11月3日、文化の日。
朝、ホームワークをして、気が付くと10時半だった。
天気は曇り。気温は…、おお、けっこう暖かい。
今日は夜に仕事あり。
もう出かけるには遅い時刻だけど、今日を逃すと、もう秋は走れないかもしれない。
行こうか、少し。
そそくさと準備して、出発したのは11時だった。
いつもの簾舞に来た時には、11時半を回っていた。
いつ雪が積もってもおかしくない。そんな風景だ。前方には厚い雲。
大丈夫、雨合羽は上下で持ってきている。
出がけに調べた中山峠は、路面ドライ。気温6℃、路面温度7℃
凍っていない。雪もない。今日が、中山越えのラストチャンスか。
途中、ちょっとでも怪しいと思ったら絶対に引き返す。
そう決めて、行けるところまで行くことにした。
峠までは大丈夫だった。
峠から羊蹄山は全く見えず、いや、霧がかかり、遠くは何も見えない。視界は400mはあるだろうけれど。
峠の頂上付近で上下とも合羽を着る。
少し下ると、かなり降られた。
雨。
冷たい雨。
冷たい雨に打たれながら外で遊ぶなんて、とても贅沢だ。
峠を快調に下る。
下りきると、雨はやんでいて、霧もなかった。
喜茂別の路面はドライ。
全く降っていないようだった。
さあ、もう少し行こう。
ああ、やっぱり来てしまう。
ほとんど落葉して、わずかに残った紅葉は、鮮やかな赤もあるが、多くは茶色になり、病葉(わくらば)といった風情。
中に緑の葉も交じっている。
きっと昨日か一昨日が最高のピークだったろう。
路面は落ちた葉で一杯だ。
濡れたところはとても滑るので、ペースを落として、ゆっくりと。
結局、西岸の湖畔を一往復半走ってしまった。
曇り空。
時折、雲の切れ間から光が差し、風景を輝かせて消える。
午後2時も回っている。
さあ、帰ろう。
中山峠が冷える前に。
冬枯れの色に、山は衣替えを終えている。
光がとおり過ぎる。
中山峠方向は真っ暗だ。
降る前に。
一度脱いでいた雨合羽を、再び着る。
峠を越えて、帰るんだ。
今シーズン最後の、洞爺湖。
うん、来れてよかった。
ゆきかぜ、快調。
雨でも、軽快にトロットを決めて見せた。
モンベルのレインウェアも、完璧だった。
とても豊かな、休日になった。
樹生さん、こんばんは。
返信削除晩秋の風景の中にも、走ることを楽しむ姿が、
目に浮かんできました。
>冷たい雨に打たれながら外で遊ぶなんて、とても贅沢だ。
この言葉に、とても魅かれました。
あぁ~樹生さんらしいフレ-ズ。
そしてそう思える気持ち、自分にもとてもよく分かるのです。
どんなときも、どんな天気でも、そのときどきがあるから、
今そのときを積み重ねながら、いつもでも走っていたいと思えたりですね。
selenさん、こんばんは。
削除晴れていたのに、ツーリング先で雨に打たれる。
そんなとき、やれやれと思いながらも、ニヤッとしてしまう。
そういう瞬間も好きですし、
合羽に雨がバチバチと当たる音と感触も好きだったりします。
雨が降ってきたら建物の中に入るのが基本なのに、
雨に打たれながらずっと走り続けるなんて(それ以外旅先では方法がないんですが…)
いいですよね。
今回は、防水、防寒がしっかりしていたので、ますますでした。
だんだん、齢とともに、準備だけはいろいろするようになってきました、