仕事を辞め、パートで働くようになって、休日は移動するようになった。
今日、10月13日(水)は休日。天気予報は一日晴れ。
走りに行くことにした。
もう秋もだいぶ進んでしまった。
秋の陽を浴びて色づく樹々が見たい。
朝、4時台に出発することにした。
札幌市のシンボル、時計台。朝4時半は、やはり静か。
気温8℃。ちょっと寒い。
ここはバス停。左手の建物はトイレ。
石碑は、幾春別駅の跡を記念して建てられたもの。
北海道最初の鉄道として明治15年に完成した幌内線は、北海道を築く礎石としての役割を担いながら今日まで大きな使命を果たしてきたが、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法によって、昭和62年7月12日に廃止され、その歴史を終えた。わたくしたちは、多くの先人が血と汗で築き、104年にわたり守り育ててくれたこの栄光の幌内線を永く後世につたえるため、幾春別駅跡に碑を建立するものである。 平成元年10月 三笠市長 能登和夫
かつて、炭鉱で栄えた街だ。
今もバスセンターがある。
こんな時刻に、かなりの数の大型トラックが走っている。
物流は、空いている時間に、無料の道路を飛ばす。
日の出がすっかり遅くなったが、6時を過ぎると太陽も高い。
でもまだ朝の斜めの光を、樹々に投げかける。
気温3℃。
途中から東へ向かい、道道759へ入る。
そのまま北上して、千望峠へ。
上富良野の町は、雲海の中だった。
陽を浴びると、数値以上に暖かく感じる。
朝の冷たい空気と、温かい陽の光。
しばし、峠からの景観を楽しむ。
と、そう思う。
しかし、実際に訪れると、毎回思う。
やはり、ここは別格だ。
盆地生まれで盆地の風景に郷愁を誘われてしまう僕にとっては、
盆地の向こうに山脈が見え、丘を耕す農の風景は、抗いがたい引力を持つ。
人間の生活を実感させる、煙の上る光景も、心に響く。
思った以上に長い時間をせん望峠で過ごした。
もう少し、走っていこう。
(つづく)
樹生さん、こんばんは。
返信削除街がまだ、寝静まっている一枚目に、
樹生さんがずっとそうしてきた、
走り出した時の、気持ちの静寂さまでもが、
写っているように感じました。
三笠市から道道135、国道38から道道759。
その道を、私も地図を辿りながら、
樹生さんが走っていたその気持ちを、思い浮かべていました。
時折立ち止まったその一枚一枚に、
気持ちの清々しさが、伝わってくるような。
走るって、いいな、、と、
樹生さんの声が聴こえてくるような気がしました。
つづきの記事を待っています。
selenさん、ありがとうございます。
削除最初の一枚、
信号待ちで、タンクバッグからカメラを取り出しての
ノーファインダーヤマカンの一枚。
偶然撮れた絵でした。
朝はやはりいい。
そう感じながら、そして真冬並みの装備で来てよかった。
そう思いながら、走っていきました。
走るたびに思います。
「帰ってきた。」
途切れ途切れのUPになるかと思いますが、
何回かに分けて、書いていきたいと思います。
似たような風景は、結構あちこちで見るけど、富良野・美瑛の風景はやはり特別ですよね。
返信削除島下まで出てくる道がイイよね。また千望峠の展望台に降りて来るワインディングも旅感が上がります。
朝早くに展望台から見るのはまた格別です。パッチワークの丘を見ていると、やはりこんな風景は他に無いと
気がつくのですよ。
朝靄に覆われた街を見下ろし、見上げれば十勝連峰の山々、文句無しの美しさです!
いちさん、こんにちは。
削除ありがとうございます。
どの時間帯でも、その時だけの美しさがあると思うのですが、
やっぱり朝と、夕方は、格別で、何か胸に来てしまう。
もう齢を取ってセンチメンタルになっているのかもしれませんが。
朝方、夕方の風景が、好きです。