風を伴う激しい雪で、道は膝上まで新雪と吹き溜まり。
どうせ除雪車が来てくれるだろうからとのんきにかまえていたら、近所の方が夜8時頃から自宅だけでなく近所の道路の除雪まで手作業で始めていました。
のんきな我々夫婦が気づいたのは9時前。
しまった!と慌てて着替えて近所の道路の除雪に合流。
1時間ほど作業して、なんとか車一台通れるように道をつけ、終わったのが10時過ぎでした。
すると、その1時間ほど後、11時ごろに現れたのが…、
コマツのホイールローダー!
しかし、おそらく以前何回か見たWA150ではありません。
写真ではその型番を書いた部分が読み取れない。
僕はてっきりWA150だと信じ込んでいて、型番をしっかり見ていなかったのです。
跡で写真で見ればいいやという安易な気持ちもあった。
う~む。
WA100でもWA200、WA200-7でもありません。
こ、これはいったい、どの形式なんだろう…?
いちばん近いのが、WA150の進化版、WA150-6のような気がするのですが。
と、残念がっても後の祭り。
ここでネットからあらゆる画像情報を探して型番を特定するだけの時間が、今日の私にはないのです。
例によって明日朝までの仕事ができていない。
いや、話の本筋はそっちじゃなくて。
あっという間にホイールローダーは駆け上がり、そして住宅街の奥の方から雪を掻き分けては道路の端に積み上げ、1時間ほどで降りていくのでした。
ああ。
1時間前にやっと人力で車の通れる道を作ったばかりなのに…。
……というのは、結果論。
いつもはこの住宅街の除雪が入るのは深夜。午前2時~3時頃です。
その間に、誰かが車で帰ってきたり、またどうしても車で出かけなくてはならないことになったりしたら、やっぱり、道の吹き溜まりは寄せて通れるようにしておかなくてはならない。
それが、除雪車が入るタイミングが何時だとしても気づいたときには近所で、自分の家の前でなくてもやっておくのです。
それが北国の御近所さんというもの。
私の実家は老いた両親が二人住まいですが、その家の除雪はやはり近所の方がしてくれているのです。
本当にありがたいことです。
助け合い、大型重機にも助けられながら、冬の暮らしは立っていきます。
札幌市の除雪費用はここのところ毎年150億円規模できたのですが、今年度の予算規模は180億円。
それを、春になると消えてしまう雪に対して毎年かけ続ける…というのが雪国の都市のあり方です。
でも、それを無駄だと思わず、一所懸命手で除雪した後に除雪機が来ても無駄だと思わず、少しずつ工夫しながら、それでも雪はきれだなあと思い、雪のない冬をさびしく思い、春から夏に豊かな水を持たらず雪の恩恵を思い、助け合って暮らしていく中で、北国の人間性は培われていくように思います。
僕も北国育ち。除雪、ぜんぜん嫌じゃないんですよね。
ただ、頸椎ヘルニアを抱えての除雪は相当にきつかったですけど。
ああ、痛い。
亡父の実家が秋田。今の大仙市です。
返信削除遠いこともあって、これまで数えるくらいしか訪れたことがないのですが、雪の季節も何度か経験しました。
除雪車は見たことがありませんが、雪の積もっていくスピードが驚くほど早かったのを覚えています。
もはや、空からしんしんと、などというものではなく、前から、横から、あらゆる方向から吹き付けるようだったと記憶しています。
大変な風水害もそうそうなく、雪も積もるほど降るのは、年に2~3度というところに住んでいると、ただただ驚くばかり。
普段呑気にしていますが、こうしてその暮らしぶりを拝見すると、御苦労のほどがうかがわれますね。
ヘルニアの事もありますので、お身体にはお気を付け下さいね^^
Hiroshi Mutoさん、こんにちは。
削除大仙市は豪雪地帯です。一晩で60cmくらいはざらでしょう。
札幌も年に何回かは一日で50cm以上積もります。
我が家は坂道の途中の丁字路で風が回り、我が家の前が吹き溜まりになるんです。
それで、風向きによっては膝上の高さくらいまで半日で来ることもあるんです。
今回はそれでした。
一晩経って、風もなく、今日は静かな夜です。
早くヘルニアを治して、春に備えたいです。
エンジンルームの大きさと後方のミラーの形状からして、WA150ー6の除雪仕様で間違いないです。
返信削除Anonymousさん(名前らんを書かないとこう表示されます)、こんにちは。
削除ありがとうございます!コマツは地雷除去作業などでも世界で活躍する有名企業。
むしろ日本国内よりも世界での方が認知度、ロイヤリティの高い企業家もしれませんね。
型番、はっきりと確認が持てませんでしたが、そうなんですね。ありがとうございました。