宮崎敬一郎氏の「道を読む」シリーズや、福田照男氏の「アメリカンライディング」など、何度も何度もリピートして観たものでした。
YouTubeで、その『RIDE ON』の中の福田照男氏の
「福田照男のスポーツライディング ①ブレーキング」
というのを見つけました。
驚くのは、スポーツライディングとは言いながら、NSR250RRだけでなく、TZR125や、ゼファー750を用いて、公道上を意識した「初心者向け」の内容セットでありながら、その内容は、フルブレーキング時のコントロールをいかにするか、に関して、ロックのコントロールまで話題が及んでいることです。
現在でも、ライテクに関する需要は昔と変わらず高いように思いますが、初心者に要求する「精神性」のハードルが、1990年代前半の方が、かなり高かったように思います。
そして、新車には必ずABSやトラクションコントロールがついてくる時代になっても、このビデオで福田照男氏が言っている内容は、30年経っても全然古くなく、今日でも有効だということです。
むしろ、今日こそ、こうしたライディングテクニックの話が、求められているし、必要な時代なのだ、という気がしました。
(どうしてそう思うのかは、また長い話になりますので、機会を改めます。)
命を乗せて走るバイク。
その運転技術の「学び」の〈構え〉、心の持ちようも、命を載せるに匹敵するものでなくてはならない…と、改めて感じました。
登山やスキューバダイビングやキャンプが、あまりカジュアルに触れすぎると(カジュアル化自体は歓迎です)危険であり、本質を失ってしまうように、バイク、バイクライフ、バイクライディングも、あまり「楽しい」に触れすぎると、命の扱いまで軽くなってしまうようにも思えます。
楽しそうでありながら、「覚悟」を感じさせる。
宮崎敬一郎氏や、福田照男氏のライテクの真髄、そして魅力は、そういうところにあるような気がします。
こんばんは。
返信削除懐かしいですね、RIDE ON!
私も好きな号は買っていました。
福田さんがサーキット走行してノウハウを伝えていたりもしましたね。
5~6本は買った記憶があるのですが、どこ行っちゃったかな?捨てたかなぁ・・・
まあ、我が家のビデオプレイヤーが未だに動くかどうか分かりませんし。
がたぱしゃさん、こんにちは。
削除私はほぼ毎号買っていたんですが、引っ越す時に捨ててしまいました。
でも、この頃にVHSでビデオマガジン、コンビニ販売で、バイクビデオ売るって、
やっぱりバイクブームだったんだなあ…と思いました。
まさか2020年にYouTubeで見られるとは、思ってもみませんでした。