2015年1月19日

リトモ・セレーノ 「V7クラシック/カフェ用バックステップ」再販か。

V7に乗っていて違和感を感じるのが、ステップの位置と、ハンドルバーの幅の広さです。
それを解消することが期待できるステップやハンドルバー等のカスタムパーツ。
リトモ・セレーノさんが、完売していたV7クラシックのためのバックステップを再生産、再販売するかもしれません。




この写真のライダーは身長が190cmくらいあるとのことです。ちょっと窮屈そうですね。
それよりも、注目してほしいのは、ステップとお尻の位置の関係なのですが、着座位置よりもステップが前にありますよね。
この位置にあると、ステップの上に立ち上がろうとして足に力を入れると、どうしても体が後ろに行ってしまう。
以前大屋雄一氏がV7クラシックのシートとステップ位置との関係について、「事務用のいすに座っているようだ」と言ったことがあるのですが、これは言い得て妙です。
このままハンドルに力を入れずに立ち上がるには、椅子から立ち上がる時のように、上体を大きく前傾させなければならない。体の重心位置をステップの真上に持って来なければ、立てないのです。
「別に立たなきゃいい話。」とはいかないのです。
道のデコボコなどを通過するとき、ちょっとだけ尻を浮かせたいときがあるのです。
それがこの着座位置だと、いちいち大きく前傾するか、ハンドルを椅子から立ち上がるときの手すりのようにひっぱりながらでないと、できないのです。

ノーマルのステップ位置で都合のいい時もあります。それは、かなり強いブレーキングをした時。
ステップを前に蹴り出すようにして減速Gを受け止め、二ーグリップを効かせれば、それはそのまま極端なノーズダイブを避けつつ、リーンをきっかけを待つにはいい体勢ですし、そのままリーンしていくときにも、引き気味にした腰の位置と低く構えた上半身、ブレーキング時のフロントの細かい振れを押さえ込みたいハンドルとの位置関係がかなりいい。
なんと、このマシンのポジション設定は、本気で飛ばした時のフルブレーキとリーンに標準を合わせていたのでした。
もう、完全にリヤ乗り指定のポジションです。

それはそれでいいのですが、やはり普通に街中で乗ったり、一定速で巡航している時も多いので、もっとオールマイティな、つまり、「ステップの上に立ち上がって、そのまま腰を落とした位置が着座位置」というステップと着座位置の関係に持っていきたい。
そうすると、ステップはあと9cm~12cmくらい後ろにあってくれた方がいいのです。

V7のバックステップは、『ベビーフェイス』からも出していますし、『オーバーレーシング』からも出ています。

しかし、僕の一番のお気に入り、購入候補一番手は『リトモ・セレーノ』のバックステップでした。

上記の製品、ベビーフェイスとリトモ・セレーノはV7Classic/cafe用ですが、2013年モデルのSpecial、Stoneにもつけることができるそうです。
(*メールでそれぞれのメーカーに確認した結果です。実際に装着してみたわけではありませんので、注意)



しかし、この製品、完売につき、販売を終了していたのです。

しかーし、しかし、リトモ・セレーノの昨年12月10日付のブログで、このバックステップが再販されるかもしれないとの情報が出ました。

「V7classic/ cafe用バックステップ予約受付のお知らせ/ We are accepting reservation request of V7 rear sets.」

 問い合わせが何件かあり、再販を検討している。
 10件以上予約が来れば再販する。
 締め切りは2月末。販売は5月頃。

というのが主な内容です。

以下のステップ諸元、写真は、リトモセレーノさんのブログからの引用です。


MotoGuzzi V7 Classic / cafe用バックステップ

 ●価格 68,000円   (*2011年現在。2015年1月では下の引用を見よ)
 ●ステップ位置 ノーマル比 約90mmバック 20mmアップ
 ●ペダルピボット ステップバー同軸 ベアリング入り

ポジションはスポーツライディングに最適なものに設定。ですが、バックすぎないポジションはツーリング等も快適に行っていただけます。ペダル軸はベアリング入りで、シフトリンク角度等も最適に設計しておりますので、シフトタッチやストローク感も向上。さらにV7 Racerの純正バックステップではシフトリンク角度が悪くシフトタッチに影響していますが、当商品はその点も考慮して最適化しております。ステップバーはバーエンドキャップをステップから足が外れにくい形状とし、コーナリングフォーム時の踏ん張りが効きます。ステップバー裏面には大きく肉抜き加工を施し、万が一の転倒の際にはバーが曲がることによりフレームへの影響がないように考慮。全てのパーツはNCマシニングによる高精度な削り出しとし、シルバーアルマイト仕上げとなります。(別途料金にて黒も可能です)


V7 Classic/cafe用バックステップ

 メーカー:ritmo sereno
 対応車種:MotoGuzzi V7Classic,Cafe,Racer
 ※ノーマル比 約90mmバック 20mmアップ
 ※純正に一切の加工を施すことのない完全ボルトオンとなります。
 ※純正ブレーキマスター使用、ホースもそのまま使用可能
 価格:¥64800-(税込69984)  完売 次回生産未定(←*それが今回再販になるかもしれないと!)







 装着状態。ノーマルと位置を比べてみて下さい。



この下2枚は僕のV7。ノーマルステップです。
位置の違いがわかるかと思います。




リトモさんのバックステップ、再販しないのかという複数の問い合わせ、そのうち一件は私でした。^^;)

90mmバックはまさに私の下がってほしい距離にどんぴしゃ。
高さがそのままならさらによいのですが、それはしかたないでしょう。
俄然欲しくなってきてしまった、樹生でした。

さあ、注文できるのか!?樹生。

6 件のコメント:

  1. 樹生さん、こんばんは。

    実は私も先日某社のステップキットを購入したばかりです。
    Webショップでは完売となっていたのですが、
    製造元に問い合わせ倉庫に残っていた一組を
    何とか手に入れる事が出来ました。

    近所のいつもお世話になっているバイク屋さんで、
    そのステップ用に細かなパーツを削り出してもらい、
    さらにアルマイト加工に出したりと追加加工を加え、
    ようやく装着が終了したばかり、
    まだ自宅までの数kmしか走行していません。

    樹生さんにはいまさら言うまでも無い事ですが、
    ベストなポジションで走らせた時の
    バイクとの一体感や楽しさは別格です。
    後悔するよりも思い切っていってしまってはいかがでしょうか。
    いつでもノーマルに戻すこともできますし、
    すぐに装着しなくても構わない訳ですし・・・・・・。
    リトモさんの製品なら安心ですし・・・・・・。
    それにしてもバイクライフ、誘惑が多くて困りますね。

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    1. 迷走さん、こんにちは。
      おお、迷走さん、
      既にステップキットを購入の上、パーツを一品モノで削り出してアルマイト加工とな!?(…誰なんだ)
      うおおう、そのレポートが載る日を楽しみにしています。

      そして、そうなんですよね。
      行きたいんですよ。でも、7万か…。我が家にはなかなか厳しい値段…。
      でも、ステップ、ハンドル、シートって、本当に重要ですよね。
      マシンとの接点ですから、これがだめだと台無しですものね…。
      ああ、でも7万か……。
      でも…。リトモの製品は信頼できるし、無加工で着く完全ボルトオンだから、
      本当にノーマルに戻せるしなあ…。
      ああ、でも7万か。
      10円を惜しんで暮らしているのに…。
      ああ、でも…、
      と、無限スパイラルに入るのでした。

      さあ、行けるか、行けないか、
      買いますか、買いませんか。
      買いま!……すね、これは、たぶん。おそらく。

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  2. 僕も sport 購入後、約1年でステップをAELLAに換えました。

    特に低速コーナーがイメージ通りに曲がれずいた頃、同じエンジンを積むMonsterに乗ってみたら、面白いように曲がれる!!
    スーパーバイクに乗ってみたら、目からうろこが落ちる落ちる!!
    そこから、バイクを自分に近付けるカスタムを幾つか始めたのでした。

    ステップはポジションをノーマルよりやや前、やや上に。
    体重の移動がしやすく、いざとなれば(笑)、お尻をずらした時にシートのエッジに体重がかかりやすくしました。
    ローレットが深く刻まれたステップバーが、足裏に吸いつくような感じは「さすがだなぁ」と驚いたものです。
    ハンドルも換えて、よりコーナーを楽しめるようになったのは、それからさらに数年後。

    「ここをこうしたら、こうなるんじゃないかな?」
    ってを考えるのも楽しいですが、それを少しずつ達成して、愛車との関係を近づけていく過程も楽しいものですね。

    あぁぁ。僕も今、足回り・サスペンションの調整や、アクスルシャフトの交換を妄想中です。

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    1. Hiroshi Mutoさん、こんにちは。
      なるほど、Hiroshiさんは実際にドカティモンスターに乗って、そこからカスタムを始めたのですね。
      カスノさんのアエラのステップ、R/Cか、バイカーズステーションかで(あるいは両方で)取り上げていたように思います。
      前で、上なのでバックステップではない。しかし、ライディングのために最適の位置を求めた、ということが書いてあったように記憶しています。
      ノーマルの設計者の意図、バイク観をしっかり受け取って走ることも一つ大切なことだと思いますし、一つを変えると全体のバランスが変わるので、最適なセッティングが難しくなる、という側面もあるかと思います。
      しかし、私もGPZのハンドルとハンドルポストの交換は、私の体格とGPZとの関係性からは大成功だったと、今でも思います。
      自分に合わせるカスタム。
      自分の求める人車一体感を探求するためのカスタム。
      それはとても魅力的に思えます。

      はまりだすと底なしですが…。
      それもまた、一つのバイク趣味のあり方ですよね。

      さあ、どうしようかな…。(^^)

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  3. それにしても、リトモさんのリプレイスステップ、素敵な質感ですね!!

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    1. そうなんですよ。きれいだし、目立ちすぎないし。いいなあ…って、思うのです。
      V7にあってますよね。

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