2022年2月10日

【MOTOGUZZI V7】コーナリング性能ショートインプレッション 



MOTOGUZZI V7 ゆきかぜ号は、2013年型ですが、イタリアでの発表は2012年秋。
2012年型なのか、2013年型なのか、実はよくわからないところではあります。
およそ10年前のV7。現行モデルは850㏄エンジンになり、リヤタイヤも幅150㎜。フレームも強化されて、2013年型のように、120km/hくらいでコーナリング中に路面のギャップを超えると、フレームが負けて揺れ始めるということも、なくなっているんじゃないかな…なんて思ったりします。(誤解なきように、公道上の話じゃないですよ。)

さて、僕のゆきかぜ号には、ABSもトラクションコントロールも付いていません。
タイヤもバイアスタイヤ。幅も前100㎜、後ろ130㎜。今の基準で言うと、とても狭い。
1980年代前半までの400㏄のタイヤの幅ですね。
フレームも先述のように、やわい。
じゃあ、ワインディングで頼りなくて面白くないかというと、決してそんなことはなくて、
安全な範囲内でなら、面白さはとても大きく、操作実感もあり、運転が楽しいバイクです。

そういうと、そういう雰囲気バイクだと思う人もいるかもしれません。
そういう側面もありますが、実はこのバイクの、狭い峠道での戦闘力は、決して侮れない。
ただ、それを十分に発揮することは、昨今のコンプライアンスの向上により、不可能に近くなりました。

まあ、その前に、ライダーの僕が老化により、または分別がついたことにより、飛ばせなくなっということもありますけれど。精神的にも、技術的にも。


でもゆっくり、大人しく走っても、その片鱗は、わずかに感じることができるのです。
そう、細いバイアスタイヤは路面をつかみ、バンク角は十分に深い。

今日は、最高に開けやすいエンジンと、操作性抜群で、実はかなり強力(フル制動の力は凶力に近い)なブレーキの話は、なしにしましょう。

おだやかな走りの中に、にやりとするものがあったなら、あなたも相当なくせものですね。

2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    今日の関西は天気も良く、路面の心配なく美山まで走ってきました。
    走りながら、樹生さんの動画を思い出していましたよ。
    リーンも軽快、そして安定していてスムーズ。
    「こんな感じ」と仰っているV7のハンドリングの素直さ自在さが伝わってきます。
    「体重をINに入れることで、もうひと寝かせ」。ニヤニヤしながら拝見しています^^

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    1. HiroshiMutoさん、ありがとうございます。
      美山までのいつものルートですか、楽しそうですね。
      冬の晴天の下の走りは、キンとして気持ちがいいですね。
      広島に住んでいた頃を思い出します。
      私も春を待ちながら、今シーズンの計画を、
      立てて行きたいと思っています。

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