『ファーム富田』早朝（２）

彩りの畑を見たぼくたち夫婦は、道を渡って、「花人の畑」「倖の畑」と名付けられたエリアに。

花人の畑は、色とりどりに、花が植えられて咲いていました。

中央にはポプラの並木。

倖の畑は一面ラベンダー。
青いじゅうたんのよう。

地下から湧いているという水が、小さな流れを作っています。
この流れも、もちろん庭園の一つ。
人の手によって形作られています。

色とりどりの花々は種類が違って、どの花をどれくらいの幅で植えるのか、その花の開花時期はいつ頃か…。
周到な準備、計算と、毎日の丹念な手入れなしに、このような一面の花を咲かせることはできません。

色がにぎやかな華やかさもいいですが、
青紫色の一面のラベンダーというのも、日本でないような、不思議な感じがします。
西洋的な風景ですね。

富田ファームには、花の畑だけでなく、香水の蒸留工場や、カフェ、ショップなどが並び立っています。

花の好きな人なら、一日をここで過ごすこともできるでしょう。

また、ラベンダーの咲くこの時期が一番賑わいますが、春先から秋まで、何かしらの花は咲いていて、そうした時期の方が落ち着いて、この花の農園を楽しめるかもしれません。


景色を満喫して、帰ることにしました。
午前６時過ぎ。

５時に比べるとだいぶ人も増え、駐車場には車の姿も徐々に増えてきています。
節約家族の我が家としては、帰りは高速を使わずに。
下道を使って、ゆっくり帰りました。
それでも帰宅は９時過ぎ。
少し昼寝をして、疲れをとることにしましょう。
（『ファーム富田』早朝　完）