2017年1月6日

今シーズン買うもの2、トルクレンチ

トルクレンチ。ボルトを締めるときに、締める力を測ることのできるレンチ。
これを今年は買いたいと思います。
KTC製プリセット型トルクレンチ(写真出典 KTCのHPから

いまさら、というか、今まで持ってなかったのかよ、っていう世界なんですが、
バイクは各部品をしかるべき位置に留めて全体が成り立っているわけですが、そのほとんどがネジによって留められています。
ネジが外れれば部品が落ちることもあるし、ものによっては命にかかわります。
だから、ネジは外れないように、しっかり締まっている必要があるのですが、ただ、きつく締まっていればいいというものでもない…というやっかいな問題があるのです。

最近の『バイカーズステーション』誌をお読みになっている方々ならご存じのことですが、このネジの締め付けトルクによって、バイクの運動性や、挙動、走っているときにライダーの感じる感覚まで、かなり違ってしまうのです。

特に、エンジンとフレームの締結の各所や、Fフォークとトリプルツリーとの締結、前後ホイールアクスルの締結トルク、スイングアームピボットなどがハンドリングや走行性能に及ぼす影響は大きい。

万一にも外れてはならないので、かなりオーバートルクで締められているのが日本車の場合、通常なのですが、イタリア車の場合は、ディーラーに任されている部分も大きいらしく、しかも、モトグッツィはツインエンジンでアイドリング時にレーシングすると全身をブルッと震わせるほど、振動しているのです。(回すほどに振動は減っていきます。)

つまり、緩みやすい。
今まで、ネジが緩んだのは、4シーズン乗ってきて前後ウィンカーボディをマウントに留めているネジだけなのですが、安全のためにも、本来の性能を発揮させるためにも、各ボルトをちゃんと規定のトルクで締めておきたい。

もう30年以上、ボルトの締結は手探りで、というか、手応えで、普通にくるくると回らなくなってから、くう~っとボルトが伸びるような弾性のある手応えで少し回してそこでやめる、ということをやっていたのですが、(緩すぎるとすぐに回って落ちてしまい、締めすぎるとねじ切ってネジをダメにすることがあります。)正確なトルクで時々締めることを、空気圧を気にするように、自分でやってみたくなってきたのです。

KTCのダイヤル型トルクレンチ。(写真出典はKTCのHPから。
このトルクレンチ、大きく分けると、プリセット型と、ダイヤル型があり、最近大きく進歩したのがデジタル式です。

KTCのデジタル型トルクレンチ。(写真出典はKTCのHPから。

YouTubeに説明動画がUPされています。(音声のない動画のようです。)

ちゃんと手入れすれば、長く持ちそうなものなので、ここで買っておくのがいいかと思います。
これも値段が張りますし、小さなネジから大きなネジまで、すべてのネジのトルクに適応するようにするなら、2本は買わないとならなくなります。
また、僕の今持っていないソケットレンチ、ヘッドセットを買わねばならなくなるので、これは相当に値が張り、頭の痛いことになりそうです。

むむ、買えるだろうか…。

優先順位はかなり上位なのですが…。

2 件のコメント:

  1. 自分のトルクレンチは2本有りますが、どちらも安物です。トルクレンチを買う時に性能比較された方の記事を見まして、プリセット型では、希望トルクの誤差は少ない様です。
    高価だから正確かと思ったけれど、そうではなさそうです。
    只、内燃機屋さんで使っていたモノは使い易そうで工具としても一級品の風格が有って欲しいと思いました。確か東日製作所の物でエンドが丸いタイプでしたね。

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    1. いちさん、おはようございます。
      なるほど、情報ありがとうございます。
      やっぱり高いですよね、トルクレンチ。
      でも、頑張って買わねば…と思っています。
      これもまた、何を買うか、自分なりにリサーチしていきます。

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