2016年12月3日

V7を走らせる姿(動画から)

日本では、MOTOGUZZIはあまり売れていないようですね。
でもオーナーになって、4シーズン。
信頼性も問題ないし、維持費も今のところ高くないし、何より走りの実用性も高く、
かつ、走らせると、とても楽しくて、いいバイクだと思います。
買った2013年よりも今の方がずっといいバイクだと思えて、全然飽きないというのも、
あくまで一個人の感想ですが、やっぱりいいバイクだと思うのです。

今日は、V7の走行シーンをライダー込みで映している動画の中からいくつかピックアップてみました。
感想としては、もう少しきれいに走らせてほしいと言いますか…。生意気にもそんな風にも思ってしまったのでした。素人が何言ってるんだか、という話なのですが(^^;)


YouTube、「MotosX1000 : Test Moto Guzzi V7 II Special」より。

モトグッツイV7Ⅱをテストしてい動画で8分弱、後半に走行シーンが出てきます。
テスターの話している言葉はどうやらスペイン語のようですが、悲しいかな、僕はスペイン語が全然わかりません。
車体の真ん中に背を伸ばして座って、そのまま操作している感じで、完全リーンウィズ。実は田舎の細い道を結構速く走っているのですが、バンク角もそう深くありません。
ブレーキの効き具合と、それからフロントフォークの動きにも注目しています。
かなりうまい人だと思うのですが、もうちょっときれいに走らせてほしいような気もします。(…なんて、素人が何言ってんだって話ですが^^;)



2016 Moto Guzzi V7 II
こちらは、Moto Guzzi Americasというサイトの動画ですので、アメリカ向けの販促動画だと思います。
音声はなし。
V7Ⅱ スクランブラーを駆る男性と、VⅡレーサーの女性との楽しいバイクデート(…というか、ただ走るだけなんですが)、わずか2分9秒のの動画です。
ここでも、かなりの田舎道を、割と速く走っています。
しかし、別にコーナリングを攻めている感じは全くなく。
男性はまったくニーグリップをしていません。(身長が高すぎるのかもしれません。)
(でもダートをスタンディングでかなり上手に走っています。)
とても楽しく、かなり面白いバイクライフになりそうな動画ですが、
でもやはり、もう少しきれいに走ってほしいという…。(…なんて、素人が何言っ…以下同文)



攻めている動画を。



2015 | Moto Guzzi V7 II Special Test | Action, Fahreindrücke, Review

さて、こちらはドイツの動画です。長さは6分ちょうど。
この動画に出てくる変なメガネにパイプたばこを持ったおじさん、どうも名物みたいですね…。
この動画では、VⅡスペシャルを小さなサーキットでかなりハードに走らせています。

フルバンクあり、小さなジャンプあり。
乗り方もハングオフ。ワイドオープンで、攻めまくる感じです。

でもなあ…、もうちょっときれいに…以下同文です。(^^;)
自分のことを棚に上げて、本当に申し訳ないです。





3台で楽しく走る動画もあります。1台はタンデム。
こちらです。


MOTOTURISMO - In prova - Moto Guzzi V7 (2014)
本家、イタリアの動画ですね。
マシンの説明と、ツーリングの動画が一つになっています。
いい景色、走りもさすがにだいぶきれいです。
女性ライダーの方がきれいに見えるのは、やはり下半身の使い方のせいでしょうか。

都会、田舎道、石畳、狭い簡易舗装路、山岳ワインディング、湖畔の狭い絶景道…
ゆっくり、飛ばして、タンデムで…と、
あらゆるシチュエーションで楽しめますよと、V7の魅力を精一杯アピールしてくれていると思います。

やあでも、こう並べてみると、なかなかにいい感じに思えてきました。


ブレバ750は、シートの着座位置が掘りこまれていて、あまり前後に動けないタイプ。
もともと、車体の中央に着座し、そのまま両輪に、シートの真ん中からまっすぐ荷重するように設計されていたのかもしれません。
(それでも、よく見ると、限られたスペースの中に、ちゃんと前気味、中、後気味と着座位置を変えられるように作っていますね。)

V7になっても、車体としては、どん、と着座して、ちゃんとライディングフォームをとったら、後はあまりややこしかったり、せせこましかったりすることを考えずに、曲がりたい方へ傾いて曲がる、ということでいいようになっているのかもしれませんね。



でも、根本健氏や、和歌山俊宏氏や、伊丹孝裕氏なんかが、V7でツーリングに行く動画なんか作ったら、かなり面白くて楽しめるものになるんじゃないかと思うのですが…。


和歌山氏とV7クラシック

伊丹氏とV7カフェクラシック

根本氏とV7レーサー(純レーサーといってよい。)
3人とも、<リヤ乗り>なんですよね…。
70年代のジオメトリーと柔らかいフレーム、細いタイヤのV7には、リヤ乗りの方が効率よく走らせられるようにも思うし、自分がいろいろ試してみたところでは、シートの真ん中にどかんではなくて、ややリヤ寄りに意識して荷重をかけていった方が、自然で軽快な動きをしたように思えたのですが…。

どこに座って、どう操作すべきか。
この問題は(とっても楽しい問題ですが)、今年はもうシーズン終了してしまいましたので、来シーズンに向けて、考え、来年の春から、また実践していきたいと思います。

3 件のコメント:

  1. 樹生さん、こんばんは。

    きれいに走らせることはそう簡単にはできないので、
    せめて美しいフォームで走りたいと思っています。
    そう言う観点から見てもYou Tubeの方々より、
    我らが日本人ライダーの方々の方が繊細な印象を受けます。
    ところで最近、バイクで走っているところを
    撮影してもらうことが全く無いので
    自分のフォームがどうなっているのか非常に不安です。
    新しいデジカメを手に入れたら
    三脚で動画自撮りをしてみようかな……、
    等と考えてしまいます。

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    1. 迷走さん、こんにちは。

      そうですね、和歌山さんや、永山育生さんなんかは、海外での合同試乗会などで、ヨーロッパやアメリカのジャーナリストたちの走行が、かなり「大味」というか、どかんどかんと飛ばしてることを書いていました。
      日本人のテスターたちは非常に繊細な、楷書的なライディングをするようです。
      私は、『ライダースクラブ』を読んで(ライダーとして)育った世代ですから、
      日本人ライダーの、マシンの特性に寄り添い、生かすように繊細に、でも力強く扱う、
      そういう走らせ方が好きです。

      自分のコーナリングはもうかなり長い間、写真に撮ってもらっていません。
      三脚でカメラの動画モードで撮れば、動画専用のカメラを買わなくても撮れますね。
      私のデジタルカメラにもその機能はついているので、来シーズンは、私も
      自分の走り写真の撮影に挑戦してみようかなと思います。
      でも、なんかこわいです。とっても下手だったら、どうしよう…。
      もうメタボ腹になっちゃってるし…。
      20代の頃から見ると、10kg重くなってるんです…。
      ああ、でもやってみようかな…。
      どの道で?三脚立てて走りを撮影しても、最小限の迷惑で済むのは、
      どのコーナー?
      楽しい悩みが、またひとつ増えました。

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  2. KEI Cさん、こんにちは。
    だいぶ違いますよね。あんまり細かいことは気にしていないというか…。
    左右確認の順が逆なのは、車が右側通行だからではないかと思います。

    意外と走行文化が違うのが、私も面白かったです。

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