩恵を受けながら、もう僕らは暮らしているのだと、改めて思ったのでした。
今度、クロネコヤマトが料金の値上げをし、時間指定配達の一部を廃止するとか。
また、郵便も再配達の時間を一部縮小する動きがあるようです。
それでいいと思います。
そこまで便利でなくていい。
効率が上がれば、そのまま残りの時間が余裕になるのではなかった。
効率が上がるたびに、ますます生活速度が加速し、僕らは待てなくなり、せかせかと追われて、イライラして暮らすようになってきている。
もともとセブンイレブンは朝7時から夜11時まで開いているという驚異の営業時間の長さで衝撃を与えたのでした。
24時間営業をしない方針の北海道コンビニ「セイコーマート」でも店舗によりますが、朝6時から深夜0時まで開いている始末。
真夜中に開いている店も必要な地域もある。
そこにはそんな店もあっていい。その店は昼閉まっていていい。
いつの間にか、僕らの消費者としての贅沢が、同じ僕らの労働者としての生活や精神を深くむしばみ、疲弊させている。
効率を求める電脳化は、おそらく押しとどめることはできない。
ではせめて、人々の暮らしが余裕あるように、そんな方向で進んでほしいものだ。
お客様扱いされて、増長した傲慢な消費者としての僕らが、過労死レベルを超えてこき使われ、疲労困憊しても逆らえない奴隷のような労働者のとしての僕らを傷めつけている。
僕らは僕ら自身にもっとやさしくならなければならないと思う。
電脳化で効率が上がったら、その余裕は、人生に回そう。
サービスの向上はいいけれど、人々の人間らしさの犠牲の上に胡坐をかいてまで、贅沢をしては、本当はいけないんだ。
いや、電話が発明され、日本中が電話線でつながれようとしたときにも、同じような声は上がったろうし、電卓が普及した時にもそろばん関係者から同様な声は上がったかもしれない。
技術は進歩し、それは後戻りできない。
それはそれで、いいと思う。
その進歩を、みんなが幸せになるような方向で、進めたいものだ。
平均株価とか、GDPとかで測るのでなく。
そんなことを、つらつらと考えました。
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