2020年11月28日

シーズンの終わり(3)

11月15日、シーズンラストのツーリング。
新篠津村から北村で記念樹を見て、雪のない南方面を目指した。
栗山のコンビニであんまん、肉まんの昼飯にした後は、
さらに石狩平野を南下していく。
 

由仁町、三川と、南下していくと、次第に雪も消えて来た。
三川からJRに近い国道234や、その脇道を使って南下。
川端方面へ向かって、社台ファームにやってきた。



競走馬の牧場である社台ファーム。
馬たちが、思い思いに草を食んだり、緩く歩いたり、時々何頭かで一緒に走ったりしていた。
親子もいるのかもしれない。


馬を驚かせないように、遠くでゆきかぜを停め、写真を撮っていたら、


向こうの方で近づいてきた。
好奇心旺盛だ。
人に嫌な思いをさせられたことがあまりないのだろう。
大切に、愛されて育っている証拠である。

さて、川端から追分へ。
ここ数年、年の終わりの定番となってきている感じだが、追分の丘へ行こう。




丘の上から畑を見下ろす。

雪が降る日も近い。
樹々は葉を落とし、冬の準備も整っている。



遠くの山並みが見える。
中央やや左に三角にぴょこんと頭を出しているのは、恵庭岳だろう。
石狩平野の東から、石狩平野の西端方面を見ていることになる。



さてさて、帰ろう。
東千歳の台地の中を、立派な農道が縦横に走っていて、もちろん一般車も通行可だ。


一本残したシンボルツリーが、大きく育っている。
富良野や美瑛にも多くみられるこうした風景。
ここ、石狩平野でも見ることができる。

人の暮らしがある。

この樹が育ち、枝を延べ、繰り返して百数十年。
その間、ここで耕し続けてきた。
人の、代々の暮らしのシンボルツリーだ。

西へ。

帰りを急いでいたら、田んぼの中に白いものが。

雪ではない。
白鳥だ。




群れでやってきている。
ここでしばらく羽を休めるのだろう。
そしてさらに南へ飛んでいく。




落穂や、釣りの中のムシたちは、渡り鳥の貴重な食糧となる。




何羽かが連れ立って飛び立っていった。
今夜の寝床は、別の所に設けるのか。それとも、食事を別の場所でするのか。


 白鳥はかなしからずや空の青海のあをも染まずただよふ

こう歌ったのは、若山牧水だ。

青い空、青い海、その青の世界の中で、白いまま、世界に染まることなく、ただ、空と海の間を漂っている白鳥は、かなしくないのだろうか。

いや、かなしくはない。
さびしいけれど、染まってしまうよりは、このまま、白いまま、周囲に馴染めないままで漂っていたい。

それが、白鳥であることの宿命ならば、それを捨てて、染まったところで、幸せにはなれない。

いつまでも漂う。

そういう生き方もあるのだ。



2020年シーズンのツーリングが終わる。

COVIT-19の影響で走れなかったシーズンはじめ。
世界も変わり、仕事の様も変わり、
いや、それがなくても、自分も変わり、高度情報化が猛烈に加速していく中で、
自分であることがとても難しいシーズンだった。

今年、走れたことに感謝。
…というのだろうか…、むしろ、安堵を感じていた。
走れるということ。

それが、まだ、自分の手許にあるということ。
身体の中に走りがあるということ。

そのことで、今年はどれほど救われたことだろう。

ゆきかぜとの8年目のシーズンが終わる。

今年もありがとう、ゆきかぜ。
来年も、いっぱい走ろう。

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