写真出典は、『サイクルワールド、モトグッチV7Ⅱファーストライド』より。
樹生さん、おひさしぶりです。
おお、あなた、前のブログで時々出てた、あの人ですか。
それはいいとして、さて、樹生さん。
はい。
いよいよあなたの「ゆきかぜ」号もモデル落ち、V7はV7Ⅱになりましたね。
なりました。
6段ミッションもいいみたいですし、ABS、TC(トラクションコントロール)もついて、エンジン搭載角も変えてかっこよくなったし、タンクのデザインもかっこよくなりました。おまけにシート高も少し低くなってかつ、ステップも少し下がって、いいことづくめじゃないですか。
そうみたいですね。
じゃあ、もう「ゆきかぜ」の時代は終わりですね。
一般的には、新型の方がいいんじゃないかと思います。
値段は少し高くなるでしょうけれどね。
いっそ、売っぱらって新しいバイクにしますか。あ、そういや、聞いたとことによると樹生さん、頸のヘルニアですって、じゃあ、バイク自体、やめるとういうのはどうですか。
……。
そうしましょう。
いや、バイクも降りないし、ゆきかぜ号は、まだまだずっと乗るつもりですけど。
え~、どうしてですか。
こちらはゆきかぜ号。MOTOGUZZIV7Special(2013) |
でも、型落ちですよ。同じような姿で、もっと性能もよくて乗り心地がいいのが出るんですよ。そんなのに隣に並ばれたら、やじゃないですか?
別に、やじゃないですね。人の女房見て、そのせいで自分の女房嫌いになったりしないでしょ。
そんなもんですかねえ。だいたいどこがいいんですか。
う~ん、改めて言われるとねえ。
じゃ、質問しますから、樹生さん、答えて下さいね。
はい。
正直にね。
はい。
じゃあ行きます。
Q1: V7Specialの最高速は?
A1: なんでそんなこと聞くんです?まあ、いいや。計算上は187km/hくらいですかね。
150kmくらいまでは平気で直線的に速度が乗るらしいですよ。
Q2: 高速道路で120kmで巡航できる?
A2: 日本の高速道路の制限速度は100km/hですからね。
これは海外の人向けの質問ですか?
余裕でできます。140でも余裕で行けます。法規が許せばですけど。
Q3: 高速道路で追い越し加速でもたつかない?
A3: V7(2013)では、トップ5速の3000rpmでだいたい80km/h。
100km/hの回転数は3800rpmくらいで、そこからの加速は、
アクセルをひねるだけでもちゃんと加速します。
ただ、明確にどかんと加速したいのなら、3速、5000rpmにして全開にすれば、
だいたいお望みの加速が得られると思います。
3速では、7000rpm、140km/hまで直線的に加速していきます。
どのギアでも7000rpmでリミッターが効くので、その直前にシフトアップすれば、
力強い加速が続きます。(6500rpmくらいでシフトした方が速いかも。)
でも、日本の高速道路では、危険から逃げるときくらいしか、
そういう加速をつかう機会はないですね。
Q4: リッタースポーツマシンとのツーリングについて行ける?
A4: 常識的な飛ばし方の人たちなら、ついていけます。
V7でついて行けないペースで走る人たちなら、無理についていく必要はないでしょう。
マイペースで走って、次の休憩地で合流すればいいですね。
それでバカにするような輩とは、走らなくていいでしょう。
Q5: 燃費はどれくらい?
A5: 急に現実的になりましたね。街乗りとツーリングと混合で、24km/lくらいですね。
ツーリング主体ならもっと伸びるし、渋滞路の市街地だけだと少し落ちます。
通勤オンリーだったときは19km/hでした。
もっと燃費がいい人もいますし、悪い人もいますが、
道の混み具合や走らせ方でだいぶ違います。
Q6: 遅いんでしょ?
A6: 「遅いんでしょ?」って聞いて来る人には、「遅いですよ」と答えておく方がいいでしょう。
各メーカーの誇るフラッグシップなんかと比べたら、そりゃ、遅いです。
車体サイズと重量は400ccネイキッド並み。
パワーは50psで、これも400ccネイキッド程度。
峠で競争したら、400ccの速い奴には負けることも覚悟しておく必要はありますね。
でも、最大トルク60Nmを2800rpmで発揮するエンジンは、
どこから開けてもちゃんと加速するので、実際にはかなり速いです。
ずっと2速を強いられるような狭いワインディングでは、
V7を使いこなす乗り手が走らせたら、みなさんはかなり手強い相手に
会ってしまったと思うでしょう。
Q7: イタリア車だから雨では止まるとか?
A7: 雨の中を通勤にもつかうし、ツーリングで雨の中をかなり走ったこともあったけど、
なんのトラブルも起きませんでした。
Q8: でもよく故障するでしょ?
A8: ゆきかぜのトラブルは2シーズンで、パンク1回。
チューブタイヤのチューブレス化をしたのだけど、そのテープからの空気漏れが2回。
(これは、メーカーのせいでは全くないので、自己責任。トラブルには入らない。)
なぞのガソリン漏れ(左側、タンク下付近から)が2回。
これはイタリヤ本国まで尋ねてもらったが、他に同様のトラブルは一件も起きていない。
原因不明。お世話になっている札幌のバイク屋さんで、燃料パイプのジョイントを点検
強化して様子をみようとなった。その後、一度も症状は現れず。
以上。
これをトラブルが多いと考えるか、少ないと考えるかは、各人におまかせします。
Q9: イタリア車だから、Uターン苦手でしょ?
A9: それが、得意なんですよ。ハンドルの切れ角ははかっていないし、
最小回転半径も発表されていませんが、2.6~2.7くらいではないかと思います。
普通の片道1車線、往復2車線の道なら、Uターンできますね。
それに車重も軽いので、精神的にも楽。
シャフトだからといって、そんなに特別なことは何もないです。
Q10: シャフトドライブだから、アクセル開けると右に傾いて、コーナリングも左右違う?
A10: V7はスモールブロックエンジンって言って、モトグッチでは小さいエンジンで、
フライホイールマスも小さいし、走っていてそういうことを感じることは全然ないです。
ただ、停まっていてアイドリングからアクセルをふかすと、ぶるっと右側へ震えます。
Q11: 身長低いけど、乗れる?
A11: 『V7身長別乗車姿勢』を見てね。
160cmあれば安心だと思います。
150cm代の人は、現車にまたがって、さらに押し歩きして試してみた方がいいかも。
でも押し引きも軽いですし、跨って支えるのも、そんなに重くないですよ。
逆に180cm以上の人は、ちょっと足元が窮屈かもしれませんね。
おっとー、大分記事が長くなってきましたよ。
続きは次回にしましょうよ。
はい。では、「続く」ということで、後篇をお楽しみに。
…い、いや、誰も楽しみにしてないと思うけど…。
ただでさえ、あまり読まれてないからね、このブログ。
は、ははははは。
はじめまして。V7のクラシック、スペシャル、レーサーに興味があって調べており、お邪魔しました。
返信削除スペシャルのこのカラーにスポークホイール、とても格好いいですよね。
Uターン時は、リアブレーキを使い、クラッチは使わないイメージでしょうか?
現在V11スクーラに乗っていますが、V7は、もっとヒラヒラした感じなのかな、と興味が尽きません。
11は下道でも高速でも、あっという間にかなりのスピードになってしまうので気を付けています
TAKAさん、こんにちは。
削除Uターン、TAKAさんおっしゃる方法がたぶん合っていますが、私の場合は、リヤブレ―キかけずに半クラッチです。ホントはクラッチの為にも、半クラッチしない方がいいんですけど、軽いので、ひょいっとリーンアウトにして車体を傾けると、小さく回れます。倒したくないので、右足つきながらやったりもします。
V11スク―ラ!ラージブロック、怒涛のトルクのマシンですね。
比べると、V7はひらひらした感じだと思います。
ほんとに昔の空冷400ccみたいです。
このSpecialの白赤のカラーリングは1年だけだったのですが、
なんか、あまり強そうでないというか、いかつくないところが、
今日的なV7の性格にマッチしているような気がします。
とことこと、街乗りに使うのもいいバイクだと思います。
TAKAさん、コメントありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。