古平の街を過ぎる。
古平町、群来町地区。現在の厚苫トンネルは二代目。
その手前で、旧厚苫トンネルへ向かっていた旧道が、少し残っている。そこに乗り入れてみた。
秋の空は、ますます高く晴れ渡っている。
遥か南へ、海岸線が見えている。
みんな、断崖絶壁だ。
ろうそく岩が見える。
その手前は、セタカムイの山塊か。
道は半分草に覆われ、今は塞がれた旧厚苫トンネルの入口前で行き止まりになっている。
このトンネルと岬を越えると、積丹町美国だ。
美国を過ぎて山道に入り、野塚で海岸線に出ると、そこは積丹半島の先近く。
二つの岬、積丹岬、神威岬へと向かう道の丁字路に当たる。
今日は積丹岬はパス。
少し走って、神威岬の駐車場についた。
9月20日、連休最終日となれば、緊急事態宣言下でも、車も人も多い。
あまり混んでいたら帰ろう。
そう思いつつ、ヘルメットを脱いでマスクをはめ、ゆきかぜにカバーをかけて、岬方向へ駐車場を歩き出す。
環境を維持するために一人100円以上の寄付を募る箱がある。
ほとんどの人が入れずに通過して行くが、今回は100円入れた。
もともと、神威岬は、地の果て、歩いていくのも大変なところだった。
そもそも、アイヌの人たちの聖地でもある。
いまや、僕のような観光客はコロナ禍だというのに、押し寄せるようになったのだ。
写真の先、左上に向かって上り坂が続く。
海へ向かっているのに、かなりの上り坂。
歩くと汗が出てきた。
女人禁制と書いているが、もちろん今日はそんなことはない。
性別、年齢に関わらず、通れるようになっている。
神威岬の先まではここから徒歩で15分~20分ほど。
久しぶり。
たぶん10年以上ぶりのはずだ。
これくらいの人なら、行っても大丈夫だろう。
岬の先まで、歩くことにした。
(海へ つづく)
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