2020年3月28日

クシタニ ステアグローブ、3年後の使用感



クシタニのステアグローブ。
2017年4月に購入したステアグローブも、丸3年が経過して、4シーズン目に入ります。

買ったばかりの時のインプレッションはこちら
 「クシタニ ステアグローブ 購入」

1年後の使用感はこちらにあります。
 「クシタニ ステアグローブ 1年後の使用感」

さて、3年経過。実は一回も洗っていないのです。まさにノーメンテです。
かなり汚れましたね。


1.3㎜厚の牛革をガンカット製法で作ったこのグローブ。とにかくヘビーデューティー仕様です。

私の使い方も過酷なもの。
バイクの運転はもちろん、車の運転時も、ほぼ毎日使用し、その他、木の枝を切ったり集めたり、重い物の運搬時、釘を打つとか、真冬以外の防寒用とか、除雪時とか、とにかくなんにでもガンガン使いまくるので、相当に使い込まれています。


さすがに、表面も新品時から見ると、革の銀面が擦れてざらざらになってきています。
裏面で当て革になっている手のひらの部分は、汚れが付きやすいですが、傷は目立たず、まだまだ擦り切れるかんじもありません。
私の手の使い癖がついて、完全に手に馴染んでいます。
一回も洗っていないことも合わせて、もう誰かに貸すとか、できないですね。


指先の方の革の傷と、縫製の部分を見てみましょう。
銀面の部分が擦れてガサガサしてきているのが分かると思います。
しかし、革は非常に丈夫で、革全体としてしなやかさを失っておらす、ゴワゴワしてきてもいません。
この革の耐久性に関しては、かつて何度も愛用したグリップスワニーのグローブよりもずっと上だと言っていいと思います。

さらに、縫製は、どこも全然ほつれていないし、糸が露出して切れてしまう…といったことも全く起きていません。
毎日これだけ酷使してこれは、驚異的と言ってもいいと思います。



カフスのベルクロも全く劣化は見られず、感じられずです。
手首のところで緩やかに絞りのある波型の縫い目、裏にゴムの帯が縫い付けてあるのですが、この縫製もほつれることもなく、ゴムも伸び切っていません。

今見ても、全体に縫い目が細かく、揃っていて、どこも痛んでいないのが分かると思います。


ぎゅっと握り込んでみました。
バイクの運転中にはこんな動きはしませんが、革のしなやかさが伝わるでしょうか。
厚く、守られ感があり、しかも動きはしなやか。


ライディング時にクラッチを握る左手側。
こちらも手の癖がついています。

力仕事をしたり、暑い時に長時間ライディングをしたりすると、手袋の中で汗をかきます。
これが、水分、塩分、皮脂など、混じって、そのまま放置すると雑菌が繁殖し、革を変質させてしまうことがままあります。

私、手にやたら汗をかくタイプで、気をつけても手袋がすぐにダメになりやすく、そのたため、比較的頻繁にグローブを洗うことになってきました。
しかし、このステアグローブ、まだ手が臭くなったり(剣道の小手とか、すごいですよね)内側がぬるぬるになったりはしていないので、洗わないまま、いつの間にか3年経ってしまったというわけです。

とにかく、丈夫で長寿なグローブです。
ライディング時の性能としては、他のグローブにゆずる部分の多々あると思いますが、振動の多いV7の場合は、この革の厚さも、長時間のライディングではむしろ武器になります。

値段は8000円、+消費税で、3年前から据え置き。
現行モデルでは、スマートフォン等のタッチパネルを、グローブしたまま操作できるように通電合成皮革を、左右の親指と人差し指の第一関節から先の手のひら側に付けていますね。クシタニのHPでのステアグローブはこちら。

買ったときから気に入ってましたが、丸3年、満足は続いています。
さて、今年は一回くらい洗ってやりましょう。そして、この先、どれくらい酷使に耐えながら手の相棒になってくれるでしょうか。

札幌では、すでにバイクが走り始めています。
私たちのシーズンインも、近づいてきました。

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