2020年3月20日

『望羊の丘』


昔、昭和60年代、たぶんまだ、その丘に、「望羊の丘」という名前はついていなかったのではないかと思う。
僕は、北海道京極町の東にある牧草地(牧場ということだが、放牧されているところを見たことがない)と、丘、そこから眺める羊蹄山と尻別岳の広大な風景が好きで、時々通っていた。
いつ行っても、誰もいない。僕にとってそこは「秘密の場所」だった。


1989年から1999年まで10年間、広島市で暮らした。
1999年、北海道に再び渡ってきて、2004年から石狩地方に住むようになった。
時々、京極の丘へ、GPZ1100で行った。
いつ名付けられたかは知らない。もしかして、昭和の頃から、ずっと前から、望羊の丘だったのかもしれない。
でも2010年を過ぎ、2013年くらいからかと思う。
その場所は、望羊の丘として、紹介されるようになった。
少しずつ、人が訪れるようになっていったようだ。

僕の秘密の場所ではなくなった、「望羊の丘」。
それは、僕の身勝手な思い。感傷的な、思い出と、思い入れ。

今回、動画に上げたのは、去年、2019年10月14日に訪れた時に、アクションカムをヘルメットにつけて、録画していたもの。

このブログの記事では、「秋の歩みに。4」として、UPしている。





カメラでは、こうして映る風景だが、この日は、訪ねたのが午後1時半ごろ。
すでに風景は逆光で、暗所にも強い動画用のアクションカム、SONY HDR-AS300ではあるが、
風景が輝きを失い、色も実際に見た色よりもだいぶ褪せてしまっている。

動画編集ソフト上で少し補正を試みたのだが、なかなかうまくはいかなかった。

動画撮影は、写真とは違う技術や発想が必要だ。

今年はぜひ、季節をいろいろ変えながら、朝にも訪ねてみたい。
順光での尻別岳と羊蹄山、そこまで続く草原や森の風景を、
動画に収めてみたいと思った。

いや、もちろん、それよりもなによりも、僕自身、もっと走りたいのだが。

4 件のコメント:

  1. 自分も最近、やっと行けました。ココは樹生さんの言う通り素晴らしいよね!
    羊蹄の姿は色々な所で見れますが、何か形が整っているよね。また平原が織りなす眺めはとても雄大で気持ちイイ。
    内地ライダーの動画で紹介されていたのを
    見ました。ドローンの空撮付き。
    一番、現地の雰囲気が出てました。バイクはアフリカツインだったね。

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    1. 羊蹄山、東西から見るとすらっとしていて、南北から見るとどしっとしていますね。
      ニセコから見るのが一番フォトジェニックかもしれませんね。

      ドローンによる空撮は、映像の世界を変えてしまいましたね。
      ヘリを飛ばすしかなかったのに、一気に個人による空撮を可能にして。

      世界はどんどん、変わっていくようです。
      バイクで走るっていう趣味も、100年前では本当に貴重な貴族的なものだったのですから

      バイク世代としては、この世界のすばらしさを、
      何か、表現できればとも思うのですが。

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  2. おばんです~。
    ご無沙汰しております。春の人事で希望していた札幌帰れずでした。
    奥さんは関東人、子供は電車に乗って遊びに出かけ楽しそうにしております。
    本当に帰れるのか不安になってきました。バイクですが相変わらずCBに乗っています。
    次回の動画も楽しみにしています。また寄ります~。

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    1. KHOGさん、こんにちは。
      お久しぶりです。
      もうしばらく、関東での暮らしが続くのですね。
      でも、箱根も伊豆もいいですし、群馬の山々、山梨方面、千葉の外房もなかなか…
      と、見所、行き所もふんだんにありますね。
      今日は札幌は雪が舞いました。
      春の歩みも一休みです。
      CB1300SBと、元気で走り回ってください。
      また、コメントお待ちしています。

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