「今日しかない!」と思い、V7Special(ゆきかぜ号)を買った、バイクショップ、『ズーム』さんへ電話する。
「今からオイル交換行ってもいいですか」
電話の向こうは少し驚いたような声の表情だったが、すぐに笑って行った。
「いいですよ。」
早速おじゃまして、オイル交換をしてもらった。
3331km走行。
前回のオイル交換から約1680km走行。
IPONEオイルの中の馴らし用の鉱物ベースオイルM4を入れてもらっていた。
そのオイルの交換時期を迎え、いよいよここからIPONEの本領、100%化学合成油を入れる。
ズームさんが選んだのは、IOPNE『Road Twin』。低回転からトルクを出すタイプの空冷2気筒、特に狭角タイプ(…ということは、あからさまにハーレーターゲットなのだけれども)に向けたオイルである。
ズームさんによれば、ハーレーなど、狭角Vツインでピストンピンを共有する場合、位相の関係から、Vバンクにある二つのシリンダーとも、外側の方があたりが強くなるのだそうだ。
だから、シリンダーの中では、そこからエンジンが痛み始めるのだが、この『Road Twin』はその偏摩耗を防ぐ働きがあるという。IPONEオイルのフランス本社で、徹底的にハーレーを研究し、テストを重ねて作られているからだ。
IPONE自身のHPの説明によると、
低回転からパワーとトルクを出す大排気量のV型エンジン(特に狭角V型エンジン)に最適な最高級合成オイルです。ということだ。
エンジンとプライマリーチェーンの潤滑油として使用でき、特にV型エンジンの省燃費性能及び潤滑性能に優れています。
IPONEオイルについては、以前の記事(「500km、初回オイル交換。」)で、詳しく書いた。
KTMワークスでの使用、パリダカ優勝など、条件が過酷になるほどに優れた能力を発揮し、性能も素晴らしいが、その耐久性、信頼性は、僕も身を以て感じている。
以前の愛車、GPZ1100が12万キロ、一度もエンジンを開けることなく、しかも、それほどパワーダウンもなく、12万キロに迫る時点でも1万1000回転まで淀みなく吹け上がるエンジンコンディションをキープできたのは、新車時から6万キロまで丁寧に愛情込めて見てくださった、広島の『カワサキショップキティ』さんと、そして『ズーム』さんのおかげであり、IPONEの能力の高さにも大きく負っているのは疑いもない。
ズームさんのお客さんには、ホンダのスーパーブラックバード(=CBR1000RR)で、積算走行距離があと1500kmほどで19万kmに届く人もいる。
しかも、その人、めちゃくちゃ速くて、とにかく走る(札幌から知床日帰りとか平気でしてたらしい)人なのだ。
僕のGPZ1100も、10万kmを過ぎてもツーリングではリッター20kmを越え、22とか、条件が良ければ24kmくらいはいつも走れていた。(街乗りオンリーで17kmくらい)
とにかく高性能。それは体験上、自信を持って言える。
さて、今回入れてもらった『Road Twin』は初体験。
どんな感じになるのか楽しみだ。
オイルを入れてもらって家への帰り道。
すぐ感じたのは、振動がまるく、というか、まろやかになって、カドが取れた感じになっていることだった。
燃費性能、高回転時のフィーリングなどは、おいおいレポートしていきたい。
…が、その前に、もうすぐ雪が降って北海道のバイクシーズンは終わるのだ。
シーズンが終わる前に、少しでも走りたい。
冬になるまえの風景を見に行きたいし、リヤのスプリングプリロードの調整もいろいろ試したい。
慣らしを終えての高回転高負荷でのコーナリング特性も試したい。
…しかし、それらも、もしかして、来シーズンになるかもしれない。
会議のあった建物から見下ろした、札幌市中心部、ビルの角に大きなハルニレの樹が立っている。ビルの5階分くらいは優にある高さ。老木ではないが、「開拓」前の森時代からの生き残りか。どんな景色を見続けてきたのだろう。 |
今日は朝から夕方まで会議。明日も会議。
休めない日々は続くのだ。
今日の分の会議が終わって、大通りにでると、テレビ塔がライトアップされていた。大通り公園は樹が多い。街と樹とが、一緒に住んでいる。すっかり暗くなるのが早くなって5時前というのに、この暗さ、でも、樹と街の組み合わせは、どこかほっとさせてくれる。本当に北海道の原始の森の中は恐ろしく、樹のない街は息苦しい。 |
樹生さん
返信削除おつかれさまでした。
お休みなく、お疲れ様でございます。
わたしも今日はお仕事でした。
お仕事の大切さと、身体が重くなる寒さと
それでもバイクと走りたい気持ちと
足して2でも3でも割れないこの気持ちを
どうしrくれようかと思いつつ、
週末の夜をパソコンの前で
過ごしています。
とりあえずしょうがないので
今日届いたクシタニのウインターベスト着て
仕事しております。。。
kaoriさん、こんにちは。
削除kaoriさんも忙しいですね。
やっとオイル交換し、なんとか一応の馴らし運転の終了にこぎつけました。
走りたい走りたいと、つぶやきながら、忙しさに追われ、重い身体を引きずる毎日です。
今日も会議です。
今日は3時頃終わる予定なので、東急ハンズへでも寄ってみようかと思っています。
通勤バッグが、もう、ぼろぼろなんです。
クシタニのウィンターベスト、K1616ウィンドストッパーでしょうか。
防寒ウェア、昔から見ると、本当に進歩しましたよね。
きっと軽くて暖かいのだろうなあ…と、想像しております。
樹生さん おはようございます。
返信削除休日出勤 お疲れ様です。
街をあるいてて、カバンを持って
ちょっと疲れて背中に哀愁なんか感じたりする
おじさんをよく見かけます。
でも、このお父さん方が実は今の日本を支えて
いるんだな~と思ったりします。
そりゃあ、たまの休みバイクに乗っていただきたいです。
クシタニのウィンターベスト、そのとおりK1616です。
同じ色柄ですが、レディースがあったので、ネットで買いました。
インナーでクシタニらしく縫製がしっかりしてて、
しかし身体のラインを考えられていてよくフィットします。
軽く暖かいです。ほんとウェアには隔世の感があります。
ワタシはオイルの銘柄など全く無知で、いまもどの銘柄
が入っているかも知りません。
オイルが潤滑と洗浄を行っていることはネットで調べて
理解しました。
エンジンにあったクオリティの高いものは潤滑も洗浄もよいので、
当然エンジンにもいいはずですよね。
ワタシは春にオイル交換だから、銘柄についてもすこし
関心をもつようにしてみたいと思ってます。
kaoriさん、こんにちは。
削除休みなくてぼろぼろだったんですが、今日(11月4日)は、出勤予定だったのがなくなり、休日となりました。
もしかして最後か?と思いながら、急遽走ってきました。
やっぱり走るのは気持ちいいです。
ウェアの進歩は本当にすごいですね。
18年まえの防寒ウェアの私は、着ぶくれしてもこもこになってしまいました。
オイルは機械との相性もあり、ショップそれぞれに考えもあって選んでいるようですね。
私の場合は、ズームさんの推奨するIPONEを入れています。性能的にとても満足しています。
kaoriさんもW3ライフ、整備もご自分でなさって、直しながら走る、僕らの若い頃のバイクライフスタイルを思い出しています。ブログ、楽しみに拝見しています。
私のXB12Rにもズームさんで購入した『Road Twin』が入っていますよ!プライマリーにも使えるので重宝していますがTRANS4も気になっています。
返信削除某Yさん、こんにちは。
削除ビューエル!ですね!ああ、きっと走らせてすごく楽しいのでしょうね。
TRANS4、IPONEブランドのレース用最高級オイルですが、ツインでも問題ないとのズームさんの言葉でした。
高負荷、高回転時の連続に耐え、最高速も伸びると、これはレースで使用した長嶋選手からの報告にあるようです。
僕のV7の場合は、7000rpmでリミッターが効いてしまう(絶対にオーバーレブさせないというモトグッチの親父たちの強い意志を感じます。まだまだ回るエンジンだと思うのですが)ので、「TRANS4」はもったいないかな…という感じです。『Road Twin』今日(11月4日)ちょっと走ったのですが、かなりいいですね!V7と相性ばっちりのようです。また、記事でレポートします。