2014年12月18日
MOTOGUZZI V7Special(2013) Q&A(2)
モトグッツィ V7スペシャル(2013)Q&A 続きです。
さて、行きましょうか。今日も質問が届いていますよ。
え、ホントですか?
うそです。
でも、行きましょう、Q&A!!
は、はあ……。
Q12: 街中で車の流れをリードできる?
A12: これはばっちり。0~100km/hは、なかなか速いですよ。
0~60km/hだと、さらに速い。
しかも、最大トルク2800rpmだから、ヒステリックなまでに高回転まで回さなくとも
60Nmのトルクで低い回転からでもあっという間に速度が乗ります。
さりげなく、痛快に速い、としてもいいと思いますよ。
もちろん、もっと速いバイクはたくさんあるし、高回転までぶん回して、騒音まきちらし
てのシグナルグランプリ(古いか!)では、勝てない相手は多いだろうけど。
Q13: ブレーキがシングルディスクで効かなそう。
A13: 高速域から限界ブレーキングをするには、確かに穏やかなセッティングで、
握力が要りますね。
しかし、日常の60kmくらいからの減速には十分なキャパシティですね。
握りこむのと比例して効力が高まるのは使いやすいし、わかりやすい。
微妙なコントロールが効いて、穏やかに走る分には、とっても楽しいブレーキング
ができます。
リヤもよく効くし、とにかく扱いやすいですよ。
Q14: でも、飛ばし屋には効かない方?
A14: もしもあなたが飛ばし屋なら、ブレーキはチューンしたくなるかもしれません。
もう少しタッチをカチッとしたいですよね。でも、パッド交換だけでもかなり変わる
と言いますから、自分の好みのバランスを探るのも楽しいかもしれません。
Q15: 荷物積める?
A15: リヤシート上に積めます。でもグラブバーはあるけど、荷掛フックはないから、
コードの取り回しにはちょっと工夫が必要ですね。
オプションでキャリアも付けられます。
Q16: 走っていてシリンダーの熱で膝熱くない?
A16: 僕もそれ心配してたんですよ。ところがなぜか全然熱くないんです。どうしてだろ?
でも、排気管は熱いです。
間違って化繊の服でも当たったら、一瞬で溶けます。
駐車場でもし間違って子どもが触ったりしたら…と考えると、恐ろしい。
なるべく、子どもがそばを通らないようなところに停めるようにはしています。
グッツィの排気管は外側に出ているので、これが心配なところですね。
Q17: リヤサスが固すぎるってよく聞くけど。
A17: よくネットで見ますよね。
僕は全くそうは思いませんが、これは人によって言うことが全然違うので、
自分で試してみて下さい。
僕が感じたのは、リヤがバタバタと動くということ。原因はサスが固いというよりは、
ばね下が重い(シャフトだから?)と、リヤサスが廉価だから、という感じでした。
でも、それにも慣れてきました。サスも馴らし運転とともに少ししなやかに動くように
なったと思いますし…。
Q18: ライト暗いってよく聞くけど。
A18: そうなんですか?
夜間走行もしてますけれど、暗いと思ったことはないですねえ。
ただ、真っ暗な街灯も何もないホントに闇の中は走っていないので、
その場合どうかはわかりません。すみません。
Q19: 一回満タンにすれば、どれくらい走れますか?
A19: 馴らし中の記録としては、387km走ったことがありますが、
これで給油が14.78ℓでした。
タンクは満タンで22ℓ入ります。ワンタンク400kmは理論上余裕ですが、
どうしても心配しながら走りたくないので、早めの給油になりますね。
V7には燃料系がなく、残り5ℓで燃料警告灯がつきます。
そしたら早めに入れるのがいいと思いますが、それでも
300kmはまず行ける距離ですから、航続距離としては十分かと思います・
Q20: シート座ってて、お尻痛くなりませんか?
A20: 意外となりません。一日600kmを二日間してみましたが、お尻は痛くなりませんでした。
なかなか優秀ですね。オプションで「コンフォートシート」が純正で出ています。
たぶん、さらに痛くならないのではないかと思います。
シートは特に不満はないです。
タックロールふうに見える表面の模様も、水がしみてきたりということもないです。
Q21: シフトが固いって聞きますけど。
A21: 別に固いとは感じません。
雑に扱うか、丁寧に扱うかで、変速のタッチに違いはありますね。
あんまり乱暴にしちゃだめです。丁寧に最後まで送り込むように操作すれば、
抵抗なく気持ちよく決まることが多いですね。乱暴にガって蹴っ飛ばしちゃだめですね。
このへんも、レディだな、と思います。
シフトチェンジ、決まると気持ちいいですよ。
Q22: 音が大人しいって聞きますが。
A22: ツインらしい低音でビートの利いた音はするんですが、音量というか、音圧というか、
それは特にアイドリング付近では静かですね。近所の方の250ccシングル改の
バイクの方がずっと大きい音です。
GPZ1100に比べても静かだと妻は言います。
快音を求める方はJMCAを通っているものの中で、交換して楽しむのもありかと
思います。
Q23: シャフトって、押し引きが重くありませんか。
A23: 前の愛車がGPZ1100で重心が高く、270kgもあるバイクだったので、大概のバイクは
軽く感じてしまうのですが、でも、V7は取り回しもしやすいバイクだと思います。
バイクを直立させて押しても軽いし、バイクを自分の方へ傾けて腰で支え、人の字で
押し引きしするのもネイキッドというのもあるかもしれませんが、やりやすいです。
GPZ1100はちょっとでも登りだと、うおおおおッと押さねばなりませんでしたが、
V7はそんなにつらくなく、押して行けます。
シャフトだからっていうのはほとんど感じませんし、意識しませんね。
Q24: ダートも走れますか?
A24: オフロード用バイクと同じようには、決して走れません。
泥、ふかふかの砂地、深い深い轍などは無理です。
しかし、普通の林道程度なら、ゆっくりでいいなら走れます。
僕も林道、走ってます。運転に慣れが必要なのと、転んだらアウトなのと、
ブレーキが強くかけられないので、加速もできない、速度もあまり上げられないので、
ゆっくりしか走れないことが前提です。
また、あと少しなのに…と思っても、行けないかも、と思ったらそこで止まり、引き返す
決断をすることができることが前提です。
さて、次回は、気持ちよく走らせるコツなんかについて、Q&Aといきましょうか。
え、まだ続ける?
他に記事ネタある?
う。うう。続けましょう。(つづく)
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はじめまして。
返信削除大阪在住のtakaと申します。
以前のブログから、拝見しております。
私は、ゼファー1100、GPZ900Rと乗り、SSに憧れてCBR900RRに乗りました。
ですが、CBRの速度域で公道を走る事で走りが変になってしまい、CB1000SFに乗り換えました。
ですが、違和感が抜けずに、一度バイクを下りました。
結婚し、原2でバイク生活を復活させて、原点に戻れました。
今は、SR400で楽しんでいます。
管理人さんの、GPZでのライテク記事を読みました。
良い先輩と、出会われましたね。
色々と、私とダブる事が多くあり、自分と重ねてしまいます。
今は、V7なんですね。
実は、私もV7が好きなんです。
色々と検討した結果、SR400を選んだんですけどね。
V7のインプレを見ましたが、SRと似た面がありますね。
低速トルク型だし、細いタイヤだし。
私も、RC試を読んでいます。
ですが、昔の記事の方が趣味に合っていますけど。
なので、SRでのライディングも、楽しんでいます。
SRは一般公道で丁度良いスポーツ度合いなんで、そこそこの速度域で充実感があります。
CBR-RRとは、対局です(^_^;)
私も、自分の理想とするライディングがあります。
それが、自分のイメージとシンクロさせること。
速度ではなく、グリップ感や向き変え度合いなど。
シングルエンジンのバイクって、4気筒とは違うライテクが必要みたいです。
それを、今は走りながら探しているって感じです。
その異和感は、面白いです。
バイクに乗り出して30年になる46歳のおっちゃんですが、今が最も楽しいかも知れません。
速く走らなくても、難しいバイク。乗りこなし過程を楽しめるバイクに出会えました。
SRって、36年前からあるバイクなのに、若い頃は興味なかったんです。
シンプルでスリム、コンパクトなバイクより、デカイ、速い、ゴツイのに惹かれたんですよねぇ。
ま、経験を重ね、家庭をもって、バイクでの楽しみ方の考えが変わったみたいです。
でも、単にノンビリ走りたい訳でもないんですよね。
ライテクを楽しむ事に、終わりはない。
これが、バイクが楽しい理由なのかな?
長文で、すみません。
こちらのブログが、あまりにも私の考えにピッタリハマったもんですから。
今後も、楽しみにしています。
あ、私の知人で広島に住む仲間がいます。
その彼は、N山で楽しんでいます(^-^)
色々と記事を読むと、繋がっているなぁと(笑)
takaさん、こんにちは。
削除コメントありがとうございます。
『聖地巡礼―バイクライディングin北海道―』時代からご覧いただいているのですね。
ありがとうございます。
ヤマハSRは私も好きです。ハンドリングがいいと、再評価されていますね。
一時期加熱したSRカスタムの波が去り、今は自分流のカスタムSRや、素のままのSRなど、
好きな人が好きなように、着流すように走っている、そんな感じになってきたような気がします。
時折ツーリングですれ違うSRライダーは、皆いい感じで、楽しそうです。
走ることそのものの楽しさ、風景の中を、愛機と駆け抜けていく歓び。
それは、その風景毎に最適な速度があるような気がしています。
ただ飛ばすためではない、ただ移動の手段ではない。
バイクと走るということを実感しながら、走って行きたいと思います。
そのためのライテク、そのための装備、そのための思考も、楽しんでいきたいです。
同じような感覚をお持ちの方と出会えるのは、私にとってとてもうれしいことです。
忙しく、あまり走れず、記事の更新も切れ切れですが、人生のそういう時期だろうと、
ぼちぼちやっていければと思っています。
takaさん、どうぞこれからもよろしくお願いします。