2021年10月30日

さよなら10月。

先週の日曜深夜、猛烈な違和感で目が覚めると、目が回っている。立ち上がれない。59年の人生で一番キモチワルイ感覚だ。目を開けるとぐるぐるぐるぐる回ってしまうので、目を閉じるのだが、さらに回ってキモチワルイ。
朝まで続き、とうとう朝には嘔吐してしまった。
どうしようもない。
かかりつけの内科医へ。
「内耳性のめまい」ということで、吐き気止め、めまい止め、頭痛薬を出してもらって、這う這うの体で帰り(まさに文字通り!)、薬を飲むと少し楽になった。
めまいはそこから段々楽になり、水曜の夜には、不快感を残しながらも消え去った。
木曜日から仕事復帰。
金曜夕方に通院。経過を報告すると、心配ないとのこと。
金曜日には、不快感もほぼ消えた。
原因を聞いてみると、「…、まあ、老化ですね。…」
なるほど。
今日は完全に症状は消え去っている。


今日も昼、夜と別々の仕事が入っている。パートワーカーはそういう宿命だ。
でも朝だけ、時間がある。天気予報だと、今日は晴れ、明日から曇りになるようだ。
ちょっとだけでも、走りたい。
ゆきかぜを引っ張り出した。


朝、ちょっとだけの走りだ。
いつもの札幌市南区、簾舞の農の風景が見えるところへやってきた。
畑はもう、冬支度が進んでいた。

うん。

これでいい。

さあ、帰ろう。




帰る途中、道端にカエデの樹を見つける。

きれいだ。

明るい朝の光を浴びて、明るく赤い、カエデの樹。



ゆきかぜのツートンカラーと、ツーショットで。

季節は進み、自分の身体の老いも、少しずつ、少しずつ、表面化してくる。
ウェルカム。
受け入れよう。

来年には60代。
バイクとの付き合い方も、60代なりへ、徐々にシフトしていくことになるだろう。

それでも旅を続けるために、今日は走ってよかった。
秋の陽を浴びて、とても気持ちのいいバイク散歩になった。

さよなら、10月。
今年の秋。
また、来年会おう。

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