今回は秋編です。
晩秋の早朝。日の出頃に赤井川についた。
見えている建物は消防署。
ずっと降っていた雨が上がり、雲が流されていく。
同じ日。刈入れの終わった田んぼ。西の丘。
天候は瞬く間に回復していく。
その風の速さも、秋の深さを告げていた。
同じ日。東の丘。
昼が近くなり、明るい小春日の輝き。
左奥に見えているのは消防署の塔。
別の年の晩秋。
風は冷たい。
最後の取り入れを待つ畑。
風が止んで、少し休憩。
手が冷たい。
赤井川村は広く、カルデラ盆地だけでなく、赤井川、白井川の流れる広い谷や、倶知安へとつながる峠への深い谷、スキーリゾートキロロも実は赤井川。
さあ、陽が沈む前に帰ろう。
別の年、別の時、西の丘から降りて南へ向かう道と、秋のうろこ雲。
オートバイはどの季節もいいけれど、秋が一番好きだ。
樹生さんおはようございます。
返信削除晩秋の夜明けそれもウエットコンディションで赤井川到着できる、
GPZ1100の対候力とそれをしてしまう樹生さんのツアラー力に
圧倒されます。雨の日のバイクの新しい扉の先なのでしょうか。
この写真美しさはどうだろう。
”あの”普通のコンデジ撮影されているはず、
アングルに赤井川への
自然への
樹への
そしてそこへバイクで行くことの
深い思いを感じます。
感動しました。
kaoriさん、こんにちは。
削除GPZ1100の耐候能力は本当に高かったと思います。
雨にも強く、風にも強く、メッツラータイヤとのコンビネーションで、
雨の路面でも、面圧を感じられる鉄のシャシー、サスペンション。
レスポンスのちょうどいいエンジン。
極低回転での粘りは、ZZRよりもずっと上で、「耕運機」とあだ名されるほどでした。
ちなみに耕運機=トラクター。「トラクション」をかけるバイクとしては絶好の特性です。
マルチエンジンのくせにその低速域は非常に優れたグリップ性能を持っていたのでした。
そして、そんなに張り出していないのに手を寒風から防ぎ、上半身冷えを防ぎ、
少々の雨なら走り続けていれば膝から上、胸まではほぼ濡れないという、高性能カウル。
広島から那須まで遠回りして1500kmを一日で走り、翌日はサーキットを一日中走り、
3日目にまた1500km走って広島へ帰ってきて、翌日から通常出勤できるという、
猛烈にタフな旅性能も持っていました。
GPZ1100とでなければできない旅が、たくさんありました。
たぶん、V7ゆきかぜとでなければできない旅も、たくさんあるのだと思います。
それは、走りながら、少しずつ、見つかっていくのだと思うのです。
その旅の途中で、止まってシャッターを切る、そのリズムで、
また風景とゆきかぜ号を、撮って行ければいいなと思います。
私はやっぱり、バイクとバイクで行く旅が、たまらなく好きなんだと、自分でも思います。
そんな時間が取れない日々が続いていますが、
気持ちは失いたくない、そんなふうに思うこのごろです。