2015年7月23日

美瑛に小雨降って(4)セブンスターの樹、ケンとメリーの樹、親子の樹


6:51 美瑛の丘で
霧はさらに濃くなり、やがて霧同士が空中で結びついて小雨となってきた。
それでも気温は18度前後。寒くはない。

美瑛の丘を、ゆきかぜで回る。


6:58 白樺の並木とセブンスターの樹
案内標識まで立っている、有名な樹が美瑛の丘にはいくつかある。
そのうちのひとつが、セブンスターの樹だ。

これも、1970年代に、たばこ「セブンスター」のCMに使われたためだ。
畑の中に立っている、これは柏(カシワ)の樹である。


7:23 セブンスターの樹
有名な樹だけあって、そばには駐車場があり、小雨の早朝でも、樹の下には人影がある。

自分も観光客のくせに、僕は観光客の人波が苦手なのだ。まるで自家中毒のようなものだ。


7:23 セブンスターの樹
セブンスターの樹は、遠くからそっと写真を撮った。

上から2枚目、セブンスターの樹の最初の写真から次の写真まで20分空いている。
これは、実はカメラの設定ダイヤルボタンが回ってしまい、写真を取り損ねているのに気付かずに、ふらふらしていたためだ。

改めて設定を直して、セブンスターの樹に来てみたのだが、やっぱり人がいた。


7:11 ケントとメリーの樹 
ソバ畑の向こうに見えているのは、ケントメリーの樹、ポプラだ。
これも1970年代、日産スカイラインの宣伝に使われた樹だ。
それからもう40年も経っている。
ポプラの寿命は短い。
CMの時よりさらに大きくなっているが、あと何十年ここに立っているだろうか。


7:20 親子の樹
セブンスターの樹から少し離れたところから、谷越しに向こうの丘の稜線に立つ樹を撮る。
これは親子の樹と名付けられている3本の樹だ。

雨と霧で、視界がぼやけている。
雨が音を吸収し、静かな朝だ。
鳥の声が、時折響く。



これは、親子の樹のある丘の稜線の小道。
右奥の道端に立っているのが親子の樹だ。

このあたりから、腰が痛みだした。
腰痛はかつて、僕の人生の伴侶だった。
大学生の時に大学生協で引越しのバイトをして、腰を痛めてしまい、それ以来、疲労困憊すると
腰痛が出ていたのだが、40代も後半から、この腰痛が出なくなっていた。

去年の冬、僕は首に頸椎ヘルニアを患い、いまだ完治せず、しかし、痛みやしびれに苦しむことも
少なくなってきていたのだが、
ここに来てまた腰痛か。

懐かしい痛み。

旅先でこの痛みはちょっとまずいな、と思いつつも、とりあえずは飲み物とトイレの休憩のために、西の丘展望公園で少し休憩した。

腰はやはり痛い。
気のせいではないようだ。
しかし、そう重症でもない感じだ。
どうするか…。

痛みが激しくなるようなら、最悪はゆきかぜを置いて列車で帰ることにしよう。
大したことないなら、気をつけながらツーリングは続行。
当面は、東側の丘へ、行ってみようか。

そこで腰の様子も見ることにしよう。

霧は少しずつだが、上がる気配がし出していた。
東の丘へ、ゆきかぜと移動する。(つづく)

2 件のコメント:

  1. この美瑛・富良野のレポは時間の経過が楽しいですね。
    霞んだ丘の幻想的で厳かな感じは、好きなんですよ!バイクでは厳しい環境ですが・・・
    雨では無く霧なら、なお良いですね。
    観光地の賑わいは私も苦手です。風光明媚なだけに、静かに見たいですね。

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    1. いちさん、こんにちは。
      今回は腰の痛みもあり、ほぼ午前中で完結してしまう、丘巡りです。
      また時間があるときに、季節を変えて、じっくりまわれたらなあと思います。

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